越えざるは紅い花 after disc~綾なす未来~
http://ignote.net/operetta2/benibana_after/
待望の完全新作、ハピエン後、と言う事で、
攻略キャラ8人との物語が描かれて、なかなか
面白かったです。
ただ、はっきり言って、短すぎるっ!
いくら8人もいるからとは言え、メインキャラの
トーヤは2時間近かったものの、他のキャラは
1時間程度。。。中には30分くらいで終わって
しまったキャラもいて、非常に物足りなかったです。
お話の内容は、それぞれ良かったんですよ。
ただ短すぎて内容的にも物足りない感。
本編の付録程度の内容と長さだったと思います。
まぁ、ハピエン後だから、その程度でも良いとは
思うのですが、それなら、それ以外のサイドストーリーとか、
他の物もつけて欲しかった。
それぞれのお話のみ。
エンディングはトーヤだけ3つで、他のキャラは2つ。
コンプ後のオマケも無し。
FDって、アフターだけじゃなくて、他にも色々と
おまけ的なお話とかありますよねぇ?
他のゲームじゃぁ、イフとか色々付いてるじゃないですか。
そういうのが無いのなら、ストーリーの方、もう少し
ガッツリ作ってくれても良かったのでは?と思います。
本編はすっごくボリューム感があっただけに、
ちょっと肩透かしでガッカリです。
これで値段が本編と同じって、おかしくないですかね.....(-_-;)
世界観、キャラ、お話、どれをとっても面白くて
魅力的だったので、すっごく楽しみにしてたんです。
それだけに、ほんとガッカリしました。
こんなに、やりがいが無いとは。。。。
以下、各キャラ個別の感想をプレイ順に。
【スレン】cv:堀川忍
ナスラの軍事司令官。
再婚後の二人ってことで.....。
相変わらずの熱さと言うか、スレンはほんと
カッコ良くてステキです。
逞しくて強くて、頭も良いし、優しくて気配りもできて、
尚且つ、情熱的で男くさい。
本編の最初の方では、強引過ぎて反発しまくるナァラ
でしたが、もうすっかり、ゾッコンな感じです。
スレンって、何だかんだでバランスが取れてると言うか、
結局のところ、安定した魅力的な男って思います。
ものすっごく愛してくれて、その愛情は
微塵の翳りもなく、絶対的に信じられる。
相変わらず嫉妬深いしね。ww
結婚後も、子供がなかなか出来ない為に、
まだ貴族にはなれていないのもあるせいか、内政的に
危険な香りを漂わせ、ノールも絡んできたりして
ちょっときな臭さを感じさせつつも、予想通りのハピエンでした。
ただ、お話が短くて浅かったのもあるせいか、
スレンがあまり感情的になる事が無く、成長して丸くなったのかも
しれないけれど、少々物足りなさも感じる内容だったかと。
なんか、妙にセリフ回しが単調と言うか淡泊なように
感じられたんですよね~。ナァラの方がテンション高かった。。。
【ナラン】 cv:紀之
スレンの弟分で、スレン亡き後、軍事司令官に。
本編では、スレンとセット的な存在だったナランルート。
今回も、初回のスレンで、月で見守ってるナランの存在感が
結構ありましたが、今度は逆な感じで、月で見守っているのはスレン。
やっぱり、どこかスレンの影から抜け出し切れていない感と言うか、
異国の地で、スレンと感じがよく似た将軍との出会いにより、
ナランのスレンへの対抗心が復活した感じでした。
そして、スレンに変わり軍事司令官となったナランらしく、
後半は戦闘シーン.....。
ちょっとだけ、切なさのあるお話だったな、と思います。
それにしても、最初の時から7年もの時間が経ってるらしいのに、
ナランのビジュアルが全く変わっていない事に少々違和感。
元々が少年キャラだっただけに、もう少し大人っぽくなっていても
良かったのにな~って思いました。
【セフ】 cv:小田桐ヒョーマ
相変わらずな、むさいビジュアルですが、この人、
声はステキなんですよね。落ち着いていて優しくて。
ただ、キャラと合っていて平凡と言うか、没個性な感じなせいか、
どうにも面白みに欠けてしまっている印象。
父親の職を継いで12賢者の一人となり、大臣として
頑張っているようで、国民からの人気は老若男女問わず高いらしい。
そんな彼が、辺境の村へナァラと共に視察を兼ねた旅行に
行くのだけれど、まぁ予想通りの展開で。
ただ、セフの水面下では視察でありながらも表面上は
旅行を楽しんでいる形なせいか、ストーリー展開は平板で、
少々退屈な感じでした。
【ウル】 cv:雪ノ彩シロ
1年半後と言う事で、相変わらずの可愛らしいウル。
ノールが他国へ出張中の間、政務補佐官代理として
外国からの客人との外交を任されるのですが。。。
やっぱりウルはいいです。
ナァラが彼を「可愛くてカッコいい」と評する通り、
本当に、可愛いだけでなくて、男子としてもカッコ良く、
少しでも早く彼女に追いつき追い越したい一心で
必死に頑張る姿が、まさに、ウルッときちゃうほど
一途で、情熱的で、甘かったです。
他の男たちと違って、まだ性的な関係になっていないのもあり、
それが逆に甘さを醸成してる感じがしましたね。
最後、やっと結ばれる所も良かったです。
どこまでもピュアな彼、ほんと大好きです。
ショタキャラで萌えるのは、このゲームのウルだけです.....
最後は成長した彼が見れて、それも良かったです♡
【エスタ】 cv:三楽章
めちゃ切なかったです。
予想外の悲劇が二人に襲い掛かり、哀しかった。
泣けましたよ、悲しくて。
エスタだけに、悪い予感はあったんですよね。
まぁ、乗り越えられて良かったんですけど、
エスタ、ほんと好きです。 使い捨ての駒から
人間らしくなったエスタ。とは言え、普通の人よりは
まだまだ表情も感情も薄いですが、そこがまた
エスタの魅力なんですよね。
この人に愛されるのって、すっごく良いわ~。
胸キュンでした..........。
悲しかったけど、掴まれました。
【ルジ】 cv:佐和真中
駆け落ちの末、小さな島で薬師とその妻として
幸せに暮らす日々の二人の元に、ナァラの故郷の
ルスから助けを求める人間が訪ねてきて..........。
元王妃との駆け落ちなので、罪人な二人。
それだけに、綱渡りのような生活とも言えるわけで、
ちょっとハラハラドキドキ感が最初はありましたが、
矢張りここは、そこまでではないのですね。
問題を解決し、新たな旅立ちといった内容で
なかなか良かったなと思います。
ハピエン後だけに、ルジがとっても優しくて。
本編と違って、闇部分が全く無いので、ちょっとその辺は
物足りない感じではありました。 ちょっと病んでる感も
匂わせて欲しかったかなぁ~って。アハハ(;^ω^)
【ノール】 cv:紫原遥
ノールらしい、意地悪で嫌味で毒舌な部分は
ここでは大分緩和されてますね。
ハピエン後だから当然ですが、他の人のルートでは
相変わらずの意地悪さなので、ここでの愛の言葉と
態度のオンパレードには、逆に物足りないかも?(^▽^;)
でも、誰も信用できない孤独さを滲ませつつも
ナァラを愛するが為の過保護ぶりは、好きです。
できれば、子供が出来る所まで見たかったかな~。
スレンとエスタとの友情も良かったですが、つくづく
エスタいいなぁ~って思っちゃいました。(;^_^A
【トーヤ】 cv:皇帝
メインキャラだから、この人だけ少し長かったように思います。
王と王妃と言う事で、どうしても跡継ぎ問題が重要になってしまい、
子が出来ない事が、ナァラにとっては悩みの種で。
でも、病んでるトーヤにとっては、そんな事より、
何よりもナァラが大事で、王としての責任感が強いわりに、
その点に関しては、出来なくても良いとまで思ってしまうほど
ナァラを愛していて.....。
ちょっと、もどかしくて切なくて、ハラドキでもありました。
トーヤがね、やっぱり闇をまだ引きずっていて
危うい感じなんですよね。切っ掛けがあれば、すぐにでも
狂気へと堕ちてしまいそうな。
時々、瞳が怪しくなるのが妙にツボでした.....(^▽^;)
他の人のルートでは、優しくて凛々しくてステキな、
出来る王様って所も大好きなのですが、矢張り本人ルートの
病んでる感、狂気感もたまりませんね。ムフフ(^m^)
ということで、全キャラ、それなりに良い感じでした。
メインキャラのトーヤが一番長くて、その次に
ノールとスレンがちょっとだけ長め。
その他のキャラは、本編に比例したような短めな内容でした。
自分的には、矢張り主要3人が特に魅力的で外せないって
感じですが、それ以外では、エスタとウルがツボでしたね。
エスタは他のルートで登場した時でも、ときめきます.....(*^^*)
ウルは、矢張り一途さかな。男らしくあろうとする、
自分に厳しい所がキュンときました。
どのキャラも個性的で魅力的なので、もう少し、
長く味わいたかったです。それだけが惜しい.....。
システム面は、若干難あり。
バッチが出ましたが、トーヤとスレンかな。
一部、表記が変です。まぁ、分かるからいいや、って感じですが。
それと、これはサイトには出てなかったですが、
音声にも難がありました。
エラーが2度ほど。
2度目は、バグコードまで表記され、完全にゲーム画面が
止まったまま終了させる事すらできず、仕方なくPCを
再起動しました。
もう終わったからいいけどね。
あ~、それにしても、物足りな過ぎです。
面白かっただけに、尚更そう思うし、
残念で仕方ありません...............(xx)