narico555のブログ

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雅恋~MIYAKO~(PSP) 6.芦屋道満 &総括

f:id:narico555:20180211152202j:plain cv:森川智之

 

沙汰衆の頭領で、強力な術者。

 

壮絶でした。とても重くて。

でも充実していたと思います。

 

夢を見ない筈の式神が、生まれる直前から夢を見て、

その後も何度も見る夢.....。

晴明にまつわるものと、道満にまつわるものの2種類の

謎めいた夢でしたが、両方終わって思うのは、

やっぱりイマイチ理解しきれなかった.....感じでしょうか。

共通部分で、この2種類の夢を見させる必要は

無かったように思います。

参号の存在理由を示唆してるような印象もあったので、

一体、彼女の本命はどっちなんや!?ってちょっと思う。

 

晴明ルートでは、道満はこれまでの罪を償うような

結末で終わりましたが、この本人ルートでは、

そこを超えた結果となりました。

気になるのは、この後の晴明の存在。

参号は晴明の式神なので、戦い終了後、全く登場しない

主人との関係はどうなったの?って..........。

 

とは言え、道満さんは良かったです。

非常に悲しい人でしたね。

まぁ、その辺は予想通りでしたが、沙汰衆の配下の者たちも、

道満の過去話に登場し、その悲しい背景が明らかになって

とても切なかったです。物悲しいと言うか。

深い味わいと余韻を残した、道満ルートだったと思います。

ちょっぴり感動。涙腺が緩みました。。。

 

 

と言うことで、全て終わって総括ですが。

 

話の内容としては、良かったと思います。

なかなかグッときました。

だからこそ、長すぎる共通には残念過ぎます。

PSPだからこそ、システム的にも劣ってて、

本当に辛かったです。

早々に離脱されてる方、少なくないみたい。

分かる気がします。

共通部分も、初回プレイでかなり長かった。

冗長的なのと、仕事寮の仕事内容がイマイチなのと

描き方が単調なのもあり、この仕事面で面白みを

感じるのは晴明くらいだったかと。

 

2人組で仕事をしてるのも、雑な印象ですよね。

片方をプレイすれば、もう片方は自然と重複してるので、

一層、共通部分が増すわけで。

夜の仕事は、ほぼ全員一緒だから、完全に共通。

 

本当の意味での個別は、最後も最後の戦い部分のみ。

一緒に働く上で誰を選択するかで攻略相手が決まるわけですが、

二人だけのシーンが少ないのもあり、たったこれだけのふれあいで、

強い恋愛感情や絆へと発展していくのが納得できない感じです。

それに、当たり前ながらヒロインは式神

元々がペラペラの紙から出来た式神ではないものの、

結局、彼女の存在って曖昧さが払拭されなかったように思います。

色々と説明はされてましたが、どうも理解できませんでした。

 

色んな部分で理解できない設定と話運びだったと思います。

そういう基本的な部分や、共通の多さなどのイライラを除けば、

残された内容は割と良かったとは思うので、つくづく残念な

作品かと思います。

出来る事なら、シナリオ手直しさせて欲しいくらい.....(;^_^A

もう少し、個々人のキャラに則った内容で手を加えて、

無駄な表現やシーンを外し、今回の事件の内容に沿った

早い段階での個別ルート分岐として、Vitaに移植してくれたらなぁ、

って切に願います。素材そのものは良かったし、

晴明と道満の内容は、特に面白かったので。

 

他のキャラたちも、それぞれ個性的で面白かったし。。

 

次はFD『.....~あわゆきのうたげ』、と行きたいところですが、

疲れたので、一回別のゲームを間に挟みたいと思います。