12時の鐘とシンデレラ・トリプル全巻パック 0時-3.エルマー
cv 緑川光
中流貴族のおぼっちゃま。
エリーゼの勤め先である、グラディス・ブリジット姉妹の
友人の友人として、知りあう。
下町に住む貴族に強い興味を持ち、何かと言うと
不躾に、無礼とも思える言動で訊ねてくるものの、
本人には全く悪気は無いらしく…………。
なんだか、とても変わっている人でした。
前半は、何を考えているのかよく分からず。
単なる興味本位にしては、しつこいし、学究的な意味で
追及している雰囲気が無くはないものの、それとは別の
目的も感じられて、、、、。
この人のルートは、貴族はこうあらねば、と決めつけているエルマーの、
貴族の子弟としての葛藤と克服が描かれたお話しだったと思います。
なので、貴族の実体、とまでは言えないけれど、貴族と庶民の格差とか、
社会の在り方とか、そういう問題が含まれていて、深いと言えば
深かったとも思える一方で、ちょっと退屈にも思えました。
貴族サイドの人物中心で、話しの幅が狭かったからなのかもしれませんね。
それに、エルマー自身が、親が決めた価値観や在り方に
疑問を持ちつつも、従わないって選択ができないタイプなのと、
優しいのだけど、軟弱な感じだったので、ヒロインのエリーゼは
そんな彼を可愛いと思ったりしてたけど、自分的には、
情けないヤツと思うばかりでした。ほんとにボンボンで……(^_^;)
大好きな緑川さんでしたが、なよなよタイプ系でしたねー。。。。
全く、萌えキュンしなかったわけではありませんでしたが、
少なかったです。物足りない度が高かった。
ここまでやって思うに、エリーゼの物語は、攻略相手の癖が
強すぎると言うか、自然にキュンキュンできるタイプじゃ
無い人ばっかりって感じしますね……。
エリーゼ自身が、ドライで、少々S系だからなのかもしれないけど、
なんだかな~って思います。
残りの二人は、これまでの登場での印象は良いし、
好みなのですが、期待して良いものやら……。不安になってきました(^_^;)