猛獣たちとお姫様 2.ユゼフ
小熊の時にユーリアに救われて育てられた、かな~りの天然。
大きな体に、子どものような精神なので、最初の頃は
何かとトラブルメーカーだったりします。
喋り方も、いかにも、可愛いクマさん、みたいな。。。
気が小さくて力持ちの典型?
頭は良くないけど、逞しくて、力仕事系では非常に頼りに
なるけれど、人が好過ぎて、簡単に騙されちゃうタイプ……。
なんか、熊の時には、ノボォ~~っとした雰囲気なんだけど、
人間になると、凄い男前なんで、喋りやキャラとの
ギャップを感じます。
でも、ストーリー的には、ミアーシュよりも面白かったかな。
ミアーシュは彼の過去のトラウマ的な事の解決が、そのルートの
中心だったけど、ユゼフの場合は、そういう過去のトラウマもなく、
塔の中で、世間を知らずに育ったユーリア姫に育てられたせいか、
とってもとってもピュアで、良心の塊のようなキャラなので、
人助け、友助け、そしてユーリアを守るって事がひたすらなルートでした。
共通ルートは、モフモフの選択以外は、ほぼ同じなので、
まっ、退屈でした。殆ど既読スルーでしたが。それでも30分ほど要しましたね。
後半の3~4章は、4時間程度。矢張り、部分的に退屈感アリ。
そこら辺は、多分、ストーリーの展開の仕方というか、場面展開の
やり方が、上手じゃないのかな~と思いました。
でも、ユゼフの性格がよく生かされてる気はしました。
ユゼフのセリフの幾つかには、為になるものや、ホロリとくるものがあり、
全体的な雰囲気もユゼフの雰囲気そのもので、良かった。
ただねー。
クマで、子どものようなユゼフにさ。男を意識するヒロインには
共感できませんでしたね。。。
最初、「お母さんみたいな存在」って、ユゼフがユーリアの事を
言っていたけど、ほんと、そうだと思う。
でもって、他の女の子達にチヤホヤされてるのを見て
寂しいとか、モヤモヤとか、、、それって、子離れできない親と
同じじゃん、、、って思った。
なのにねぇ。
クマなのに、イケメンで逞しい男子に姿を変えただけで、
いきなり異性として意識するのって、確かに多少はあるでしょうけど、
それイコール恋愛感情ってのは、勘違いのような気がするんだけど(^_^;)
ユゼフにとっては、最初からユーリアは絶対的な存在って感じで、
それが徐々に、恋愛感情と変化していく様子は、割と納得できたけど、
ユーリアの心の変化の過程は、イマイチでした。
恋愛感情へ移行していくのを否定しているわけではなく、
その過程が短絡的すぎるのが、ピンと来ないだけ。
最終的には、いい感じなのは良かったけどね。
ユゼフはイイ男だもん。徐々に男らしく、しっかりしていく様には
魅力を感じます。そういうのに惹かれるのなら分かるんだけど、
裸で抱きつかれたりとか、そういうスキンシップが元で
意識してってのは、あまり感心しない。
それなら、相手がたまたまユゼフだったからってだけになるし。
乙女ゲームは、いつも思うけど、そういう過程が一番、大事と思う。
イケメンと、可愛い女の子の取り合わせで、ひと目ぼれとか、
シラけるわ~。
さて。
2周目と言う事で、冒頭の始まり方が少々違っていました。
語られる本の内容が。
そして、その内容が、今後の謎にも関わっているようで、
このヨゼフの最後で、少しそれを示唆しているようでした。
リシャルトの行動なのですが。
これを見ると、ルート解放されて、すぐにリシャルトをやるのは
早計なのかな~?って思ったけれど、初回にユゼフをやれば、
2回目で、リシャルトをやっても問題ないのか?
でも、やっぱり勿体ない。私にとっては、リシャルトは本命なので(^_^;)
次は、猟犬のルドヴィク、いきます。。。