ワンド オブ フォーチュン R2~時空に沈む黙示録~ 7.ソロ・モーン
cv:立花慎之介
350年前のミルス・クレアで出会う、謎の古代種。
人当たりが良く、おっとりしているが、
生きることに無気力で、交わす会話はかみ合わない不思議さん……。
ツンデレ系が多い慎之介さんですが、今回はちょっと
変わり種でしたね。
おっとりと優し気だけれど、掴みどころがなく、
肝心な所では全く違う話をしだすか、微笑むだけの
謎の多い人物像がピッタリな演技で素敵でした。
ビジュアル的にも、凄くお美しくて、そして愁いのある
表情の数々に、思わず見惚れ……( ˘///q///˘ )
ソロの役割に関しては、この前のエストまでで、ほぼ大体、
分かってしまってますが、攻略キャラだけに、
どのようにして結ばれるのか、楽しみだったのですが、
正直ちょっと拍子抜けと言うか、ガッカリでした。
エンドは良かったんです。
すっごく、せつなくて泣けました。
だけど、不思議でなかなか分からないソロの事を
知りたい気持ちのルルは理解できるのですが、
一緒に探索を続けるうちに少しずつ分かり合えるのかと
言えば、そうではなく、いよいよ別れが目前に、となった時点で
いきなりの急展開と言うか、ルルの積極的なアタック攻撃……。
関わりあう中で、惹かれていく描写も無かったから
なんかピンときませんでした。
おまけに、ソロの方は全く脈ナシ……って感じだから尚更。
それを、ルルが強引に………………。
いやぁ~、人形のような空虚なソロをどうにかしたいのは
分かるけれど、結局は、自分の想いの押しつけと、
同じだけを返してもらいって欲は、エゴとしか感じられず、
気持ちが萎えてしまいました……。
無垢とか言われてるけど、どこがぁ??って思うばかりで。
結果的には、その強引さが功を奏した形でしたが、
冷静に見れば、ルルのやってる事って、相当ヤバイ女にしか
見えないのですよね。
そんなルルの強引な想いの強さのお陰で、頑張って生きるように
なれたソロでしたが、気が遠くなるような長い年数を
費やす姿が、可哀想で仕方なかったです。
この辺、物凄く切なくて胸が痛かったです。
このルートで、ルル達が元の世界へ帰った後の
ミルス・クレアの戦後処理や未来へ続く過程が描かれ、
ファタ・モルガナの事とか、ペルーの事とか、
この辺も切なかった。
結局、全ての原因は、モルガナにあったと言えるわけだけど、
彼の人生や想いも悲しくせつないものでしたね。
そして、この人の独特な雰囲気が、とても好きでした。
ソロとルルの未来は、どちらが先に逝くことになるのか
分からない哀切っぽいものが含まれてる感じがしますが、
とりあえず、ソロが幸せになれて良かったです。
もう、ただたたソロの幸せだけを望むばかりです……。