白と黒のアリス 1.レイン
cv:梅原裕一郎
白の物語と黒の物語で二人の主人公による
二つの世界で構成されていて、プレイヤーは
プロローグ後にどちらかを選ぶシステム……。
早い段階から宣伝が凄くて、発売日が待ち遠しかったですが、
攻略キャラを知る程度以外は、あまり情報を意識して
得ないようにしていました。
白と黒、どちらも攻略相手は3人ずつ。
ヒロインは双子の女の子ですが、容姿は同じでも
雰囲気はまるで正反対。
白を選ぶと、砂糖菓子のようなファンタジックを
絵に描いたような可愛らしい少女・愛日梨、
黒を選ぶと、ダークな雰囲気の少女・ルナ……。
迷った末、白の愛日梨を選んでみました。
こちらを選ぶと、プレイする世界は黒の世界。
現実世界で女子高生の愛日梨が、突然現れた
不思議な青年によって、無理やり誘拐されるが如く、
鏡を通って不思議な国へと連れて行かれ、
女王になるように言い渡されるのですが、
始まりから終始、雰囲気が暗い……。
何が何だか分からないまま、話が進んで行って、
どうなるんだろう???と思いながら
やってました。
プロローグ後、攻略相手を選択でき、
すぐに個別ルートへ入ります。
この白の物語では、レイン、ミネット、ネロの3人。
初回は迷った末に、レインにしました。
無口でクールな女王の側近って事ですが、
殆ど、喋りが静かで、声が小さかったです。
なので、ちょっと聞き取りにくかったですね(-_-;)
キャラとしては、好みでした。
職務に忠実で、一本気。とにかく全てに行き届いていると言うか、
気配りが凄い。けれど、人の気持ちを察するのは苦手。
特に愛日梨と異世界ギャップとでも言うんでしょうか、
育った世界が違い過ぎるので、考え方とか価値観とかが
まるで違うから理解しにくいようで、大分悪戦苦闘されてましたね。
それに不器用だし……。
ただとても一生懸命です。
その一生懸命さが、職務に忠実だからなんだろうと思って
意気消沈しているヒロインには、ちょっと理解できませんでしたね。
後半なら分かるのですが、前半からだったので。
無理やり連れてこられて、元の世界へ帰りたい気持ちで一杯なのに、
レインに惹かれていく過程は、ちょっと分かりにくかったです。
色々と理由付けされてましたが、なんかこじ付け的に感じてしまいました。
まぁ、梅原クンのレインはカッコ良いので、好みだから
いいんですけどね。
それにしても、予想以上に重くてダークなルートだったかと。
自分的にはキツかったです。血なまぐささが。
吸血シーンとかはツイッターで見てたから、
(また、吸血かぁ)とは思ってましたが、
吸血シーンはオマケでしょうかね?実際には、ワンシーンだけで、
某ゲームのように頻繁に吸わなきゃ……みたいなのは無くて
良かったのですが、女王が狙われてる状況で
危険に晒される事、たびたび……。
しかも、ここの人たち、本人に注意しつつも、
ちょっと呑気なんじゃ?と思うほど、結構、隙だらけだと
感じましたね。
特にレイン。。。側近なのに、彼女のを守るのが
第一と言ってる割に、肝心な時にそばにいない……(-_-;)
自分がそばにいない時は、護衛を付けるべきじゃ?
と思いきや、ナインって兵隊を護衛に付けたものの、
こちらも、肝心な時にそばにいない……↷
とにかく、愛日梨の周囲、穴だらけって気が。。。
パレードの時もだしね。
親衛隊長が、いくら女王に言われたからって、
女王のそばを離れるなんてあり得ない!!
攫われて然るべき、危険に晒されて然るべき、、、、
でもって、彼女が攫われているのに、なんか呑気なやり取りを
してるなぁ……と、ツッコミどころ満載でした。
最後の方もね。
他の人はどうした!?
って思うばかりでした。。。。
そして、全体のお話も、なんだかよく分からなかったと言うか、
分かりにくかったです。内容が。
あらすじは分かるのですけども。
言ってる事とやってる事が微妙にズレてる気がしたし。
エンドは、黒と白で、両方ともグッドとバッドで4種類。
それとは別に、ゲームオーバーになるエンド有り。
黒の世界なので、黒のグッドエンドがベストって感じでした。
白のグッドは、なんとも中途半端で釈然としない内容でしたね。
なんにせよ、かなり最後まで引っ張った割には、
浅い印象のエンディングだったように思います。
正直な所、このルートは消化不良気味、ってのが感想でしょうか。
全てを終えたら、完全に消化できるのでしょうか?