narico555のブログ

乙女ゲームの感想や声優さん、アニメなどの話題が中心です。

Code:Realize ~白銀の奇跡~ 2.After Story ショルメ

f:id:narico555:20180105165442p:plain cv:村上和也

 

イギリスの名探偵、シャーロック・ホームズ

前回、彼の攻略ルートが追加され、

是非、アフターが見たいと言うファンの要望に

答えてくれた今回のお話でしたね。

 

とても良かったと思います。

前回の彼のルートは少々物足りない感があったように思います。

ルパン達と敵対する立場だし、過ごした時間も多くないし、

なのでピンと来ませんでした。

ショルメ自身はステキなんですけどね。

なので、今回も最初のうちは、矢張り今一つピンと

来なかったのですが、静かに盛り上げてくれた感じだったかと。

理屈っぽくてクールなのに、意外と情熱的でロマンティストでした。

切ない感もあり、沁みるような熱さを感じさせてくれました。

 

まだ毒を持ったままのカルディアちゃん。

そんな彼女の毒を制する手段は、ちょっと大胆と言うか

強引と言うか荒業っぽかったし、疑問に感じる部分も

あるにはあるけど、でもまぁ、ステキな終わり方でしたね。

予想以上にウットリさせてくれて、さすがFD!って拍手喝采です♪

 

Code:Realize ~白銀の奇跡~ 1.After Story フィーニス

f:id:narico555:20180105143615p:plain cv:梶裕貴

 

前回のFD、~祝福の未来~で追加された

フィーニスルートのアフターストーリーって事で、

姉弟二人で、ウェールズのあの屋敷で

のんびりと平穏な生活を送る日々.....。

その様子は本当に平和でゆったりしていて、

時々来るお客さん達に二人の時間を邪魔されるのを

嫌がるフィーニスながら、絵に描いたような幸福な暮らしで、

見ているこちらも、ほんわかしてきます。

けれど、ある日、ロンドンで建造物が次々と

破壊される事件が起き、二人はロンドンへ向かうことに.....。

 

不幸な生い立ちのフィーニスでしたが、

前回、報われるルートが追加され、普通に人間として

再出発をスタートした彼は、結構、ステキだと思います。

もう少し、姉ベッタリのシスコンぶりが発揮されるのかと

思っていたのですが、その辺は、そこそこでしたね。

普通にルパン一味達に焼きもちやくけど、異常と呼べるほどではなく。

いい感じの姉弟ぶりだったと思います。

二人でノンビリ暮らしている様子も微笑ましかったし、

ロンドンでの事件に二人で立ち向かっていく所も、

二人きりの家族としての絆が感じられて良かったです。

そして、ルパン達も良い感じで。

まぁ、ここでの彼らは出番が控えめではありましたけどね。

その代わり、イデア使徒の一人であるヘンゼルが

いい味、出してました。

毒舌なフィーニスと良い対比ぶりのボケでしたね(笑)

面白かったです。

 

2018、今年もよろしくお願いします。

あけまして おめでとうございます♪

 

昨年は有難い事に、わりと良い年だったと思います。

ゲームもたくさん、できました。

 

今年も引き続き、ゲームを楽しめる年だと嬉しいです♪

 

.....って、どんだけゲーム一色なんや、って思わなくもなく.....(;^_^A

 

さて。

 

新年最初に始めるゲームは、先月発売した、

Code:Realize 白銀の軌跡』から。

 

やっぱり、お正月は明るく甘くで始まりたいですねぇ。。。

 

今月購入予定のゲームは1本。

エフェメラル -FANTASY ON DARK- 』

12月が多かったせいか、1月は発売本数自体、

少ないなぁ、と思います。

 

2月には『遥かなる時空の中で Ultimate』2/22 がお楽しみ。

他に

『愛は、憎しみによく似ている』(R18) 2/23

マジェスティック☆マジョリカル vol.1』(PC) 2/23

 

3月

マジェスティック☆マジョリカル vol.2』(PC)  3/30

『イケメン戦国・時をかける恋 新たなる出会い』 3/22

 

4月

『天涯ニ舞ウ、粋ナ花』 4/26

マジェスティック☆マジョリカル vol.3』(PC)  4/27

 

年内発売日未定

『真紅の焔 真田忍法帳』

 これ、何年も前から楽しみにしてて、確か去年も、

 年内発売予定だったんですよね.....。

 今度こそ、今年発売して欲しいです。

 

上半期は、今のところ少なめですね。。。

でもまぁ、今後増えていくかとは思います。

ただ、マジェスティック☆マジョリカル 』は少々

迷っております。R18はPCでしかできないので、

それ以外はPCでやりたくないんですよね。

なるべく重くしたくないのもあり.....。

Vitaで3つ全部移植してくれるのを待とうかな、とも考えていて。

多分、移植するなら全部一緒になるだろうし、プラスアルファも

考えられるから、そちらの方がお得ですよね.....。

 

そう思うと、春までは少ない感じが。

なので、それまでは先月購入したゲームを中心に

積みを崩していく感じでしょうか。

予定ラインナップとしては。

 

『学園CLUB』

『Un:BIRTHDAY SONG~愛を唄う死神』

『Starry☆Sky~Winter Stories』

『Princess Britania』(R18)

『男遊郭

『シノバズセブン フルパッケージ』(PC)

 

他、クィロゼのゲーム数本.....、な感じでしょうか。

 

それと、乙女ゲームの他に、2つの無双が中断したままだし、

ドラクエ11も未開始のまま残ってるし、

牧物3つの里.....、もまだ未着手のままなので、

飢渇する事は無さそうです。ww

 

 

こんな感じで、今年もゲーム三昧になれるかなぁ~?

 

余談ですが、我が家は一人っ子の息子とダンナの3人家族で、

3人ともゲーマーなので、休日とか3人揃って、

各々違うゲームを同じ部屋で楽しんでいます。

親がゲーマーだけに、子供に対しゲームに関して

うるさくなんて出来ませんので、他所のお子さんたちからは

羨ましがられている親なのですが、やる事をきっちり終えてこそ、

他の時間は自由よ、ってスタンスなので、

勉強もせず、手伝いもせず、ゲームばっかり.....って状況では

ありません。矢張り其々の責任はしっかり果たしてこその

自由なので。

 

また、其々、ゲーム以外の趣味もあるので、

色々やりながら、でもゲームの比重が一番多いって感じで

日々、ゲーム三昧を満喫しています。

そんな、とっても不良腐主婦なワタクシの、当ブログではありますが、

今年もどうぞヨロシクお願い致します。m(__)m

 

2018 元旦 

 

2017年、ゲーム総括

2017年も、もう終わり。

 

曇り空の東京です.....。

 


さて、今年もプレイしまくった1年でした。

年頭の予定では、2週に1本くらいか、と思っていましたが、実際には

それを上回るプレイ数でした。

個人的にライフスタイルが変化して、有難いことに

自由時間が大幅に増えたのもあり、ゲームが出来ない日が

ほぼ無くなった気がします。


実際、どれだけプレイしたのか、振り返ってみます。(太字は今年発売のもの)

 

 1.遥かなる時空の中で6 幻燈ロンド

 2.花朧~戦国伝乱奇 

 3.仁義なき乙女&恋恋三昧リニューアルパック(R18) 

 4.うたの☆プリンスさまっ♪Repeat LOVE 

 5.personA~オペラ座の怪人(R18)

 6.遥かなる時空の中で3 Ultimate 

 7.大正メビウスライン備忘録(R18)

 8.ワンド オブ フォーチュン R2 ~時空に沈む黙示録~ 

 9.KLAP!!~Kind Love And Punish~Fun Party 

 10.うたの☆プリンスさまっ♪MUSIC3

 11.ルフレール~幸福の花束~ 

 12.OZMAFIA!! vivace

 13.東京陰陽師天現寺橋怜の場合~VEdition

 14.逢魔時~怪談ロマンス(PSP)

 15.黄昏時~怪談ロマンス(PSP)

 16.魔女王(PSP)

 17.三国恋戦記~乙女の兵法!~新装版(PC) 

 18.白と黒のアリス 

 19.ふるえ、ゆらゆらと 上弦の章(R18) 

 20.AMNESIA(PSP)

 21.蝶の毒 華の鎖 ~大正艶恋異聞~ 

 22.死神稼業 怪談ロマンス~(PSP)

 23.死神所業 怪談ロマンス~(PSP)

 24.ロミオvsジュリエット(PSP)

 25.ふるえ、ゆらゆらと 下弦の章(R18) 

 26.空蝉の廻 

 27.緋色の欠片~おもいいろの記憶~ 

 28.ロミオ&ジュリエット(PSP)

 29.三国恋戦記 魁 

 30.クランク・イン 

 31.猛獣たちとお姫様~in blossom  

 32.ニル・アドミラリの天秤 クロユリ炎陽譚 

 33.忍び、恋うつつ ー甘蜜花絵巻ー 

 34.悠久のティアブレイド -Fragments of Memory- 

 35.吉原彼岸花 久遠の契り 

 36.うたの☆プリンスさまっ♪Amazing Aria & Sweet Serenade LOVE  

 37.スチームプリズンー七つの美徳ー 

 38.Starry☆Sky ~Autumn Stories~ 

 39.越えざるは紅い花~愛しき日々は胸に集いて~(R18) 

 40.ひめひび 1学期 Princess Days 

 41.蝶々事件ラブソディック 

 42.ファタモルガーナの館 COLLECTED EDITION 

 43.大正×対称アリス HEADS & TAILS 

 

うわぁ~。我ながら驚きです。

昨年は34本だったんですよね。それで過去最高って思っていたのに、

更に10本も増えてる。これじゃ、ほぼ週1本ですね..........(;^_^A


ただ思うに、今年は移植とFD・続編が、すっごく多い年だったかと。

新作が、とても少ないですね。

そして残念ながら、どの新作も期待する程では無かったように思います。

 

では、今年のランキング。


ブログで評価した数値は、その時点でのものなので、

総合的に見ると前後するかと思いますのでご了承ください。


 1位 越えざるは紅い花~愛しき日々は胸に集いて~(R18)

 2位 ロミオvsジュリエット(PSP) & ロミオ&ジュリエット(PSP)

 3位 遥かなる時空の中で6 幻燈ロンド

 4位 遥かなる時空の中で3 Ultimate

 5位 personA~オペラ座の怪人(R18)

 6位 忍び、恋うつつ ー甘蜜花絵巻ー

 7位 猛獣たちとお姫様~in blossom

 8位 ニル・アドミラリの天秤 クロユリ炎陽譚

 9位 三国恋戦記~乙女の兵法!~新装版(PC)

 10位 吉原彼岸 久遠の契り 


 特別賞 ファタモルガーナの館 COLLECTED EDITION


なんか、笑っちゃいますね。トップがR18とは! 

しかも、もう1本、ランクイン。。。。

これでも、R18だけに、控えめにしたんです。オペラ座.....は

とても面白かったので、もっと上位にしたいくらいで。

特別賞は、他の乙女ゲームとは少々違うけれど、評価としては

非常に高いので、特別賞と言うことで、掲げさせてもらいました。

こうやって改めて見ると、今年はランク内に新作が無い.....。

次点として、今年の新作で一番評価が高いのは『クランク・イン』かな。

ちょっと地味な印象ですが、存外、まぁまぁ良くできていたと思います。

ありがちな印象のテーマでしたが、設定やシナリオとしては

挑戦的だったかな、と思います。


あと、猛獣やニルアドは、本編より今回の方が

良く出来ていた印象なので、ランクインとなりました。

ティアブレイドも本編より良かったと思います。

壮大さがやっと生かされた感。

KLAP!も良かったです。ランクインしてもおかしくないですね。

まぁでも、プレイ本数が昨年より増えた為、

ランキング選抜もその分、悩みましたね。

こうやって見ると、全体的には楽しめたものが多かったなと

思うものの、こういう具体的なタイトルを見ずに考えると、

意外とパッと思い出せなかったりもするので、それだけ

インパクトが弱く、押しなべてまぁまぁだったようにも思えます。

そしてやっぱり、クイロゼとネオロマが強いな、とも。。。

クイロゼはまだ積み分があるので、来年もプレイ予定です。


今年はこの他に、3DSのゲームもしましたが、やはり多くの時間は

乙女ゲームに費やされていますし、多分、来年もそうなるでしょう。。

ただ、来年は、やりたいと思うゲームが発売されるのか.....。

段々とマンネリ化が気になる最近ですね。

いまのところ、一番楽しみにしているのは、やはり

遥かなる時空の中で  Ultimate』でしょうか。

ネオロマの中で一番好きなせいか、楽しみ度も協力ですね。^^

 

まぁ、来年の事は、また明日にでも、ご挨拶方々

語りたいと思います。

 

では、皆さま、来年も良かったら見に来てくださいね。

ありがとうございました。

 

良いお年を♡

 

 

2017☆私の今年の声優アワード


今年は、昨年よりも更にゲームの年でした。

ゲームを選ぶ時のポイントとして、絵の好みとキャストが

大きく占めるので、どうしても好きな声優さんが演じられる

ゲームばかりの傾向になってしまうのですが。

そして、テレビアニメとかも、そういう声優さんで

選んでしまう傾向にあります。

 

昨年のアワード1位は、諏訪部さんでした。


そして今年ですが。

 

今年も、2年連続で、 諏訪部順一さん  です!


もうなんて言うか、昨年度よりも好き度が増しました。

今年プレイしたゲームでの出演数トップじゃないでしょうか。

テレビアニメでも、諏訪部さんのご出演、最多な気がします。

ツイッターもフォローしてますが、呟かれる内容を見るたびに、

その人間性にも惹かれてしまいます。。。

車のカーステレオでは、フェロ☆メンのアルバムがエンドレスです.....。

かなり、日常的に諏訪部さんが溢れている気がしてなりません。

諏訪部さんの声を聴いてると、幸せでウットリ.....。

あー、どんだけ毒されてるんだろ、って思うほど。。


とは言え、最愛は相変わらず 鳥海さん ですけどね。


さて、2位以下ですが。


 2位 立花慎之介

 3位 櫻井孝宏

 4位 興津和幸

 5位 松岡禎丞

 
今年1年でプレイしたゲームやアニメ等で、自分の中で

萌え度が高かった順位となります。あくまで今年限定。

昨年と比較すると、立花さんが大躍進。

松岡クンは1つ下がりだけど、再ランクイン。

立花さんは好き度が上昇の一途なせいか、矢張り

出演数が多いんですよね。なので当然のランクインかと。

 

櫻井さんですが。

元々好きな声優さんなのですが、意外と巡り逢いが

少ない気がします。そんな中で、今年はロミジュリが

凄く良かったです。そして、猛獣、ニルアド、忍恋と

結構、目白押しで、震えました。

尚且つ、アニメの方の『ネト充のすすめ』でも

ドキドキさせて貰い、最後にはファタモルで.....。

聴くたびに、やっぱり櫻井さんは良いなぁ~って

実感させてくれるお方ですね。

 

それから興津さん。

興津さんも凄く好きなお方ですが、なかなかキャスティング的に

恵まれない気がするのですが、今年は ロロアリの

ジャックが最高でした。辰吉も良かったのですが、

なんと言ってもジャックでしょう。蝶々事件の怪演も

なかなか素晴らしかったですが。

 

さて最後に、今年、ではなく、総合順位です。


矢張り、総合1位 は  鳥海浩輔  ですね。(敬称略)


 2位 諏訪部順一

 3位 緑川光

 4位 立花慎之介

 5位 石田彰

 6位 下野紘

 7位 櫻井孝宏

 8位 興津和幸

 9位 松岡禎丞

 10位 前野智昭


去年の順位を見ると、諏訪部さんは5位だったんですね。

すっごい大躍進ですよね。光さんを抜いてしまった!!

まぁ、トップ3は、ほぼ横並びな感じなのですが。

思うに、矢張り低めで少々鼻に掛かった感じのお声の方が

好みなんだなぁ~と、つくづく.....。

そうでない人もいますが。

10位の前野さん、今年は遭遇率が低めでしたね。

あと、役柄に多少左右される気がします。

前野さんで一番好きなキャラは、矢張りコドリアのルパンですね。

その他、ほぼ同列な感じで、

平川大輔野島健児鈴村健一、、他。


上昇中は、佐藤拓也増田俊樹、など。


来年は、どう変化するのか、しないのか?

来年も楽しみです♪

 

大正×対称アリス HEADS & TAILS 4.学園アリス編 &総括

f:id:narico555:20171230145837p:plain

 

家庭の事情で鏡の国にある『鏡野学園』に通う事になった

有栖百合花、17歳。

個性的な7人のイケメンと繰り広げられる学園生活。

 

本編とはまた違った、鏡の国でのお話。

学園ラブコメな内容になっていて、まぁ、面白かったです。

7人各キャラを攻略できるようになっていますが、

1周目以降は、短かったですね。

共通部分が多いんですよ。

最初は、あまり考えずに、気持ちの赴くままに選択してたら

シンデレラさんになりました。

やっぱり、彼が一番好きだからなのかなぁ?

各キャラと絡みつつ進んで行きますが、かなり後半まで

恋愛な感じじゃないので、後半になってからの展開は、

ちょっと唐突感がありますね。

その辺は、グレーテル以外は皆同じ感じです。

百合花の方から、目的の攻略相手にプッシュプッシュの連続で。

ほんと、逞しいわ~(;^_^A

みんな、それぞれ、相思相愛になってエンド、でしたが、

魔法使いさんだけ、ちょっと違ってました。

詳細はネタバレになるので語りませんが、FDらしくないのでは?

と思ったりして..........。

まぁ、概ね楽しめた学園編ではありましたが、共通部分は

やる程に退屈と言うか、ウザく感じましたね。

 

 

と言う事で、全て終わり、フルコンプ致しました。。。

 

全体としての感想は、楽しめたけど、FDとしては

物足りない感じでしたね。

今年は充実したFDが他のゲームで多かったせいか、

それらと比較すると、ちょっと軽くて物足りない感じなんですよね。

猟師さんとオオカミ君のはボリュームもあったし、

良かったとは思うものの、暗い物語を側面からとは言え踏襲してるので、

気持ち的にちょっと沈む感じで。

それを払拭するような、アフターと学園編は、短くて

お手軽な感じで、見どころに欠けていた気がします。

CERO C の割に、糖度低めだったかと。

それぞれのキャラは相変わらず個性的で面白かったですけどね。

特にアリス@松岡くんは、ノド大丈夫~?って心配になるほど、

凄い熱演ぶりでしたねー。セリフの量も相変わらずの多さですが、

濁りのある叫びや、ぜぇはぁ.....の枯らした感じとか、

絶叫したり、弱弱しかったり、強弱の幅が凄くって、

相当、疲れたのではないのでしょうかね?

 

評価としては、3.5 くらいかなぁ。。。

せっかくのFDなんで、もっと抱腹絶倒させてくれて、

尚且つ、ウットリ.....♡ もさせて欲しかったなーって(*ノωノ)

 

f:id:narico555:20171230152103p:plain

http://www.prot.co.jp/psv/taishoaliceht/index.html

 

 

大正×対称アリス HEADS & TAILS 3.After story

それぞれの世界でハッピーエンドを迎えたキャラ達の、

その後の物語と言うことで。

7人のキャラ達とのアフターですが、思っていたより

短かったです。各話、約40分くらい.....。

なので、アッと言う間に終わってしまいました。

 

各キャラ、プレイ順に感想を。

 

★グレーテル

f:id:narico555:20171228182719j:plain cv:江口拓也

弟から恋人となったグレーテル君。

甘いモノに目が無くて、お菓子食べ放題だったけれど、

決められた時間に決められた量しか摂らないように猟師さんから

言われていたけれど、気づけば結局、かなり食べていて。。

そんな状況に対して猟師さんが言った一言、

「太るぞ」から、気になって体重を図ってみたら

ビックリな結果に!

ダイエットを決意し、百合花の協力のもとに

頑張るものの、一向に減らない..........。


なかなか面白かったです。

ダイエットに関しては、頑張ってるのに成果が見えない

ジレンマと落ち込みようは、経験者だけに

よぉ~~く分かります。

こんなに頑張ってるのに、なぜ全く減らないの!?って

ガッカリするのも当然ですよね~。

でもって、最終的に、ホントは.....ってオチは、

最初に自分が思った事だったので、ヤッパリネーって

感じでしょうか。

でもまぁ、あれだけ甘いモノ尽くしだと、将来病気が

心配にはなるので、これから程々にして欲しいものです。

それにしても、相変わらずの、猟師や百合花に対する

劣等感でしたが、それでも救われたのもあってか、

良い感じで成長のバネになっている感じでした。

猟師編で凶暴なグレーテルと接した後だけに、

随分と丸くなったなぁ、と思います。

大人の男性へと近づきつつある感じが良かったです。


★かぐや

f:id:narico555:20171228182942j:plain cv:増田俊樹

ちょっと、あっけない感じの終わり方でしたね。

勿論、ハッピーエンドなのですが。

お話としても、かぐやさんの百合花への強い愛情が故の

物凄い過保護ぶりが目立つ内容で、クスリと笑いを誘う

シーンが多かったけれど、全体としては締まりに欠ける

印象でした。救われはしたけれど、まだ少し

引きずってるなぁ~って感じで。かぐや独特の翳りを

感じさせる雰囲気だったように思います。

 


★白雪

f:id:narico555:20171228183037j:plain cv:蒼井翔太

デート中に雨に降られ、雨宿りの為に入った無人の館に

閉じ込められてしまった二人.....。

その屋敷は、かつてアリステアが住んでいた屋敷のようで。。。

過去から完全に決別できていないものの、

辛かった過去をそのまま受け止められるようになった感じでした。

全てが丸く収まって、良い感じの夢の世界で

幸せに過ごしてるんだな~って、感じさせてくれて良かったです。

でもやっぱり、ちょっと物足りない感でしたね。


赤ずきん

f:id:narico555:20171228183202j:plain cv:前野智昭

めちゃ面白かったです。

赤ずきんさんは、キャラそのものが面白いから、

内容も当然、コメディになってきちゃいますよね。

相変わらずの、スケベな恥ずかしがり屋さんぶり、

とっても笑えました。

でもって、やっぱり可愛いー。


★シンデレラ

f:id:narico555:20171228183246j:plain cv:平川大輔

笑いながらも、結構ロマンも感じられたりして、

シンデレラさんらしさも健在だし、とても良かったです。

なんだかんだで、シンデレラさんが兄弟の中では

一番好きなのもあって、楽しませて貰いました。

相変わらず、金銭感覚が.....って思ったものの、

最後に種明かし的なエピソードが出てきて、

なるほど、そういう事だったんだと改めて納得。

なかなかオツなオチでしたねー^^


★アリス

f:id:narico555:20171228183327j:plain cv:松岡禎丞

ひねくれもので毒舌なアリスくん。

それだけに、恋人同士になっても甘い雰囲気も

言葉も無く、不安になる百合花。。。

本当は、今の自分よりも、昔の、出会った頃の

小さい百合花が好きなのではないか.....、そんな疑問を

持つ彼女の前に魔法使いさんが現れ.....。

思いもよらない展開で、面白かったです。

笑えました。そしてチョッピリ切なさもあり。

百合花の気持ち、なんか共感でしたね。

だからこそ、アリスくんの態度になんか悲しくなったり

したのですが、本当のところが分かってヤレヤレでした。

アリステアとは違う、俺様なアリスくんですが、

結構、好きです。なんと言っても松岡くんの演技が

最高だと思います。ほんと芸達者^^


★魔法使い

f:id:narico555:20171228183429j:plain cv:羽多野渉

全人格の記憶を持つ、冷静で頭の良い、

後から作られたキャラクターの為に、有栖百合花の忠実な

僕として働いてきた魔法使いさん。

その役目も終えて、やる事もなく、猫の百合花とチェスを

打つだけの退屈な日々。たまには気晴らしと、各キャラ達の

世界へと猫百合花と共にデートと称して出かけるのですが、

出た先、出た先で、結局なにかと手助けの連続で.....。

なんかとっても、切なかったです。

他のキャラ達は、それぞれの世界でそれぞれの百合花を愛し、

ハッピーになっているのに、一人魔法使いさんだけが、

本物の百合花への愛情に執着し続けていて。

そして、そんな彼のそばで、彼の幸せだけを願っている、猫百合花。。

ちょっぴり泣けちゃいましたね。可哀そうに思えて。

本編でも、最後に彼の存在の本当の意味が分かった時、

とても可哀そうに思えたし、目的の為とは言え、有栖百合花は

本当に酷い女だな、と思ったものでしたが。

それだけに、そんな彼女を、どうしてそこまで愛しているのか、

ちょっと理解しがたくもあるのですが、まぁ、最終的に

幸せになれて良かったです。

 

と言うことで、各キャラクター、ハッピーに終われましたが、

やっぱり、短いー!!

だからか、ちょっと物足りない感がありました。

順番としては、最後に、アリス→魔法使い、がお勧めです。

特に、魔法使いは絶対に最後がいいです。

全体の種明かし的な内容になっているので。

それぞれ、クスクス笑えるシーンが多くて、面白いには面白いものの、

もう少し糖度があっても良かったのにな~と思います。

FDですもんね。

本編の内容を考えると、尚更、甘々なのを見たかったですねー。

 

 

大正×対称アリス HEADS & TAILS 2.猟師編

f:id:narico555:20171225215221j:plain cv:橋詰知久

 

有栖諒士。百合花の一回り上の兄で精神科医

過去に何度か、アリステアの別人格と関わっている。

 

とても、面白かったです。

本編では、クールな大人のイメージで、何を考えているのか、

その人間性とか、いまひとつ掴みづらい人物でした。

でもステキな人なので、兄ってポジションが惜しいな.....、

なぁ~んて思わせてくれるサブキャラさんでしたが。

 

意外にも、とても人間味のある、苦悩を抱えたキャラでした。

この人に、こんな背景があったとは、ちょっと驚きでした。

陰で、こんなに苦労してたのね.....って、親近感が湧きましたね。

優しくてハートフルな人でした。

そして、ちょっと可哀そうでもありましたね。

あんなに一生懸命努力して、何とか彼らを救おうとしてたのに。

結局、アリステアを最終的に救ったのは百合花で。

まぁ、結果良ければ全て良し、なんでしょうけど、

やっぱり、ちょっと中途半端な難しい立ち位置のままで

終わってしまったような気もしました。

 

あと、ここでも百合花にはちょっと.....。

大神くんの時も思ったけれど、周囲にあまりに良い顔し過ぎ。

生い立ちから来るのでしょうけど、あんまりにベタベタなので、

時々気持ち悪く感じることもありました。

兄妹の距離感がね。。。

あれほどアリステアが好きなら、兄へ気持ちは

向かない気がするのよねぇ.....。

アリステアの件で相当ストレス溜まるでしょうから、

支えて欲しい、頼りたいって気持ちは当然だけど、

それ以上にベタベタし過ぎなのが、どうも.....、でした。。。

将来、諒士に彼女できたら、彼女さん、大変そうww

 

 

大正×対称アリス HEADS & TAILS 1.オオカミ編

f:id:narico555:20171224134121j:plain cv:花江夏樹

 

『大正×対称アリス』 ファンディスクとしてPCで発売された

移植版。 移植、結構早かったですね。

楽しみにしていたので嬉しいです。

 

内容としては、攻略キャラじゃないけれど、物語に深く関わった、

オオカミ(大神ゆうき)と猟師(有栖諒士)の視点からの物語と、

アフターストーリと学園アリス編、と言うことで、

まずは、オオカミ編から始めてみました。

 

 都会で両親と暮らしていた大神少年。

 両親の反対を押し切って田舎の高校へ入学。

 子供の頃に仲たがいしたまま別れた友達に会うのが目的ですが、

 なかなか会えない中、時期外れで転校してきた、

 ハーフの可愛い女の子、有栖百合花に一目惚れし..........。

 

明るくてノリが軽く、チャラい印象が強かったオオカミ君でしたが、

オオカミ君サイドから語られた物語は、予想外にせつなかったです。

こんなにイイ奴で、一途だったとは! 

改めて好感を抱いた感じです。

 

本編では、アリステアの中の各キャラ攻略の形で、

後半になって真相が判明し、その凝ったシナリオに

驚きましたが、こうやって、第三者サイドから

アリステアと百合花の話を見ると、また違った感慨になりますね。

そして、百合花、つくづく嫌な女ですねぇ.....。

でもって、この世界はやっぱり異常だな、と。

二人を囲んだ世界そのものが、現実の世界でありながら

歪んでるように感じられました。

 

それにしても、次の猟師編もでしょうが、

本編をやってなければ、全く話の内容が分からないですね。

やっていても、大分時間が経過していて、細かい部分まで

覚えていないせいか、かなり途中まで、ちょっとピンと来なかった(-_-;)

なんせ、本編では殆ど、各キャラの夢の中の話で、

オオカミ君も、その中の登場人物の一人だった為、

現実との乖離感がありましたし。

まぁその分、現実では、こんな風に進んでいたんだと、

新鮮さも感じられましたけれど。

ここで見てると、アリステアの苦悩が一層強く感じられて、

そこは良かったと思います。

 

オオカミ君は、面目躍如でした。

いつか、もっとステキな女の子とハッピーになって欲しいですね。

 

ファタモルガーナの館 COLLECTED EDITION

f:id:narico555:20171222121105j:plain

http://www.dramaticcreate.com/fatamorgana/index.html

 

あまりにも悲しく、あまりにも辛い物語でした。

記憶をなくした「あなた」と呼ばれる人物が、

館にいる一人の謎の女中から、その館で起きた過去の出来事を

幾つも見せられるのですが、どの出来事も悲劇で.....。

 

内容は、本編と、後から追加された、本編の内容の

発端となる過去のお話(Another Story)と、

現代のお話の3本仕立てとなっています。

 

まずは本編ですが。。


ミステリアスで、少々ホラーっぽい雰囲気の始まりから

色々と気持ち的に期待させるものがあったのですが、

始まってみると、ところどころのほほんとした部分もあり、

最初は良く分かりませんでした。

ゆったりとした話運びで、なんだかよく分からないまま、

登場人物たちの、ありがちな日常を見る中で、

そのうち、ちょっと退屈かも.....なんて思っていたら

突然、不幸が襲い掛かり、急転直下な展開に。。。


簡単に言えば、そういう展開の繰り返し、なのですが。

何度も何度も、つかの間の平穏な幸せから、恐ろしい程の

悲劇に見舞われて、救いのないような結末が、

しつこい程に繰り返され、段々とこちらも気鬱な影響を

受けるようになりました。

普段なら、途中で嫌になり、続ける事が苦痛に感じられそうなのに、

なぜか、暗澹たる気持ちになりながらも、やめられない。

放棄できない。最後まで、結末をしっかり見届けたい。

もう、その一心で、夢中になって読み続けました。

長かったです。とても。

これはもう、ゲームなんてものじゃないと思います。

まさにノベルですね。

選択肢は結構、あります。

と言っても、とても長いし、前半の3つの物語を読んでる過程では

全くと言って良いほど、選択肢は無いです。

それに、声がありません。

BGMと効果音と、セリフではない、笑い声とかくらい。

だからホント、読書してるような感じでした。

効果音付き絵本とか.....ww

でも、それだけに奥が深く感じられたように思います。

それを踏まえての演出が上手いです。計算され尽くしてるな、と。


もう、悲しいくらい、不幸の連鎖と言う感じで、

それぞれが、ちょっとした選択を誤っただけなのに、

それらが不幸への歯車にガッチリとはまってしまって、意図せずに

そちらへと回ってしまったような、そういう印象でした。

そして、誰もがあり得る事でもあるな、と。

ちょっとした誤解や、臆病や、保身や虚栄.....、そういった事の

積み重ねで、悪事に加担し、自身を誤魔化す為に正当化する。


とは言え、その内容は残酷で、どうしてそこまで出来るのだろう、と

これじゃぁ、恨まれても当然だろうと思う程の悲惨さだけれど、

彼ら彼女らの、それぞれの真実が明かされて、最終的に救済される様は、

もう、涙無くしては読めませんでした。

ボロボロと泣き通しでした。

哀れで、悲しくて、せつなくて..........。


特に、「あなた」の正体と女中の正体、この二人の過程は、

最高に泣けました。最後まで、せつなかったです。

とても、深い内容だったと思います。

色々と考えさせられるお話ですね。胸に深く突き刺さったまま、

感動が去りません。


ただ、すっごく長くて、最後まで行くのがちょっと辛かった。

だれる事はありませんでしたが、いい加減、終わって欲しいと

後半、思う事は多かったです。

重厚過ぎて.....。

割と何度も、どんでん返し的な感じでもあったので、

驚きも多く、かなり翻弄された感もありますね。

そして、悲惨で凄惨で悲劇度が高いお話ではあるものの、

ところどころ、ほっこりと笑いを誘うシーンも織り込まれていて、

だからこそ、その後に見舞われる悲劇が一層不幸度を増すのですが、

ほっこりシーンは見ているこちらも、幸せな気分にさせられました。

本当に深かったと思います。

 

ーAnother Story

★ヤコポとモルガーナのお話

 あまりにも哀れで、悲しかったです。

 二人の出会いから、モルガーナが死ぬまでの、

 ヤコポを中心にして進んだ内容だったけれど、

 すでに結果は本編で知っているだけに、そこへ辿り着くまでの

 更に掘り下げた内容が、とても深く胸に沁みました。

 表面だけ見ると、悪党な領主としか思えない人物だったけれど、

 本編の最後で、彼の視点から物語が語られて、彼の本意では

 無かった事は分かったけれど、まさか、こんな背景が隠されていたとは。

 彼の人物像が大きく覆され、激しく揺さぶられる事となりました。

 もう、ひたすらに同情だし、好きになってしまいました。

 その後の事を思うと、胸が痛くてたまりません。凄く泣けました(T^T)


★ジゼルが来る前の、ミシェルのエピソード。

 伝染病に掛かってる男が館の前で行倒れていて、

 興味が湧いて中へ引きいれた事から、奇妙な共同生活が始まり、

 ミシェルの心が徐々に人間らしい以前の感情を呼び覚まされ..........。

 ジゼルが来てからのミシェルと、少し被る感じがしましたが、

 なんとも物悲しいお話でした。


★ハッピーエンドのその後.....。

 本編の最後のアフターなお話で、現代で再会した

 ジゼルとミシェルの、極平凡な二人のデートの様子が

 とても良かった。

 そもそも、この二人、本編でもボケとツッコミな取り合わせって感じで、

 二人の言葉のやり取りが笑いを誘うのですが、ここでは更にパワーアップした感。

 つくづく、平穏で何気ない日常の平凡な幸せこそが

 最も尊いものなのだと感じられ、なぜかここでも胸がせつなくて

 泣けて来ちゃいました。二人の幸せな姿を見れるのが嬉しかった。


★本編、モルガーナとヤコポのアフター.....

 本編の最後で開放されたヤコポですが、モルガーナの態度としては

 ヤコポの想いは報われない感じで終わりました。

 可哀そうだな、と思った気持ちが、このアナザー編の冒頭のお話で

 ものすごくヤコポが哀れに感じて、ヤコポへの愛情まで感じるように

 なったので、ここへ来ての、彼とモルガーナのその後の二人の

 方向性のようなものが示されて、なんかホッとしました。

 ヤコポはやっぱり、彼女が大好きで、愛してて。。。

 それだけに、愛する女性へ与えた仕打ちは酷過ぎるし、

 彼自身も深い悔恨に見舞われているし、恨まれたのも当然と思いながらも、

 まだ、想う気持ちが去る事はなく.....。

 だかこそ、一層、せつなく哀れに感じて、ここでも涙してしまいました。

 だってヤコポ、本当はイイ奴だったのに.....ね。。。

 今度こそ、二人の魂が共に救われますようにと願わずにはいられませんでした。


―現代編

 まず、絵が変わってしまって、ちょっと残念です。

 最初、このゲームの絵に多少引きがあったのですが、始めてみると

 予想より美麗で、作品の雰囲気にもピッタリで、違和感が無くなりました。

 むしろ、中世って時代的にも合ってたかと。

 だから、現代編で、あの絵じゃない方が、現代的にした方が良いと

 思われたのかもしれませんが、もう少し原画に近づけて欲しかったですね。

 ちょっとアニメっぽい絵になっていて、顔とか、別人か?って思うほど

 違う気がします。

 でもって、声も付いてる為、違和感がすっごく感じられました。

 ほんと、別人のように感じてしまい.....。

 そう思うと、つくづく本編での声無しは、それで良かったんだな、と思いますね。

 自分の中のイメージとのズレが結構あって、ピンと来ませんでした。

 男性キャストは保志くん以外は大好きな声優さんなので、それはそれで

 嬉しかったのですが、矢張りどこかイメージが。

 中でも鈴さんの役は、一番しっくり来ませんでした。

 そんな、絵と声のギャップを感じながらも、このストーリーも結構長く、

 進めているうちに、現代の彼らの物語にどっぷりとハマりました。

 そして、後半は矢張り涙が滂沱。。。

 本当に、互いに相手を想っていたのに、間違った選択と弱い心で

 取り返しのつかない事態へと進み、長い間、それぞれが苦しんで、

 改めて業の深さが感じられました。

 そして、過去は過去として、現在を大切にして欲しいと切に思い、

 二人で今度こそ幸せな未来を築いて欲しいと思いながら、

 長い長い、悪夢と未来への希望の物語が終わりを告げて、胸が熱いです。

 

☆全てを終えて。

 おまけとして、18編のショートストーリがあり、語られ切れなかった

 細かい間を埋めるような、ちょっとしたお話でしたが、それらも全て

 読み終え、感無量な感じです。


 こんなに、胸に深く感動を呼ぶ内容だとは、始める前は思いませんでした。

 ホラーっぽい内容なのかなと感じられたのもあり、ホラーとかスプラッタ的なのは

 とっても苦手なのもあって敬遠していたのですが、お勧めに従って、

 思い立ったら吉日、みたいな、早急な購入&プレイだったのですが、

 そうして良かったと思います。勧めてくれて、感謝ですね。

 でなかったら、一生、やってなかったかも.....(;^_^A


 繰り返しになりますが、システムとしては、ゲームと言うより、もう殆どノベル。

 本編で後半から何度も選択肢は出てくるし、エンディングもデッドも含めて

 何種類も用意されてはいますが、悩むような選択肢ではなく、

 選べば当然だろうと思われるエンドへ進むようになっているし、

 ゲーム的には難しさなんて殆どなく、もう、読ませるのがメインですね。

 選択肢が少なくて読むばっかりだと、いつもなら当然が如く

 すさまじい睡魔に襲われて寝落ち.....なパターンなのですが、

 今回に限っては、そういうことは一切ありませんでしたね。

 もう、この世界の中にどっぷりとハマり、退屈する事なく、ただひたすらに

 先へ進みたくて、夢中になってました。

 でもって、割と影響されやすい私は、夢にまで出てくるっていう..........。

 そして、かなり残酷で凄惨な内容だったのに、おどろおどろしさは無く、

 気持ち悪さとかも感じられませんでしたね。

 感じるのは、哀切と悲哀と憤りと、少々の仄々感。。。

 人間の持つ、善悪の側面や、心の弱さと強さ、優しさと憎しみと残酷さと、

 あらゆる正負の感情が相まって、色々な刺激を与えられ、

 深い内容だったと思います。


 評価としては、4.5 かな。 評価の付けようもないかな、とも

 思うのですけどもね。 自分的には、素晴らしかったと思うので。

 普通の乙女ゲームとは一線を画すと思います。

 非常に長くて、何十時間もかかったので、大変ではありましたが

 その分、やりがいもありました。


 そんなこのゲーム、愛憎劇ですが、最終的には、それぞれが新しい人生を

 歩んでいけそうな終わり方だったので、本当に良かったです。


 それにしても、ヤコポには泣ける。。。

 ミシェルにも泣いたけど..........。

 

 

興味が少しでもある方には、お勧めします。

乙女ゲームではなく、飽くまでノベルです。

舞台は中世のヨーロッパ。なので宗教的な側面があります。

ひどい時代だと思うけど、それだけに人間の本質を

抉り出しているように思います。