narico555のブログ

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NORN9 LOFN ノルン+ノネット(N/Switch) 9.吾妻夏彦 &Epilogue

f:id:narico555:20181013144719p:plain  cv:小野大輔

 

ある理由から、ノルンに乗る能力者たちの

命を狙う。

機械に強く、発明が得意。

 

f:id:narico555:20181005151608p:plainカップリングは深琴

 

ずっと船を襲撃してきていた人物で、

結界の力を持つ深琴を利用しようと

彼女だけを手に入れて他の能力者は

全員殺すのを目的としていたので、

かなりキツい内容なのかと思ってましたが、

意外とそうでも無かったですね。

 

深琴の男に対する免疫が無いのもあるけれど、

それにしても、夏彦への激しい抵抗ぶりは

笑える程でした。

そんな彼女に、戸惑いたじろく夏彦にも

笑えたし、そんな彼が、実は割と

優しい人なんだろうと思わせてはくれましたが。

 

目的の為には手段を選ばない、ちょっと硬い

思考回路ぶり。それが深琴とのふれあいで

考え方を改めていくようですが、ある事故が

きっかけで記憶を失った彼が見せた

彼の本質的な姿はステキでした。

記憶は間もなく戻るのですが、これを機に

まるで別人のような変りぶり。

その前から、深琴には惹かれていただろうと

察することはできたものの、まぁ、深琴と

似て素直じゃなかった訳ですが、この事件後は、

驚くほど素直に気持ちをぶつけてくるし、

何よりなんか、落ち着きが出てきて

大人な男性っぽい印象が強くなった気がします。

そんな後半の夏彦は、ステキだったし、

良かったな~と思います。

 

そして、全員終了後のエピローグ。

最初に登場した、小学生の少年、鈴原空汰。

この少年の存在の理由が明かされたルート。

プロローグから一気にエピローグに入り、

ノルンの空の旅での粗筋的な流れで空汰視点で

進み、全体の補完的な印象でしたが、なるほどでしたね。

何人かプレイする中で、空汰の真実のようなものは

凡その予想をしてましたが、近かったかな、と

思います。

ただ、旅人さんの背景とかは、驚きましたが。

 

これで、本編は終了。

各人のルートだけでなく、全員のルートで

其々の内容を補完し合うようなシナリオになっていて

面白かったです。

ただ、壮大な印象の世界観を伴った話ながら、

各登場人物の描かれ方は少々浅い印象です。

全部終わっても、謎めいた部分が残っていて、

エンディングもキャラによって差がある感じで、

ちょっと消化不良気味.....。

 

人類の戦争の歴史に対するテーマは

深く考えさせられるものでもあるし、

色々な事を示唆していて、その辺はいいなと

思います。深くて重いテーマですが。

そして、翻弄される能力者たち。

特にヒロイン達には過酷な内容だったし、

ほんと可哀そうでした。

みんな自己犠牲の権化のようで。

優しくて真摯で一途で。

だからこそ、余計に涙を誘う内容でした。

そして、最後の空汰とアイオンの関係も、

結局は乙女心の健気さ.....って感じでしたね。

 

さて。残るは『LAST ERA』って事で、

コンチェルト、フーガ、ファンタジアの3本立て。

本編が少々ハードだったので、ノンビリやれるかな~と

楽しみです♪