narico555のブログ

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片恋コントラストーway of partingー 第一巻(PC)

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http://www.otomate.jp/triangle/contrast/

 

中高一貫校である冠咲かんざき学園に通う橘川冴子は、
この春から高等部へ進級。

これまで恋愛とは程遠い生活を送ってきたが、
大好きなラジオ番組のパーソナリティ・アルカンジェ舞渡華の言葉がきっかけで、
『初めての恋』を経験する。
恋することの楽しさ・喜び・幸福感を知ると同時に、
不安・寂しさ・切なさも味わい、
その初恋はやがて終わりを迎える――

「恋なんてもうしない」
そう誓った冴子の傷付いた心を癒したのは、
皮肉にも『新たな恋』の始まりだった。
しかし、また恋をすることに
前向きになった冴子の心を、初恋の相手が再び揺り動かす。

『忘れられない過去の恋』『失恋の傷を癒した未来の恋』
この二つが同時にやってきた時、
あなたは最後にどちらを選びますか?

 第一巻は、同級生×主人公×同級生。

早朝の庭園でハリネズミを追いかけている時に

出会った、同じクラスの椎葉亜樹那と、

亜樹那と幼馴染みで綺麗な顔したモテマンの樫永和兎。

 

f:id:narico555:20181028074040j:plaincv:緑川光

冴子のクラスメイト。マイペースな変わり者で、
良い意味でも悪い意味でも正直者。
『新発売』と書かれたお菓子なら、
たとえ不味そうでも無条件に買ってしまう。
幼い頃からサッカーを続けており、
高等部から入学した冠咲学園でもサッカー部に所属。

f:id:narico555:20181028074151j:plaincv:日野聡

亜樹那の幼馴染。穏やかで誰にでも優しく、
怒ったりすることは滅多にない。
空気の読めない亜樹那の言動をフォローすることも。
亜樹那と同じく、高等部から冠咲学園に入学する。
文芸部に所属し、小説を読んだり書いたりすることが趣味。
体力があまりなく、すぐにバテてしまう。

 

こんな二人のキャラ相手の恋物語

内容は普通の乙女ゲームのように、

其々の攻略ルートで攻略していくって形とは

ちょっと違って、1つの道筋で、好感度によって

どちらかとのイベントが発生して行き、

道筋としては1本道。

 

序章ー初恋編ー傷恋編ートライアングル編と、

進んで行って、最後は好感度の高い方と結ばれます。

この大筋は決まり事なので、そこは好感度に

関わらず、亜樹那に恋して振られて、

和兎と近づくけれど、いつまでも亜樹那が好きで

忘れられない..........。

この辺での、亜樹那や和兎との好感度によって、

イベント発生が所々変わっていくけれど、

基本的には殆ど同じです。

 

システム的に、道すじや好感度が確認できるし、

好感度が上がる選択をすると、音がなったり

画面に現れたりするので、基本的な攻略は

難しくないし、親切だったと思います。

ウダジョさんの絵は割と好きなので、

綺麗だったし、CGが各人11枚(差分なし)は、

枚数的には少なくない印象だけど、プレイしてると

ちょっと物足りない感。

初恋なので、表現は抑え目と言うか、

ちゃんとしたキスシーンは無いです。近い感じで。

まぁ、それは全然良いんですけどね。

 

主人公の橘川冴子は、過去の経験から人との

関わりを極力避けて一人で目立たないように、

そして寄せ付けない為に変人を装ってる女の子。

私は孤独を好む臆病な彼女には、結構共感する部分も

少なく無かったので、普通に共感できました。

後ろ向き傾向にあるので、苦手に思う人もいるかも。

 

そして男子二人ですが。

メインと思われる亜樹那は、好きになれませんでした。

緑川さんだってのにね.....(;'∀')

最初はとにかくウザい。勝手に強引に友達になられた、

って感じ。人の話をよく聞かず、彼の勝手な思い込みで

友人にさせられた感が強かった。

明るくて面白くて楽しい子だけど、ちょっと幼稚な印象。

そして、彼女を作る気が無いくせに、女の子相手に

距離を詰め過ぎ.....。

最初に絶対に恋情を抱かないって互いに確認したとは言え、

考えが浅いと言うか、異性なんだから仲良くても

距離感は大事よね。

これだけ寄ってこられたら、友情から恋愛感情へ

シフトしちゃうのも自然の道理だし、この片思いの

辛さは似たような経験をした身としては、同情しました。

 

そして、どう考えても亜樹那も同じ気持ちだろうって

見てて伝わってくるのに、告白されて振ってくる。

更に、親友の和兎と付き合うように勧めてくるって、

サイテーだよねー。

付き合えない事情があるんだろうと察せられるけど、

そして、その事情は後半に分かるんだけど、

分かったところで、彼の行為には全く共感できません。

 

親友の和兎も、表面的には穏やかで優しい

モテ男だけど、本音は違うことを知った冴子.....。

亜樹那に振られた冴子と、彼を忘れる為に

恋人のフリをしようと提案してくるんだけど、

何か思惑がある様子。理由は明かしてくれないけれど、

まぁ大体、予想通りでしたね。

でも、そんな始まり方でも、段々と本気になって

いくわけですが。

 

二人の、個性も見た目も違うカッコイイ男子と

恋愛模様を綴れるのは、面白かったし楽しかったです。

特に2周目は、男子視点のお話が挿入されて、

男子達の内面がよく分かって良かったです。

 

でもねぇ..........。

後半、トライアングルからかなぁ。

なんかスッキリしないわ~。

まぁ、全部終えてみて思うのは、

この二人の男子は、酷いヤツらって感じ?

とにかく勝手だと思います。

亜樹那は自分の価値判断とペースで自己完結

してしまっていると言うか。

そして、そんな亜樹那と対抗するような和兎も、

結局は、やっぱり勝手ちゃん。。

二人して冴子の気持ちを無視して、

相手の為、相手の幸せの為とか言って

勝手に相手に譲り合ってるっていうか。

馬鹿じゃないの?って思うばかりでした.....。

 

友達の眞泉さんが、冴子の事を

『男の趣味が悪い』と指摘してたけど、

全くもって同感ですね。

それに、あそこまで亜樹那が好きなら、

和兎に、忘れるためと言われても

恋人のふりとか、しないでしょ。

 

最後もね。

いきなりの展開過ぎて、ちょっとついて

いけませんでした。

 

このゲーム、バッドエンドが無くて、最後は

好感度の高い方とくっつく為、初回は後半押してきた

和兎が、亜希那を少し上回った為、和兎エンドに

なったのですが、好感度が拮抗していた為か、

途中のイベントが未開放になってたりしてて、

だから一層、直前までの流れでは亜希那に

なりそうだったのに和兎で終わって

すっごい違和感でした。

個別イベが未開放の場合、どちらとも

くっつかないとか、もう少し捻りが欲しかったです。

 

2周目は、好感度に大差を付けるようにして、

亜希那と和兎、其々のイベントを全開放して

ちゃんとしたエンディングを迎える事ができましたが。

エンディングの内容も、最初より濃かった感。

ちょっと差はあったけど、分かりにくいです。

まぁ、しょうがないか。

攻略的には簡単な部類ですしね。

 

二人の男子、どっちもどっちな感じだけど、

自分的には和兎の方に軍配かな。

亜樹那は拗らせ過ぎだし、好きな女子を

自分で幸せにしたいって思わない男は願い下げです。

散々傷つけられたし、振り回されたって内容でした。

 

二巻、三巻のキャラ達も登場して、少し絡んで

きてましたが、二巻の年下と先輩は、興味が

引かれませんでした。

三巻の先生と転校生はちょっと興味があるけれど、

基本的に一巻と似た設定と流れになるんだろうと

思うと、興味半減..........。

2人しかいない攻略キャラで、それぞれの

単独ルートがある訳でも無く、プレイ時間も

トータルしても短いのに、お値段高すぎ.....。

6人分だと1万3千円近い..........。

それで振り回される恋模様では、気が進まないかな~。

 

最初は全部予約購入しようかと思っていたのですが、

二巻、予約しなくて良かったと思います。

一巻をプレイしてから購入を決めようと、

急がなくて良かった。

三巻も買わないかな~。

統合されたものがスイッチに移植したら

買うかもしれませんが、こういうお話を三話続けて

プレイしたらウンザリするかも.....とか思うとね。。。

 

学生時代の切ない片思いとかを思い出して

割と楽しめたんだけど、また時間を置いたら

やりたいな、とは思わないゲームでした。

売るか、あげたいです..........(^▽^;)

夢中になって一気にやったんですけども.....(;^_^A