7'scarlet 総括(トア真相・隠キャラ含めて)
最初に始めた時は、んんんん?と思ったゲームでしたが、
全体を通してみると、面白く楽しめました。
プロローグからしても、ちょっとダークでホラーっぽいのかな?
って、想像してたんですよね。死んだ人が蘇って屍者となる。
その謎を追うので、少しドロっとしてるのかなぁ~……って。
ホラー系、苦手な割に、怖いモノ見たさで、つい手が出ちゃう。
キャラクターの名前とか見ても、神話の世界っぽいし、
『もし神……』に近いのかも、って。。。
あれは面白かったけど、エグ過ぎて少し引いたんですが、
このゲームは、全然、そんな事、なかったです。
逆に、もう少し恐怖感が煽られても良かったような気が……(^_^;)
最初、あまり好みじゃないと思った絵も、最後まで
ヒノだけは好きになれなかったけど、他のキャラは良かったです。
ただ、スチルに落差があって。
ステキな絵がある一方で、なんだこりゃ?って思う絵も。。。
お話しの方は、攻略を進めていく上で徐々に分かって来るので、
最初の二人の時には、ミステリー的には非常に物足りなく、
兄を探しに、何か秘密のありそうな奥音里へやってきて、
ひと夏を過ごす中で、事件っぽい事に巻き込まれつつも、
無事に終えて、謎は分からぬまま帰る……、、そんな感じ。
その中で、恋愛感情が生まれて……。
攻略制限が取れた後は、段々と謎が分かってくるけれど、
基本的な流れは同じ。
それぞれのキャラを楽しめました。
ミステリーだけに、構成面で、こういう風に工夫したんだと思います。
でないと、完全に金太郎飴になっちゃうものね。
そう言う点は良かったんだけど、あっさり過ぎて
物足りなかったのも確か。
ただ、ユヅキまで終わっての、トアの真相には
正直、せつなくなって、ちょっとウルッときてしまいました。
トアは、ほんと、不憫だわ~(:_;)
ユアとの関係は予想通りだったけど、まさか、ねぇ。。。
そして、最後の最後、隠れキャラ……。
ネタバレになりますが。。。。
予想は簡単につくだろうと思うのですが。
夜刀神ハナテ@緑川光 お兄ちゃん..........
この人を探しに来たんですよね~。行方不明の、謎のお方。
もう、お兄ちゃんキャラ、、、益々『もし神……』を連想しちゃう。
あれでは、とても病んだ兄でした。
『ニル・アド……』でも、ちょっと病んでる系のキャラだったし、
グリリバ、そういう役、多いの?
『百花百狼』では五右衛門さんで、こちらは非常にステキなキャラでしたが。
ここのお兄ちゃんは、ヤンデレ系とは、また違いました。
ハナテのルートは、攻略と言うよりも、ほぼ、読むだけな感じ。
選択が2回ほど出て来たけど、どれを選んでも結果は変わりません。
ハナテが行方不明になった理由や、ハナテの存在、イチコが
何故、狙われるのか、ユヅキまで終えても、まだ分からなかった部分が、
ここで全て明かされます。
殆ど、ハナテの語りとハナテ中心でのストーリー運びとなってます。
なかなか、見応えがありました。割と、長いんですよ。
全部を読むのに、2時間以上、かかりました。
ユヅキの回を夜に終え、トア真相も終え、寝るまでまだ時間あるし、
いっちゃおうかな、、と思って、入ったはいいけれど、
1時間を経過しても、終わりそうになく、やむを得ず、
中断して就寝しちゃいました。
夜が明けて再開したけど、やっぱりすぐには終わらず……。
まとまった時間が必要ですね。
そして、こちらも、ラストはせつなかった。。。。
やっぱり、そうなっちゃうのねぇ。。。
奇跡とかは無いわけねぇ。。。。
どっぷりとした感慨は無いものの、淡~~い感じの物が
胸に残った感じです。
あっさりサックリでしたが、いい感じの後味が残ったような。
攻略順は、
ヒノ → イソラ → トア → ソウスケ → ユヅキ
→ トア真相 → ハナテ
ヒノとイソラは、どちらが先でも問題は無いけど、
物語の最初としては、一緒にやってくる幼馴染みのヒノの方が
まずは、この物語の世界感を知るのに良いと思います。
徐々に分かって来るけれど、ソウスケとユヅキで一挙に
謎解明が進むので、この順番が一番いいかな。
予想ほどのドップリ感が無かったので、物足りなさはあるけれど、
楽しめたので良かったです♪