narico555のブログ

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ニル・アドミラリの天秤 クロユリ炎陽譚 5.鷺澤累

f:id:narico555:20170929155515p:plain cv:櫻井孝宏

 

帝大医学部に通う学生。

 

この人が、ここまで子供っぽくて、我儘な

甘えん坊だったとは!と、驚きの内容でした。

 

始まりから甘くって、ベッタベッタで寂しがりで。

まぁとにかく、寂寥感を前面に押し出してきて、

彼が纏う、その寂しい雰囲気にずっと支配されっぱなしの

ルートだったと思います。

 

恋人同士なのに、何故、そこまで……?と

ツグミが不思議に思うのも当然。

だからこそ、裏に何かあるのでは……とも勘ぐっちゃうしね。

 

ここでは、これまでのルートで事件を起こしてくれた人々や

関係者がドッと出てきて、大いに賑わいのある内容でした。

累のルートだけに、出自や生い立ちに関わる内容が

再び関わってくるんだろうな、と思っていましたが、

彼は真面目なのもですが、繊細すぎですね。

だから余計に始末に負えないと言うか、

手を焼かされたって感じでした。

1年前は、向こう見ずなばっかりで世間知らずなツグミも、

今作では随分と成長し、大人になった感がどのルートでも

感じられましたが、ここではすっかり、ツグミの方が

しっかりしちゃってて、それもあるのか、累の方の

寂しさが募るばっかり……だったのでしょうかねぇ…。

ベタベタと甘えてくるのは良いのですが、

半ば、駄々コネか!?と思えなくない程で。。。

 

そして、男装の麗人の女優さんの件……。

彼女の秘密は、予想通りでしたね。その正体も思った通りでした。

ただ、四木沼との件に関しては、少々、練り不足だったかと。

あと、鵜飼クンのルートでも思ったけれど、

彼女を押し付けられる昌吾、可哀想じゃない?

別に彼女は悪くないけど、首相の息子への縁談相手としては

いくら家柄が良くても、ふさわしい相手とは思えない、と

改めて昌吾に同情しちゃいました。

 

まぁ、色々と錯綜していたルートではありましたが、

累の「初めて」収集癖……。段々エスカレートして、

最後の方では、累自身、恍惚としてた感じで、

『猛獣たちとお姫様』のライマー化か?なんて

ちょっと思っちゃいました。

だって、頬染めて喜んでるんだもんwww

影を感じさせる累なので、最初はライマーからの

ギャップが凄いな…と思ってたんですが、根の部分では

共通してるのかも。。。病んでるっぽいもんね、累も。

 

とは言え、櫻井さんの、甘い甘いセリフは

キュンキュンでした。

 

バッドエンドは絶対ナシだろうって内容で残念でしたが…。

これは酷いね。絶対にあり得ないでしょう。

アリなら、おかしいよ、この人たち。。。そう思いました。。。