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里見八犬伝~浜路姫之記(PSP) 7.犬坂毛野 &総括

f:id:narico555:20161209081906j:plain cv 立花慎之介

 

妖しい女田楽師……

 

攻略対象の中で一番好きです。

 

復讐の為に女として生きて来た毛野ですが、それも前作で果たし、

現在は、八犬士の一人として里見に仕えているものの、

自身が男である事を誰にも明かしていない状況で。

 

毛野は、他の人のルートの多くにかなり絡んで来てて、

彼の絡みシーンは、どれも面白かったんですよ。

毛野があまり絡んで来ないルートは、地味で物足りないくらいでした。

ちょっと意地悪で、いい性格してるし、妖しい雰囲気にも

ドキドキだったので、このルートはとても楽しみにしていたのですが。

 

予想外に重くって、ちょっと驚きました。

彼自身の生い立ちに関する悩みと言うか、女として生きて来た

自分と、男である自分との格闘とでも言ったら良いのか……。

前作では、そこまででは無かったように思うので、

そんなに気にしてたんだぁ……とビックリだったし、

思っていたスジではなかったのが肩すかしな感じでした。

 

もっと、ドキドキさせてくれるのかなぁ~って期待してたので(^_^;)

 

ストーリー展開は皆、同じなので、個別ルートで個々の抱えている

問題をやるのは歓迎なのですが、それにしても、ちょっと

ダラダラとしていた感があり、面白いって思えませんでした。

しかも、信乃が、ここでもウンザリする程、鈍感だし、

思考回路や言動に共感できない事が多くて、イライラ度が

高かったから、尚更、面白味が半減……。

 

毛野さん、大好きだからこそ最後にもってきたのですが、

内容的に見ても、最後じゃない方が良かったのかな~。

いずれにしても、前作が良かっただけに、残念でした。

 

 

 

そして、総括ですが。

 

やっぱり、この作品は三部作の為の中継ぎ目的で、ザッと

作ったって印象が大ですね。

正直、存在の意味が理解できないと言うか、無くても全然、

構わないように思えました。

 

前作では、大筋は同じなものの、八犬士それぞれの事件を

追っていたので、楽しめました。

でも本作は、旅する相手が変わっただけで、ほぼ内容は同じ。

相手が違うから、その相手との絡む内容が違うだけ。

しかも信乃は、やたらと自分を男女だの、もっと相応しい相手が、、

だの、卑屈だし、前作で死なせてしまった人達や浜路の事で

うじうじしてばっかりで、イライラするキャラでした。

皆から『男前』って言われてるけど、どこがぁ??って感じで。

 

自分の意志で男として武士として生きるって決めたのに、

自分を男女とか言ってる事が可笑しいし。

もっと、きっぱり堂々としてて欲しかったですね。

過去の事件で傷心していても、後悔とかあっても、

ウジウジはやめて欲しい。

信乃の魅力が全く感じられなかったので、八犬士のみんなが

好きになる訳が、分からなかったです。

 

とにかく、全体として、内容は浅いのに、くどくどしくて

ただムダに長く引っ張っている感が強い本作でした。

 

星評価は、★★☆☆☆ 2つでしょうか。

 

あと、エロ度が前作より低かったですね~。

 

絵も魅力イマイチ……。CGシーン、どれも酷かった。

構図からして、なんだこれ?って感じだし。

 

もともと、衣装とかダサダサなだけに、尚更、変に思えました。

 

 

さて。

まだ、次の新作まで時間があまり過ぎているので、

このまま、三部作最後の『村雨丸之記』にいこうと思います……。