イケメン戦国◆時をかける恋ー新たなる出逢いー ３．今川義元

信長に滅ぼされた今川家の当主で、信玄の遠い親戚。
若い頃から戦に興味がなく、芸術品を収集している変わり者。
どこか頽廃的な色気を漂わせ、
自由気ままに振舞う姿の裏に、意外な信念があって……。

キャッチコピーは『セクシー×浮世離れ』

フェロモン製造機とかまで、言われるほど、

色っぽくてモテる、って設定ですが、

言われる程でも無かった気がしますね..........。

あ、もちろん、ステキな人ではありましたが。

信長物語では、一番最初に死んでる人ですよね。

有名な桶狭間で。

なのに生きてるのが不思議でした。

信玄と謙信も生きてるけど、この二人はそもそも

病死で、義元は桶狭間で信長に討ち取られている筈では？

って事で、桶狭間で敗れたけど、討ち取られずに

落ち延びて親戚の信玄の元に身を寄せている設定でした。

そんな義元ルート。。。

フェロモン製造機な割には、意外とその存在は

地味な印象でした。

なんせ、信長のルートでも蘭丸ルートでも、

武田・上杉軍との戦いで、義元が出てきたことが無い。

いるんだよね？いたよね？

っていうのは、プロローグには出てくるので知ってるのですが、

お話的には全然、関わってこないんですよね。

それだけに、義元ルート、どんな話になるのかな？と

興味は深かった。

それに、今回８人の攻略対象、そのうちの５人が

織田軍団なので、そろそろ反対勢力側も攻略したいと思い、

なんか一番ミステリアスに感じた義元を選んだのですが、

これが予想外に良かったです。

武将らしくない所は、史実に少し寄せてるのかもしれませんが、

掴みどころの無い感じがツボでしたね。

雰囲気的には、優しいです。

でも内面的には色々あって、今川家の当主としても

非常に困ったポジションで、本人自身も

ただ生かされてるだけって感じでもあり.....。

そんな中で、ヒロイン・舞との関わりから

少しずつ変わっていく様が、良かったですね。

恋愛的には、後半までは微妙なものの、その微妙な

距離感が逆に良かったです。

何て言うか、じんわり、じっくりと距離が縮まって、

後半で一挙に、堰を切るようにして想いが通じ合うのが

とても熱くて胸キュンでした。

そして、義元を取り巻く周囲の変化と、

それに巻き込まれていく舞と、後半は結構、サスペンスな

展開でちょっとハラハラもさせられて、息詰まる感じでも

ありました。

飄々として我関せずみたいな義元が、舞の為に男らしく

成長していく様が、とても素敵だったと思います。

でもって、優しいS、ですね、この人.....（//▽//）

こういうタイプ、大好きです。

エンディングとしては、『恋の章』の現代エンドが

ズキュンでしたね。(*´艸`*)