蝶の毒 華の鎖 ~大正艶恋異聞~ 総括
大正時代を舞台にした、メロドラマ~って感じでした。
全体としては、面白かったと思います。
攻略対象は5人で、その内の1人(真島)は、最後まで
攻略制限がかかっています。
ヒロイン野宮百合子は、名前を自由に変えられますが、
デフォ呼びアリ。
目ぱち、口ぱちは無いのですが、笑ったのが公式サイト。
こちらの人物紹介では、瞬きするんですよね。
見た時ちょっとビックリしました(;^_^A
BGMやヴォイスの細かい設定もできるし、文字なんかも
見やすくて、システム的には特に不満はありませんでした。
ただ、全体的に短いのがちょっと……。
CeroD指定なのですが、正直、C じゃ?って思うくらい。
と言うのも、多分、エロシーンがほぼ全カットな感じなんですよ。
もう少し、ギリギリまであっても良かった気が。
あまりに、あっさりな朝チュン状態で。
雰囲気すらも、薄すぎって思いました。
残酷なシーンも特に見当たらないし、全体的に退廃的とは
思うものの、D には至らないと感じました。
キスシーンですら、リップ音も無いに近いくらい少ないし。
全体的に短いのも、エロシーンを大幅カットしたせいなのかしら?
あんまり、しつこくて長ったらしくて、マンネリ気味な
エロシーンを延々見せられるのも好みではないのですが、
だからと言って、全部抜かれてもちょっと興ざめ?(;^ω^)
あと、メロドラマな割に、ドロドロ感も薄かった。
全体のストーリーは面白かったと思います。
もう少し、深く描いてくれたら、もっと作品世界へ
入り込めたかな~と思います。今回は少々傍観的に
観てました。面白くはあったんですけどね。
ヒロインの百合子が、深窓の令嬢らしい、しとやかな女性じゃなく、
お転婆で負けん気なのが、お人形さんみたいじゃなくて良かったです。
それから、全部攻略すると、『終劇』って項目が出てきて、
見ると、本当の真相エンド、、、とかって。
これが、メチャ面白かった~~~。
攻略対象5人が、執事となって、百合子に奉仕するって
設定となっているのですが、これまでの全エンドを
登場人物たちが回想しながら、ああだこうだと言いあって、
ツッコミ入れたりとか、お笑いのような内容で。
しかも、これを見終わったら、更に『おまけ』なるものが
出てきて、二次会と称した、宴会芸?
全員の中身が入れ替わって、これもすっごく面白かった。
中身が入れ替ったわけなので、他人のキャラを演じることに
なるわけで、これが、それぞれの声優さん、皆さん、お上手。
他の人のキャラの喋りや声の特徴をよく掴んでらっしゃる。
さすがプロだわ~。
本編が退廃的な雰囲気だったからこそ、それとは真逆な
お笑いテイストの追加コンテンツ、、嬉しいですね(^^)
そんな訳で、短くてアッと言うまに終わってしまった感が
少々物足りなかったものの、最後まで夢中になって
プレイすることができました。
まぁ、短い分、散漫さが無くて退屈しませんでしたので、
それもそれで良いのかな。
好きなキャラは、
1位 瑞人
2位 斯波純一
あとは、ちょっと……かな。
それぞれ良いには良いのですが、萌え度は低めでした。
真島は、しょっぱな登場してきた時は、好みだったし、
いいな…って思って、楽しみにしていたのですが、
単純に楽しむことができない人物だったのが、残念でした。
瑞人と斯波は対照的なキャラ。
瑞人は、守ってあげたい、そばにいて支えてあげたいって
強く思わせる人で、斯波は逆に、グイグイ引っ張っていって欲しい、
十分に甘えさせて欲しいと思わせてくれる人で、
どちらも捨てがたい魅力的な男性ですね。
でも、結婚するなら、矢張り斯波なのかな~(*´・`*)
評価としては、3.5くらい……。
もう少しドップリと深さがあったら、4 になったと思います。