AMNESIA(PSP) 3.ケント
cv:石田彰
記憶を失った主人公が、手掛かりを得るべく携帯のメールを
チェックすると、「おはよう」と「おやすみ」のメールのみ。
そして、自分自身からは返信した履歴が無い……。
どうやら、彼氏っぽいけれど……。
最初の始まりは、イッキとほぼ一緒でしたね。
ただ、付き合っている相手らしいのに、なぜか口調は喧嘩腰。
いちいち理屈っぽくて、甘い言葉も甘い雰囲気も感じられず。
どうやら、付き合始めてまだ3日らしいけれど、
とても好き合って付き合ってるって感じがせず、戸惑うばかり。
そんな彼との、手探りな感じの交際は、結構、面白かったです。
記憶を失う前とは、態度が大分違う主人公の様子に
ケントは戸惑いながらも、嬉しそうな様子を見せてて
その辺は可愛かったけれど、一体、記憶を失う前は、どれだけ喧嘩してたのか?
主人公の過去の気持ちや、ケントとの経緯が分からない分、
少しずつ明らかになっていくのが良かったですね。
それに、最初は固くてつっけんどん気味なケントの口調や
声音が、段々と柔らかく優しくなっていくのが胸キュンでした。
数学の院生なので、本当に合理主義者で、割り切れない事が
苦手で、なんでも突き詰めて考えるような人だけに、
女性相手の恋愛事には疎くて不器用。
それでも、彼女の望むことをしようと頑張ってるのだけど、
口調が素直じゃないのもあり、ちょっと空回り気味。
でも真面目で真剣なのは伝わってくるので、記憶を無くした主人公の
素直な態度で変化していく様子はどこか切なさも感じられたりして、
胸に沁みてきました。
後半は特に、好きでしたね。
理数系で人の心が理解できない朴念仁みたいな人だけに、
本気で好きになった時には一途……って感じで。
そして、大好きな彰クンだっただけに、一層、萌えさせて貰えたと思います♡
ストーリー的には少々地味な印象ではありますが、
じわりじわりと迫ってくるような熱いものが感じられたかと。
ステキなルートでした♡♡♡