ロミオvsジュリエット(PSP) 2.ロレンス=グロブス
cv:羽多野渉
ヴァンパイアに対抗するハンターが属する教会の幹部。
凄腕のハンターであり、ジュリエットの師匠でもある。
羽多野さんが、いつもの羽多野さんぽくない、
超低い声で、なかなか渋い役柄でした。
この声音に、落ち着いた、とっても強い先生キャラ、
ステキだな~って思うし、好みのタイプではあるのですが、
マキューシオの直後ってのが、いけなかったか、
なんだか地味~で物足りない印象となってしまいました。。。。
平民でありながら、実力ゆえに大公の信頼も厚く、
過去の辛い出来事もあって、仕事に生涯を捧げているような
お方でした。
なので、ジュリエットが尊敬から異性愛へと感情が
シフトしていく中で、ロレンスの態度は殆ど一貫して
上司的、教師的なままなので、かなり後半まで
ジュリエットの片思い状況が続きました。
マキューシオが殆どずっと甘かっただけに、
なんとも糖度の低い、萌えどころが掴みにくい
ルートだったと思います。
ジュリエットの事を大切に思っているのは
分かるのですが、あくまでも仕事上、立場上って
スタンスを崩さないし、態度や行動だって、
それを逸脱してこないので、本心が読めないし、
最終的に結ばれはしたものの、一体、いつ頃
彼女を異性として好きになったのか?
その辺、非常に分かりにくかったです。
本人自身すらも、分かってないみたいでしたね。。
本人が気づかずとも、きっと好きだろうと、
こちら側で推測できたりするものですが、
それも難しかった内容だったかと……。
ヴァンパイアと人間の融和政策が発表されてから
治安が乱れてきて、きな臭くなり、
ロレンスの過去絡みや黒幕の件など、内容的には
興味をそそるものの、恋愛的な面ではジュリエットの方から
気持ちを伝えても拒否られ続けるし、ロミオやマキューシオは
かなり後半まで出てこないしで、なんか淡々と
進んでいったような感じでしたね。
エンディングも、糖度低めでしたし……。
全体的に重めだったような。。。
すっきり感に欠けて、物足りなさが残ったように思います。