遥かなる時空の中で6 幻燈ロンド 7.里谷村雨
cv 安元洋貴
カフェ「ハイカラヤ」に寄宿している、元小説家で情報屋。
執筆業をやめ、政治家を目指し活動している。
前作で、ヒロイン梓と同じ時空から飛ばされてきた事情が
明かされていたから、すっかり梓だけは知ってるものと
思ってたら、個別ルートじゃなく大団円ルートからの
引き続きだから、その辺の事情を梓は知らない設定でした……。
でも、これだけやってると、こっちは知っちゃってるから、
今更明かされても当然ながら新鮮味もないし、
なんか、そうだよねーって冷静に観れちゃうというか、
むしろじれったかったりして……(^_^;)
前の時空での過去話しに関しても同じ。
この人、一人だけ35だか36だかで、梓と20歳ほど
離れている為、前の時もだけど、どーにも違和感と言うか
素直に入って行けなかった。
ただ、前作では、その年の差と村雨の過去の事件が
大きな精神的な障害となってたからか、割と村雨、頑固な
傾向にあったように思うのですが、今回は、その辺での
引っ張りは無く、梓との間での自身の気持ちの変化は
普通に受け入れていた感じでしたね。
それと、政治活動をしているせいか、前作では、
一人だけ、他とは全然違う視点と展開だったので、
今回も、政治活動的なアプローチなんだろうと予想してました。
で、確かに、そういう側面が押し出されていたストーリー運びでは
あったのですが、矢張りなんか浅い感じで。
展開が簡単と言うか、あっさりと言うか。
事件の解決の方法も、簡単な印象でした。
他の人では、せつない感を掻き立てるような内容で、
それでもマジックのような手法で終わらせたって感じでしたが、
そのマジックすら、この人には無かったのが、意外と言えば
意外だったでしょうか。
まぁ、村雨だけは、他の人達とは異質な存在だけに、
終わらせ方も、わざと、なんでしょうけどね。
それにしても、ハラハラドキドキ感が全く無い内容でした。
キュンする所と言えば、帽子を被って無い村雨のスチルくらいでしたね~(^_^;)
この人、あのハンチングのような帽子、被らない方がステキなのに……と、
前作の時から強く思っていました。
被ってるとオッサンくさい。被らない方が若々しいし、
美形が際立つのにねぇ……。残念だわ~。