熱血異能部活譚 Trigger Kiss 1.神埼梓馬
CV 鳥海浩輔
異能って、ちょっと超能力のような変わった能力なんだけど、
その能力は個々によって内容が違うと言うか、その異能を持った人達の
異能部って部活の話しなのですが。。。
着眼点は、なかなか面白いです。
プレイヤーは、双葉と言う、割と可愛い女の子。
他人の異能力を接触(キス)によって強化できるって異能を持ってるんだけど、
過去に色々あって、異能からは遠ざかっていましたが、転校先で
二人しか部員が居ない異能部に、半ば騙される形で入部し、いきなり
大会に出場する事に。
目指すは、全国制覇!
って事で、その二人しかいない部員のうちの一人が、この梓馬。
一応、主将。
すっごい熱血で、単純バカなキャラクター。
クールな役が多い鳥海さんにしては、珍しい役ですね。
無い訳ではないですが、過去の熱血タイプは、熱血タイプっぽいビジュアルが
多かったので、こういう、イケメンなのに非常に熱血で暑苦しいバカってのは、
本当に珍しいかも……。
黙っていれば、ほんとカッコイイんですけどねぇ……(^_^;)
内容的には、とても面白かったです。
双葉ちゃんは可愛いけれど、しっかりしてて、アホな男どものセリフに
鋭いツッコミする内心のセリフは共感ばかりで面白かった。
女の子らしい気遣いや優しさとか、いかにもラブストーリで男子に好かれる、って
タイプの女子じゃない所が、逆に身近に感じると言うかね。
こういう女の子、好きです。
このゲームは、乙女ゲームの括りではあるけれど、少なくともこのルートでは、
糖度、全く無いと言っても良いかもしれません。
多分、他のルートでも同じ感じなんだと思いますが。
3章までは、この部活のメンバーほぼ共通で、4章から個別に分かれるけど、
個別になったからと言って、特別な事もなく。
全国大会制覇に向かって、ひたすら進んでいく感じ。
もう、恋愛模様なんて毛ほども無いですね。
選択肢によって、好感度が変わるけど、それは最終的にイイ感じになる為だけ、
って感じなので、このゲームで恋愛を期待してはいけないと思います。
それと、選択肢も選択肢と言うより、ニュアンスセレクト?
選ぶには変わりないですが、少なくて、殆ど読んでばっかりです。
試合の結果とかにも、全く影響なく……。
プリストのように、少しは試合に勝つための何かがあるのかな?
と思っていたけど、ありません。
なので、ただただ傍観者と言うか、アニメを見ている感じでしたね~。
ゲームをしている感が非常に薄かったです。
特に最後の2章は、全く、見てるだけ。
内容は面白いんだけど、ずーっとゲーム機の画面を見続けているのも、
案外、疲れるものですね。
あと、人物が、意外とフルボイスじゃないんですよね。
話す言葉は声ありですが、内心の呟きは声無しで。
全部、吹き出しのような形で、縁どる色で違いをだしているものの、
最初はビックリして、なんだぁ?と思いました。
そんなゲームでしたが、珍しいタイプの鳥さんに、最初のうちは
異和感があったものの、すぐに馴れ、おバカなキャラながら、
なんか可愛くて良かったです。
いつもなら、こういうキャラは好みじゃないんですが、
この梓馬は、意外と魅力的でした。