narico555のブログ

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レンドフルール(N/S) 4.ルイ

f:id:narico555:20190514100952j:plain cv:浪川大輔

 

南国カンパニュールの騎士。22歳。

妾腹の王子として自由気ままに生きてきた。

「理想の王子様」を具現化したような青年だが、

表面からは伺えない深い倦怠感に溺れている節がある。

 

いつでもやる気が無くて、生に執着が無く、

退廃的なこの人とのルートは、とても興味が

湧いていたのですが、いざ始めてみると、

何ていうか、、、痒い所に手が届きそうで

届かない、妙な焦燥感と言うか、

喉に刺さったホネが取れそうで取れない感じ、

と言うか、結局のところ、よく分からない内容でした。

 

私の頭が悪いんだと思います。

あと、感性が鈍いとか?

 

この人の背景はよく分かりました。

人と本気で恋愛できない性質なのも分かりました。

 

にしても、だ。

 

それ以前に、冷たすぎじゃないの?

 

冷静に世界を見つめて理解し、このままでは

先が無いのを把握しているのは当然だし、

彼の考えは、オルフェが訴えていたことと

同じなんで、その辺は共感したんだけど、

その後の彼の考えは、あまりよく分かりませんでした。

 

結局、どうしたかったの?

何がしたかったの?

求めないと言いながら、あれこれと行動した

その真意はどこにあるの?

 

ずっと、そう思いながら、最後まで分からなかったですね。

 

彼とのやり取りは、まるで禅問答のようでした。

そう感じました。

だって、ほんと、分からないんだもん。

 

求められたくないなら、最初から誘惑めいた

言動、しないで欲しいですよね。

相手は、何も知らない純粋無垢な乙女なのに。

それで好きになったら冷たく突き放すんでしょ?

レーヌの騎士なら騎士らしく、色事めいた雰囲気を

含めないで欲しい。存在そのものが婀娜めいてるんだし。

 

結局、彼に振り回されたヴィオレットだったように

思ったのは、私だからでしょうか?

 

最後の最後、ルイの蝶である裏波の、ルイを

叱咤するようなセリフはグッときました。

何考えてるか分からない、皆からイマイチ

信用されていない風の裏波でしたが、

根はイイ奴でしたよね。

 

忠誠エンドは、どの人もバッドっぽい終わり方だけど、

この人の場合、ただただ自分が終わりたいだけって感じで、

これのどこが忠誠なの?って甚だしく疑問でした。

自己犠牲を装った、自己救済の極致のように思えました。

 

ラブエンドの方は、エピローグでのヴィオレットが

まるでルイに意趣返しでもしてるような印象で。

立場が逆転した感じ。

いい気味って思っちゃいました。

とは言え、真の意味で2人が熱く結ばれるまでは、

まだまだ時間がかかりそうな終わり方で、

他ルートに比べると、スッキリ感は乏しかったかな。

精神的にとても疲れたルートでした。