narico555のブログ

乙女ゲームの感想や声優さん、アニメなどの話題が中心です。

真紅の焔 真田忍法帳 5.真田信繫 &総括

f:id:narico555:20180721094800j:plain cv:諏訪部順一

 

真田家の次男。

関ヶ原合戦で負けて、父・昌幸と共に紀州

九度山にて蟄居させられていた。

 

物語の主軸ともなる内容だったこともあり、

面白かったとは思いますが、期待値には

届かなかったかな~、との思いも..........。

自分的には、この信繫さんは、あまり好みでは

ありませんでした。

何より、髪型に抵抗あり.....(;^_^A

なんじゃ?このボサボサの垂れ流しは?

九度山では浪人風体も有りだとは思うので

これでも良いと思うけど、大坂へ行く時は

もっと大将らしく整えて欲しかった。

その方が断然、カッコいいのにっ!

 

あと、ままならない己の人生に忸怩たる思いが

あるから、いつも不機嫌な顔をしてる設定に

されたと藤澤Pがブログで書かれていましたが。

眉間にしわ寄った、ぶー垂れた顔ばっかりで、

この辺もビジュアル的に萌えれませんでした。

それに、顔が若すぎる。

途中、六実が、父と近い年齢の男の方とかって

内心で言ってましたが、史実的にも

この時の信繫は40代後半。。。

六実は16歳なので、親子以上の年の差。

時代的には、このくらいの年の差結婚は有りなので

良いのですが、信繫の見た目が若すぎ。

もう少し老けさせても良かったと思います。

ぶー垂れた顔も相まって、ガキ大将みたいな印象で、

威厳が感じられず。

 

後半、六実が彼の事を色々表現するのですが、

時々見せる無邪気な笑顔.....みたいな内容を見て、

はて?そんなシーンあったかしら???って

思うほど、魅力的な表情が殆ど無いんですよね。

だから、すごい違和感を感じました。

 

『輪』を施した後の反動というか副作用は、

この信繫さんが一番、悲劇的な内容でしたね。

でも結局、最後は、その件は大丈夫なの?って

思うものの、どこかお座成りな感じになってました。

まぁ、この件は、他のどのキャラでも同じ感じで

中途半端に濁されてる印象ですが。

 

ここのルートでは、白蓮の生い立ちなどの詳細が

明かされたのと、大殿との親子のやり取りなどが

面白かったです。

あとは、矢張り、諏訪部さんの声だったので、

後半の想いが通じ合うシーンはウットリでした。

 

 

【 総 括 】

 

これで全員終了。

 

オマケで白蓮が攻略できるのか期待していましたが、

ありませんでしたね。

それどころか、CGコンプで1枚だけオマケのCGが

出てきた事だけで、他にオマケは無し。

攻略人数5人と控えめな上に、オマケ要素ほぼ無しで、

長さもそんなに長くなく、ボリューム感はありませんでした。

 

このゲーム、タイトルが発表された時から

発売をずっと待っていましたし、結構、期待して

楽しみにしていたんです。

なのに、期待していた程では無かったと私は感じました。

 

最初の3章までの共通は、割とワクワクして面白かったです。

登場人物たちの其々の個性や、現在の状況などが

興味深かったです。

ここでの選択によって、4章以降の個別ルートが決まって

行くようになっているので、2周目以降もすっ飛ばす事は

できないので、共通が長く無いのは良いかったのですが、

滞在期間が短くて、内容も薄い印象。

全体として、この物語の期間って、1年にも満たない訳で。

なのにサクサク時間が進んで行くので、人間関係の構築が

深まらずに、結果だけ見せられてるような感じでした。

 

戦の布陣図などが見られたりなど、戦国らしい

雰囲気を伝えてはいたものの、実際の戦場シーンは

大した事ないので、緊迫感がない。

テキストでの状況説明が多く、どの攻略キャラでも

展開が同じなので、金太郎飴ではないのに、

金太郎飴っぽくて、正直その辺は退屈に感じました。

 

あと、シーン展開が唐突だったり、日本語の表現が

ピンと来ないものがチラホラ..........。

「薄桜鬼」の吸血に当たるのが「輪」なんでしょうが、

発想は面白いものの、どこか扱いが中途半端な印象。

危機感が薄いと言うか。

戦えるヒロインは良いのだけれど、このヒロインも

使えるのか使えないのか分からない面も。

あと「忍度」ですが、これは必要ないと思います。

選択の如何によって、物語が分岐するわけでは無いのがね。

「上忍」「中忍」「下忍」を判定するだけ。

しかも、この判定の文字だけのCG枠が3つあるので、

全部の認定を受けないとCGコンプにならないって、

酷いです。絵じゃないのに、絵扱い。

忍度は別のトロフィーでいいのに。

最初、ビックリしました。

 

このゲーム、人によって評価が割れる気がしますね。

凄く面白かったって感想をお持ちの方もいれば、

イマイチ乗れないって方もお見掛けします。

自分としては後者の方でした。

途中で中断すると、時間があっても再開するのに

気が乗らず、他の事をして、そちらに夢中になって、

いつまでも再開できないって事が度々でした。

たいして長く無い内容なので、普通にやっていれば

もっと早くに終わっていたろうに、と思います。

最後はもう、始めたからには終わらせないと、って

気持ちで我慢してやってた感じ。

そういう点で、最後が信繫@諏訪部さんで良かったかもww

 

それぞれ個性的で、攻略以外の十勇士の方々も

なかなか魅力的で良かったです。

特に、根津甚八海野六郎は攻略したかったですね。

低音ヴォイスの渋くて愉快な中年男の甚八さんと、

前髪で目が隠れてて、常に平常心な感じの

謎めいた六郎さん。

六郎さんは、某2つのルートで、お顔が描かれていて、

女性と見紛うほどの美形にちょっとキュン♡

全体的にも出番が控えめなので、惜しかったですね。

 

ただ、例えば攻略対象だった佐助なんかも、

個人のルートではイマイチだったけど、十勇士としての

仲間との絡みとかで表現されているキャラとしては

なかなか面白くて魅力的だったので、

甚八や六郎も個別ルートがあったとしても、

更に魅力的に描かれるのかは、ちょっと疑問かも。

今回は、どうもシナリオの練り感が無い印象なので。

 

 

お勧めプレイ順としては、

 

鎌之介 → 佐助 → 才蔵 → 十蔵 → 信繫

 

でしょうか。 白蓮の件は、どのルートでも

それなりに正体は分かるのですが、詳細が明かされるのは

信繫だし、主軸な内容でもあるので最後の方がお勧め。

勿論、お好きな順番でも特に問題は無いと思いますが。

 

一番長かったのは、筧十蔵でしたね。

人としての苦悩も、十蔵が一番よく伝わってきたかと。

 

今回、その辺のキャラの内面的な事が、全体的に

浅い感じだったんですよね。

5人しかいないんだから、もう少し深く掘り下げて

描いて欲しかったです。

「薄桜鬼」みたいに、徐々に仲間が死んでいくのと

違って、この人たち、ここでは結局誰も死なないんですよね。

バッドエンドで死ぬのは六実だし、悲恋エンドでも

生死不明な感じなので、戦国最後の戦いの割に、

時代の終焉やそれに翻弄された人たちの悲哀が

全く伝わってこず、だから涙も無く、感動も無く、

ただ、それなりに面白かっただけのゲームになって

しまったように思います。

 

自分の評価としては、3.5 くらいでしょうか。

 

淡々としていて盛り上がりに欠けていたと思います。

つまらない、とまでは言えないけれど、

夢中にはなれませんでした..........。

 

www.otomate.jp