narico555のブログ

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ワンド オブ フォーチュン R2~時空に沈む黙示録~ 7.ソロ・モーン

f:id:narico555:20170329212754j:plain cv:立花慎之介

 

350年前のミルス・クレアで出会う、謎の古代種。

人当たりが良く、おっとりしているが、

生きることに無気力で、交わす会話はかみ合わない不思議さん……。

 

ツンデレ系が多い慎之介さんですが、今回はちょっと

変わり種でしたね。

おっとりと優し気だけれど、掴みどころがなく、

肝心な所では全く違う話をしだすか、微笑むだけの

謎の多い人物像がピッタリな演技で素敵でした。

ビジュアル的にも、凄くお美しくて、そして愁いのある

表情の数々に、思わず見惚れ……( ˘///q///˘ )

 

ソロの役割に関しては、この前のエストまでで、ほぼ大体、

分かってしまってますが、攻略キャラだけに、

どのようにして結ばれるのか、楽しみだったのですが、

正直ちょっと拍子抜けと言うか、ガッカリでした。

エンドは良かったんです。

すっごく、せつなくて泣けました。

だけど、不思議でなかなか分からないソロの事を

知りたい気持ちのルルは理解できるのですが、

一緒に探索を続けるうちに少しずつ分かり合えるのかと

言えば、そうではなく、いよいよ別れが目前に、となった時点で

いきなりの急展開と言うか、ルルの積極的なアタック攻撃……。

関わりあう中で、惹かれていく描写も無かったから

なんかピンときませんでした。

おまけに、ソロの方は全く脈ナシ……って感じだから尚更。

それを、ルルが強引に………………。

いやぁ~、人形のような空虚なソロをどうにかしたいのは

分かるけれど、結局は、自分の想いの押しつけと、

同じだけを返してもらいって欲は、エゴとしか感じられず、

気持ちが萎えてしまいました……。

無垢とか言われてるけど、どこがぁ??って思うばかりで。

 

結果的には、その強引さが功を奏した形でしたが、

冷静に見れば、ルルのやってる事って、相当ヤバイ女にしか

見えないのですよね。

そんなルルの強引な想いの強さのお陰で、頑張って生きるように

なれたソロでしたが、気が遠くなるような長い年数を

費やす姿が、可哀想で仕方なかったです。

この辺、物凄く切なくて胸が痛かったです。

 

このルートで、ルル達が元の世界へ帰った後の

ミルス・クレアの戦後処理や未来へ続く過程が描かれ、

ファタ・モルガナの事とか、ペルーの事とか、

この辺も切なかった。

 

結局、全ての原因は、モルガナにあったと言えるわけだけど、

彼の人生や想いも悲しくせつないものでしたね。

そして、この人の独特な雰囲気が、とても好きでした。

 

ソロとルルの未来は、どちらが先に逝くことになるのか

分からない哀切っぽいものが含まれてる感じがしますが、

とりあえず、ソロが幸せになれて良かったです。

もう、ただたたソロの幸せだけを望むばかりです……。