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楽園男子(PSP) 7.成宮光栄 &総括

f:id:narico555:20190616124420p:plain cv:杉山紀彰

 

いつも優しく見守ってくれる王子様的存在。

テニス部のマネージャーに主人公を誘い、

頑張る彼女に惹かれている。

明日那とは同じクラス。

 

この人は、最初から優しいし、爽やかな

好青年って感じです。

年齢相応な可愛らしさとカッコよさが

良いバランスで立ってる感じで、声の

杉山さんの演技も、キャラの魅力を引き立てていて、

心惹かれるキャラクターでした。

 

ただ、優しい男にありがちな優柔不断さが..........。

 

前半は、とっても良い感じです。

かなり最初の方から好意を示してきて、

どう見たって、好きだろ!!って思える言動。

だけど本当に明日那ってニブチン。

ここまで鈍い女を相手にしてて、苛々しないのかしら?

全体的に言える事ですけどね。。。

 

でもまぁ、前半はなかなか良い感じでしたが、

松嶋くんルートで予想がついた、入院中の

1年生女子マネが戻ってきてからが、酷かったですね。

丘野兄妹、サイテーですね。

キャンディキャンディのテリーのケースか!?って

思っちゃいましたよ。。。

今の人たちには、分からない例えだと思いますが。

つまり、古臭い設定ですよね~って事で。

 

こんな臭い脅しに、キッパリした態度を取れない

光栄にはガッカリでした。

負い目を感じすぎだし、その相手の負い目に

つけ込んで無理やり束縛とかさ。

誰も幸せにはなれないし、虚しいだけなのにねぇ。

でも、こういう女、やっぱりいるのかね?

高校生のうちからこれじゃぁ、先が思いやられる。

 

勿論、ハッピーエンドでは、そういうしがらみを

断ち切ってはいたけれど、それはお互い、なので、

相手がそうじゃなければ、ズルズルと流されてしまう、

そんな弱さを含んだ優しさを持つ光栄君.....。

先々も私としては不安が残る相手ですねー(^▽^;)

 

 

***** 総括 *****

 

これで、全員終了です。

 

元男子校で、2年生以上は男子しかいないって

学校の2年のクラスに転入してきた、明日那ちゃん。

だからこそ、女子にとっては楽園?

可愛い子みたいなので、周囲からチヤホヤされる感じ。

 

でも本人はコミュ章っぽくて、他人と話すのが苦手。

イトコの幸兎が発明した、会話を補助してくれる

アイテムを使いながら頑張る明日那ですが、

大人組2人は、奥手過ぎる明日那には

ハードル高すぎって印象でした。

自分的には、それなりに良かったと思うのは、

やはり学生たち。

同級生組と生徒会組ですね。

大人組の二人には、いいように弄ばれた感が強い。

何にも知らない無垢でニブチンのヒロインは、

結局彼らに流されるような形だったなぁ~って

思うばかり。自分らの気持ちや都合を

押し付けるばかりで振り回されてる感、半端ない。

 

お話は、全体的には面白味がある内容でした。

ただ、全ルート、共通部分が非常に多いので、

このドラマを面白いと感じられるのは初回くらい。

2周目からは、殆どが既読スルーなので、

回を追うごとに退屈度が増してく感じ。

 

特に2人1組で作られているので、

後にやった方は一層、スルー率が高い。

やってる事は、人が入れ替わっただけが殆どなので。

勿論、個別の事情も絡んでくるわけだけど、

そういう部分は全体から見れば、本当に少なくて。

でもって、各人、エンドが5つもある。

ハッピーエンド以外のエンドは、最後の終わり方が

唐突で、尻切れトンボな感じなので、正直意味不でした。

分岐点が早めなだけに、エンド回収するにも

長いスルーを辿らないとならず、その辺、疲れました。

 

TAKUYOさんらしい個性は、なかなか面白いんですけど、

金太郎飴色が強いので、攻略さんが7人もいるだけに、

後半はウンザリ気味でした。

でも、攻略順としては、自分的にはこれで正解でしたね。

大人組を間に挟んで良かった。

正直、この2人を終えた時点で、やめようか、って

気持ちが湧いたほどでしたが、残ったのが大好きな

お二人だったし、内容的にも良いキャラだったので

学園恋愛ものとして、楽しめたと思います。

 

でもまぁ、ヒロインがね。

可愛い子だけど、あまりにもニブチン過ぎて。

相手からの言動に、”気のせいだよね”とか、

”きっと、〇〇だからだろう”とか、

からかわれてる、とか、わざとなの?

ドキドキする以前、って感じ。

相手の言動の理由を考える事が殆ど無い。

もうちょっと、ヒロインの方もドキドキを

感じてくれたら、こちらももっと楽しめたのに、

って思います。

 

システム面は、古いゲームなので、仕方ないのかな。

デフォ呼びではありません。

あと、BGMとかの音量を調節できるんだけど、

一番小さくしても、まだ大きい感じでした。

セリフと被る時に小さくなるって事もないので、

セリフが聞き取りにくいシーンが結構ありました。

 

それから、攻略の助けとなる2つのアイテムも

幸兎をやらないと入手できないとかなので、

最初にやらないと入手できず。

まぁ、攻略サイトを利用されれば必要ないけど、

このせいで、初回のルート選択が決まってきちゃうわけで。

共通部分が多いから、初回が一番面白く感じられるので、

好きなキャラからやりたい人にとっては、

あまり嬉しくないな~って思います。

 

で、ビーストアイテムを入手すると、攻略さんの

心の声が追加されるわけですが、これが思ったより

少なくて、ガッカリだったな~。

エンディングも、どこか中途半端な感じだったし。

学園内のクラスメイト達や嵐先生は、面白い反面、

鬱陶しくも感じられました。

特に嵐先生のシーンはくどすぎ。

あまりにも個性的過ぎてついていけなかった。

この辺の比重を減らして、個別は個別として

独立していれば、もっと面白かったのにと思います。

 

二人で取り合い、みたいな内容で、それはそれで

面白かったし、うま味もあったけれど、

二人一組でほぼ内容が被ってるのは残念でした。

 

イチ推しは、松嶋総士緑川光 かな。

まぁ、一番オーソドックスだったので、物足りないと

感じる人もいるかな。自分的には光さんだったのが

大きかったかも.....。

 

作られた年代を考えれば、それなりだったかと。

安く購入できたので、まぁまぁ楽しめた、と

いうことで。