Princess Arthur(PSP) 6.マーリン &総括
cv:置鮎龍太郎
代々城に仕えてきた伝説の魔法使い。
強力な魔力と全てを見通すかのような
言動で主人公を導く。
一方で、からかったり口説いたりと、
セクハラな態度も多い謎の男。
色っぽく絡んできては、のらりくらりと
交わしてくる、なかなか読めない御仁でした。
でも、オッキーだからか魅力的でしたねー(*^^*)
この人、一体、どのくらい生きているんでしょうね?
代々仕えてきたって、何代くらいなの?
不老不死なの?.....半妖って事でしたが、
その辺はよく分かりませんでした。
不幸な生い立ちを知り、彼が拒むのも
分かる反面、すっごく長く生きてきた割に
重さとか深さが全然感じられなくて。
結局、アルの想いと心の強さに観念せざるを得ない、
って感じでした。
心を許してからのベタベタ度は凄かったし、
とっても甘かったし、可愛くもありました。
ただ、魔法使いとしてもう少し活躍して
欲しかったかな~って思います。
ヒロインの危機的状況も、他のルートよりは
薄めに感じたし。
ここでは、前王の姉・モルゴースの
想いの強さがハッキリ明かされた感じの内容でした。
どのルートでも、弟王への想いを熱く語ってたけど、
それが、ここで帰結したって感じでしょうか。
にしても、我が強すぎよね。
あと、アルの兄のケイが、モルゴースといやに
親密な雰囲気を醸し出していたけれど、
あれって結局、なんだったんでしょうね?
そこが描かれなかったのが、ちょい不満。
モルゴースがケイを傀儡にして、兄が妹を
襲うとか、そういう悪企みしてるんじゃ?って
思ったのに、全然そんな事無かったし。
***** 総 括 *****
面白かったけれど、思っていたより短めだったかな。
初回は、それなりの長さだと思うんだけど、
半分は共通で、殆ど既読スルーとなるので、
後半のみだから、あっという間だったように感じます。
題材としては、なかなか良かったと思います。
アーサー王の伝説を元に、聖剣に王として選ばれたのが
城下に住む少女。。。
そんな彼女が突然、王として円卓の騎士たちを従え、
何も分からないまま、色々な事をしり、学び、
王として成長していく。
そして、その過程で恋愛も..........。
攻略さん達も、個性豊かでそれぞれ味があり、
苦難に遭っても前向きに頑張るヒロインにも
好感が持てるし。
ただ、ちょっと浅いね。
表面的って言うか。
問題解決への過程が簡単だし、ものすごーく
大変な目に遭っているのに、深刻さが無いって言うか。
それと、終わり方も呆気ない。
攻略さんとのハッピーエンドで、ラブラブな
シーンで終わりって、なんか尻切れトンボな印象。
二人が結ばれた後の、周囲の反応や状況、
そして、その後どういう風にやっていくのか、
そういった道筋的な事を少しは匂わせて
終わって欲しかったなぁ~と思いました。
折角、壮大な感じの題材なんだし、
王なんだし。
王としての成長物語が中途半端に終わって
しまった感じなのが物足りなかったです。
キャラさん達は、全員終えて、一番好きなのは
ガウェイン@紀章さん、かなー。
ちょっと脳筋っぽいけど、まっすぐなのが
私は好きでした。
他は結構、捻じれてるよね.....(;^_^A
ガウェイン>マーリン>ガラハッド>ランスロット>
モードレッド>トリスタン
かな~。
でも、サブきゃらの、平川さん演じるボールスが
結構、好きでした。
彼を攻略メンバーに入れて欲しかったですね。
システムは普通かな。
2013年と古いので仕方ないけど、選択肢ジャンプが
無いのが辛い所。
でも、デフォ呼びあり、なので、そこは良かった。
おまけで追加のCGが沢山あり、また各キャラに
ショートストーリーが2つずつあって、
充実してたと思います。
その他の所のショートで、この物語の本当の
真実みたいなのも描かれていて、
なるほど、面白かったです。
重そうなテーマの割に、あっさりとしてるので
気軽に楽しめる作品かな、と思いますね。