戦場の円舞曲 5.ティファレト
容姿端麗で何もしなくても
女性にモテまくってしまうという特性を持つ。
それによってトラブルに巻き込まれることも
少なくない。
本人はそれを本気で嫌がっており、「僕のことなんて放っておいてくれれば
いいのに」といつも愚痴っている。
また、ラスティンに一方的にライバル視されている。
物凄い美貌の、謎めいた魔法使いで、
他人と距離を置き、ちょっとコミュニケーションに
難があると言うか、変わりものっぽいキャラでした。
城下で薬を調合して売ったり、魔法を使った医術で
生計をたてていて、ニルヴァーナでしか咲いていない
ルナリアって花を原料にした薬やお茶を作っている為、
そのルナリアの花を定期的に届けているヒロインと
自然に親しくなっていくのですが、
ここまでは同じ学校の生徒相手のお話でしたが、
唯一、城下に住む年上男性って事で、
内容的には、戦争色よりも、これまで明かされてこなかった
国家の秘密に大きく関与した内容でした。
と言っても、とても謎めいていて、また不気味さも
多少醸していて、最後まで気が抜けない展開だったと
思います。
そして、糖度的には甘めでしたね。
カッキーファンにはたまらないかもしれません。
カッキーファンでない私でさえ、甘い♡と感じたので。
救済の最終的な方法がニケと同じ感じだったのは、
ちょっとご都合っぽく感じられましたが、
仕方ないのかな。
どうやっても、救えそうもない状況なので。
だからバッドの方が、自然な展開とも言えるのですが、
やっぱり自分はハッピーエンドの方が好きですね。
それにしても、可哀想な人物でした。
怪しげなキャラだと思っていましたが、
隠されていた真実には、驚かされました。
このルートも、なかなか重い背景を抱えた
ハードな内容でしたね。
魔法使いだけに、国家の守護に関係しているのでは?
と思ってはいましたが、ちょっと予想外でした。
でも、本人ルートを進めていくうちに、
その正体は段々と予想がつきましたけども。
なんにせよ、良かったです。
寂しがり屋の甘えん坊で独占欲が強い、
美しい男性.....。ステキでした♡