大正×対称アリス HEADS & TAILS 3.After story
それぞれの世界でハッピーエンドを迎えたキャラ達の、
その後の物語と言うことで。
7人のキャラ達とのアフターですが、思っていたより
短かったです。各話、約40分くらい.....。
なので、アッと言う間に終わってしまいました。
各キャラ、プレイ順に感想を。
★グレーテル
cv:江口拓也
弟から恋人となったグレーテル君。
甘いモノに目が無くて、お菓子食べ放題だったけれど、
決められた時間に決められた量しか摂らないように猟師さんから
言われていたけれど、気づけば結局、かなり食べていて。。
そんな状況に対して猟師さんが言った一言、
「太るぞ」から、気になって体重を図ってみたら
ビックリな結果に!
ダイエットを決意し、百合花の協力のもとに
頑張るものの、一向に減らない..........。
なかなか面白かったです。
ダイエットに関しては、頑張ってるのに成果が見えない
ジレンマと落ち込みようは、経験者だけに
よぉ~~く分かります。
こんなに頑張ってるのに、なぜ全く減らないの!?って
ガッカリするのも当然ですよね~。
でもって、最終的に、ホントは.....ってオチは、
最初に自分が思った事だったので、ヤッパリネーって
感じでしょうか。
でもまぁ、あれだけ甘いモノ尽くしだと、将来病気が
心配にはなるので、これから程々にして欲しいものです。
それにしても、相変わらずの、猟師や百合花に対する
劣等感でしたが、それでも救われたのもあってか、
良い感じで成長のバネになっている感じでした。
猟師編で凶暴なグレーテルと接した後だけに、
随分と丸くなったなぁ、と思います。
大人の男性へと近づきつつある感じが良かったです。
★かぐや
cv:増田俊樹
ちょっと、あっけない感じの終わり方でしたね。
勿論、ハッピーエンドなのですが。
お話としても、かぐやさんの百合花への強い愛情が故の
物凄い過保護ぶりが目立つ内容で、クスリと笑いを誘う
シーンが多かったけれど、全体としては締まりに欠ける
印象でした。救われはしたけれど、まだ少し
引きずってるなぁ~って感じで。かぐや独特の翳りを
感じさせる雰囲気だったように思います。
★白雪
cv:蒼井翔太
デート中に雨に降られ、雨宿りの為に入った無人の館に
閉じ込められてしまった二人.....。
その屋敷は、かつてアリステアが住んでいた屋敷のようで。。。
過去から完全に決別できていないものの、
辛かった過去をそのまま受け止められるようになった感じでした。
全てが丸く収まって、良い感じの夢の世界で
幸せに過ごしてるんだな~って、感じさせてくれて良かったです。
でもやっぱり、ちょっと物足りない感でしたね。
★赤ずきん
cv:前野智昭
めちゃ面白かったです。
赤ずきんさんは、キャラそのものが面白いから、
内容も当然、コメディになってきちゃいますよね。
相変わらずの、スケベな恥ずかしがり屋さんぶり、
とっても笑えました。
でもって、やっぱり可愛いー。
★シンデレラ
cv:平川大輔
笑いながらも、結構ロマンも感じられたりして、
シンデレラさんらしさも健在だし、とても良かったです。
なんだかんだで、シンデレラさんが兄弟の中では
一番好きなのもあって、楽しませて貰いました。
相変わらず、金銭感覚が.....って思ったものの、
最後に種明かし的なエピソードが出てきて、
なるほど、そういう事だったんだと改めて納得。
なかなかオツなオチでしたねー^^
★アリス
cv:松岡禎丞
ひねくれもので毒舌なアリスくん。
それだけに、恋人同士になっても甘い雰囲気も
言葉も無く、不安になる百合花。。。
本当は、今の自分よりも、昔の、出会った頃の
小さい百合花が好きなのではないか.....、そんな疑問を
持つ彼女の前に魔法使いさんが現れ.....。
思いもよらない展開で、面白かったです。
笑えました。そしてチョッピリ切なさもあり。
百合花の気持ち、なんか共感でしたね。
だからこそ、アリスくんの態度になんか悲しくなったり
したのですが、本当のところが分かってヤレヤレでした。
アリステアとは違う、俺様なアリスくんですが、
結構、好きです。なんと言っても松岡くんの演技が
最高だと思います。ほんと芸達者^^
★魔法使い
cv:羽多野渉
全人格の記憶を持つ、冷静で頭の良い、
後から作られたキャラクターの為に、有栖百合花の忠実な
僕として働いてきた魔法使いさん。
その役目も終えて、やる事もなく、猫の百合花とチェスを
打つだけの退屈な日々。たまには気晴らしと、各キャラ達の
世界へと猫百合花と共にデートと称して出かけるのですが、
出た先、出た先で、結局なにかと手助けの連続で.....。
なんかとっても、切なかったです。
他のキャラ達は、それぞれの世界でそれぞれの百合花を愛し、
ハッピーになっているのに、一人魔法使いさんだけが、
本物の百合花への愛情に執着し続けていて。
そして、そんな彼のそばで、彼の幸せだけを願っている、猫百合花。。
ちょっぴり泣けちゃいましたね。可哀そうに思えて。
本編でも、最後に彼の存在の本当の意味が分かった時、
とても可哀そうに思えたし、目的の為とは言え、有栖百合花は
本当に酷い女だな、と思ったものでしたが。
それだけに、そんな彼女を、どうしてそこまで愛しているのか、
ちょっと理解しがたくもあるのですが、まぁ、最終的に
幸せになれて良かったです。
と言うことで、各キャラクター、ハッピーに終われましたが、
やっぱり、短いー!!
だからか、ちょっと物足りない感がありました。
順番としては、最後に、アリス→魔法使い、がお勧めです。
特に、魔法使いは絶対に最後がいいです。
全体の種明かし的な内容になっているので。
それぞれ、クスクス笑えるシーンが多くて、面白いには面白いものの、
もう少し糖度があっても良かったのにな~と思います。
FDですもんね。
本編の内容を考えると、尚更、甘々なのを見たかったですねー。