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里見八犬伝~浜路姫之記(PSP) 1.犬川荘助

f:id:narico555:20161201132016j:plain cv 鈴村健一

 

前作、八珠之記の続き。

誰とも結ばれていない設定での開始で、今回は

幼馴染みの荘助で始めてみました。


この『浜路姫之記』は、3部作の中で一番、みんなの評価が低いんですよね。

どうしてなんだろう?と思いながら始めてみたわけですが。


1周目ですが、確かに、これでは評価は下がるな、と思いました。

全体的に、作りが雑と言うか、章の数は、前回同様13章プラス終章と

多いのに、中身が薄くて短かった。1周目なのに、前作の半分くらいの

時間で終わってしまいましたよ。。。

しかも、最初の方は、前回までのお話の回想シーンが多くって。。。

お話も、今回は単調と言うか……。


里見家の5番目の姫、浜路姫が結婚したいと連れて来た男が、

なんと、信乃と荘助の、死んだ筈の幼馴染みの浜路…………。

しかも浜路は、二人の事を覚えておらず、性格は別人のようで……。

そして、翌日、姫と浜路が失踪。

おまけに、信乃が持つ『孝』の玉と妖刀・村雨が盗まれて。


浜路たちと、村雨の行方を追う旅が始まるわけですが。


前作では、旅の過程で、色々とあって大変で、起伏も激しかったのに、

今回の旅は、大した事はありませんでした。


ただ、荘助は、良かったんじゃないのかな、と思いますね。

幼馴染みとして、尽くすばかりで報われない、可哀想な荘助でしたが、

今回は、随分と早い段階で告白。。。

まぁ、ここまでで、ずっと我慢してきたんですものね。

他の人と結ばれても、信乃が幸せなら耐えられるとか言いながら、

やっぱり、告らずにはいられなかった荘助……。

でも、浜路の登場で、幼馴染み同士の対抗意識がバッチバッチして、

その辺は、なかなか面白かったかと思います。

全体のストーリはアッサリでしたが、荘助や、周囲の毛野、道節の絡みなどは

思わずニヤけてしまう楽しさがありました。


それにしても、信乃の相変わらずな鈍さ……。

鈍く作りすぎだろ。

それと、背景、すっごい前作の使い回しが目立ちましたね。

製作費、随分、安くついてるんじゃないのかな。話しも短いし。

これだと、正規の値段で買うのは勿体ないって思ってしまいます。

中古でも、八珠と村雨に比べると、すごく安価ですよねー。

まぁ、村雨に繋がる中継地のブレイクタイム的なポジションと

割り切ってやるなら、いいのかな。

八犬伝自体、膨大な長さの物語なだけにね。