悠久のティアブレイド -Lost Chronicle- 3.ヤジュル
、
cv 近藤隆
ネオスフィアのセンターで、治療ポッドの中で液体化していた人間を
生き返らせたら、出て来たのが彼だった…………
いや~、このご登場には、ちょっと驚きでしたけどねー。
生体IDには『議員』と登録してあったものの、本人は記憶を失っていて。
謎の人物ではあったけど、陽気で面白くて、ちょっとナンパな感じで、
いいキャラだったんですよ。
議員だった割には、なんか技術者みたいに、何でも直せるし、
敵に襲われた時も、強いし頼りになるし。
近藤さんが声って事もあり、とてもカッコ良くて素敵なキャラでした。
…………がっ!
1周目から分かると思いますが、後半の彼には更にビックリです。
え~~~?そうなっちゃうのぉ~~~?
そして、エンド後は、この人の存在は、何処へ……?
でしたが、いよいよ、当人ルートで色々分かるのか、って事で、
期待で胸を膨らませて、挑みました。
なかなか良かったです。
ちょっとハードではありましたが。
前半の明るく陽気な喋りの近藤さんも素敵だけど、
後半のクールなのも、凄くいい。
ビジュアル的にも、冷たい感じの横顔なんか痺れますね。
何て言うか、この物語は、みんな切ないです。
そもそも3000年も生きていたって事自体、ヒロイン哀れな気がするし、
3000年前に滅びた話しも哀れだし。
過去は過去として、同じ過ちを繰り返さないようにするだけで、
それ以上は囚われずに、今、そして未来を生きていけ、って事ですよね。
どのルートでも、結局のところ、そこなんだと思います。
特に、今回のヤジュルに関しては、それが凄く当てはまる内容でした。
イヴにしてもね。
もう、3000千年前とは別人だし。
さて。
シュドかアタルヴァを終えないと行けないルートだっただけに、
ネオスフィアと3000年前の話しが更に詳細に描かれて、
大分、カラクリと言うか、世界感が深まったように思います。
シュドとアタルヴァをやったからこそ、より分かりやすかったかな、
と思うので、シュド・アタルヴァ、どちらかで行けるルートでは
ありますが、両者を終えてからの方が良いと思いますね。
最初はロボットアニメか!って感じでしたが、矢張り段々と
深まって参りました。
選択肢の少なさから、ゲームをやってるってより、
読んでるって感じではあるけれど、ストーリー的には
面白くなってきたと思います。
乙女的にも、胸キュンでした。
ヤジュル、ほんと、良かったです♡