narico555のブログ

乙女ゲームの感想や声優さん、アニメなどの話題が中心です。

遥かなる時空の中で3Ultimate 9.源九郎義経

f:id:narico555:20170316194451p:plain cv:関智一

 

源氏の大将。兄の頼朝の名代として、

平家討伐の為に戦っている。

八葉の一人で、地の青龍。

 

とても生真面目で一本気な為、他人とぶつかる事も

多いけれど、自身の誤りを悟れば、すぐに認める事が

できるし、有言実行で大将らしい男性です。

最初はちょっと、上からな言動で口が悪いのもあって、

割と気の強い望と、どうなることかと思ったけれど、

互いに助け合う形で進んでいく話の運びは良かったかと。

 

ただ、あまりに真っすぐで、兄の頼朝を信じ切っている様は、

ちょっと哀れに思えました。

史実的にも悲劇な人なだけに、ある程度、先が見えてるから、

お人よし過ぎる九郎が、じれったくて……。

 

本編恋愛エンドと十六夜、、、結果的にはどちらも

良かったと思いますが、さすがに長かったですね。

それと、九郎に追随するような形で話が進んでる、

弁慶や景時にも同情しちゃう。

このルートでは、景時が哀れに思えました。

事情が分かるだけに。

そして、他の八葉のメンバーが、良い味を出していたと思います。

それぞれの個性にあった活躍とカッコ良さ。

特に弁慶とヒノエが良かった~。

この二人がいないと、九郎、生き延びれなかったのでは?

って思うほど、役立ってましたね。

十六夜後半御登場の、銀と泰衡も、ステキでした。

 

九郎ルートは、九郎の葛藤と鎌倉との関係が中心で、

糖度は低いけれど、喧嘩するほど仲が良い、的な

二人の関係は、それなりに楽しめたと思います。

 

 

遥かなる時空の中で3Ultimate 8.有川譲

f:id:narico555:20170315110100p:plain cv:中原茂

 

望の幼馴染で将臣の弟。天の白虎。

生真面目な性格で、弓が得意。

 

平家物語で弓の名手として有名な、那須与一に弟子入りして、

彼の代わりに弓で活躍してるってところが、ゲームならではの

面白さでしたね。

 

それにしても、望を「先輩」と最後まで呼び続けていたのは、

ちょっと……、自分的には残念でした(;^_^A

「先輩」って呼ばれても、全然気持ち良くないと言うか

逆に萌えれなかったりします…。

 

彼は子供の時から、ずっと望が好きだったようで、

いつでも影から見守り続け、それがどこまで行っても

一歩引いてるところが、とても健気なキャラだったと思います。

でも、心中では、ものすごーーーく、嫉妬心メラメラだったりして、

その辺は面白かった。

 

それと、とてもマメ。

特に料理がお上手なのは、嬉しいですね。

戦う彼女を支える献身さ。そして、守ろうとする想い……。

だからこそ、兄の将臣の大雑把さが、気に入らないのでしょうね。

でも、望はきっと、将臣を選ぶんだろうと、ちょっと諦めな

気持ちもあったりして、でも譲りたくない思いとの葛藤。。。

ちょっと控えめ過ぎる所が焦れったい譲クンでしたが、

常に望の安全を守ろうとする姿は良かったです。

 

ただエンディングがねぇ…。

どちらも、ええっ?それってアリぃ???って

思う展開でした。

後日談は良かったですが。

 

その後日談でやっと御登場の、那須与一さん、なかなかナイスでした♪

 

 

 

遥かなる時空の中で3Ultimate 7.白龍

f:id:narico555:20170314220442p:plain cv:大谷育江/置鮎龍太郎

 

陽を司る龍神で、望を白龍の神子として

異世界へ連れてきた。

 

五行の乱れで龍脈が滞り、力を失くしているせいで

子供の姿を取っているが、徐々に力を得てからは

大人の姿に…。

 

前半の子供姿の白龍は、とっても可愛らしいですが、

大人姿となると実に逞しい体躯な上、声が置鮎さんだけに

妙に色っぽくって……( ˘//////˘ )

 

この白龍、どうして望を神子に選んだんでしょうね?

エンディングまでやってみて思うのは、

もしかして、、、ひとめぼれ???

 

子供姿の時から愛しく想い、恋してたって、

はぁ~~~っ……。。。。

まぁ、子供姿の時から、「大好き」と連呼して、

いやにベタベタでしたけどね。

ただ子供姿だけに、小さい子が姉を慕うような

雰囲気があるだけに、微笑ましい感じでしたが、

外見は変わっても、中身は同じなんですよね…………。

 

途中、大人に変化した白龍に対して、

前の方が良かったって答えと今の姿でいいって答えの

どちらを選ぶかでエンディングの姿が変わるところは、

正直、笑えました。

自分的には、子供の白龍はとっても可愛くて好きだけど、

全然萌えれないので、やっぱり大人の方がいいかな~。

 

ただ、白龍がことあるごとに望に言うセリフの甘さは、

ヒノエや弁慶とは違って、神だけに、あまりにも

綺麗過ぎて却って現実味が薄い感じがして、

真剣に受け取れなかったです……。ピンと来ないのですよね(;^_^A

それでも、最後は良かったです。

そして、後日談でも、大人と子供の両方のパターンが

用意されていて、それも楽しかった。

この後日談は、ほのぼのとしていて、自分的には一番、幸福感が

あって好きかな~。

なかなか面白い後日談でしたー(^^)

 

それにしても、公式サイトでの紹介では、

子供白龍しかないってのは、ちょっとねぇ…(-_-;)

 

 

遥かなる時空の中で3Ultimate 6.有川将臣

f:id:narico555:20170314160423p:plain cv:三木眞一郎

 

楽天的で明るい、幼馴染の同級生。

異世界へ飛ばされる望の巻き添えを食って飛ばされたものの、

出会えないまま行方不明に……。

有川譲の兄で、八葉の一人、天の青龍。

 

頼りになる、兄貴分的な存在ながら、まぁ多分、

この人が本命的なポジションなんでしょうけれど、

とにかく、一緒に飛ばされなかった為に出てくるのが遅く、

また、入ったり出たりが激しくて、すれ違いが多く、

攻略するのが面倒くさい人でした。

 

また、話の筋としても、ちょっとイライラさせられると言うか。

将臣も、そして神子側の仲間たちも、なんか皆、鈍いのでは?

神子側から見れば、将臣の行動って怪しい筈。

また、行動を共にした時に、望達一行に対して

大きな疑問を持たない将臣も変。

互いに薄々感じているのかな?と思ったりしたものの、

戦場で出会った時の互いの驚きようったらないしね。。。。

 

それと、将臣の行動に対しても、あまり共感できませんでした。

異世界に一人だけ紛れ込んで、そりゃぁもう大変だったろうし、

不安だったろうとも思うし、だからこそ恩返ししたいって

気持ちは理解できるものの、限度ってものがある気がして。

だって、望ちゃん、随分と何度も窮地に陥ってるんだよね。

そうしてるのは将臣のせいな部分もあるわけで。

知らないんだから、しょうがないって事なのでしょうかね?

でも最終的に戦ったりもしてるしねぇ…。

 

なので、この人のルートは、気持ちが乗りませんでした。

最終的にハッピーエンドなエンディングのルートであっても、

気持ちが晴れなかったと言うか。

だって、恩義の強さばかりが伝わってきて、望への愛情の

強さみたいなものは、あまり伝わってこなかったから……。

 

それでも、後日談で多少は満たされたとは思います。

初出ではそれが無かったから、ものすごく物足りない感が

強かった記憶が残ってます。

 

それにしても、三木さん……。

なんか言葉遣いからして、トシさんに似てるし、

錯覚しそうなほどでした。。。

トシさんの三木さんは大好きなのですが、それ以外のキャラでは

どーも三木さん、自分的にはいまひとつかなぁ……(;^_^A

 

 

遥かなる時空の中で3Ultimate 5.平敦盛

f:id:narico555:20170314105543p:plain cv:保志総一朗

 

敵である平家の公達。平清盛の甥にあたる、笛の名手。

八葉の一人で、天の玄武。

 

元々平家物語でも15歳で合戦で死ぬ、涙を誘う描写で

有名な少年ですが、ここでも可哀そうな存在でした。

自身の存在に圧倒的な負い目を持っているせいか、

神子に対してはとても遠慮がちと言うか、後ろ向きでも

ありましたが、想いはひたむきで純粋でしたね。

 

ただ、平家との戦いの度に葛藤が付いて回るわりには、

ずっしりとした重量感が無く、可哀想とは思うものの

悲壮感は意外となかったように思います。

苦しみの度合いが、深いんだろうに深く感じられなかった、

と言ったらいいのか……。

後ろ向きな敦盛に対して、神子があまりにポジティブだったから、

かもしれません。

ここまでポジティブだと、思い悩むのが馬鹿らしく

なってくる感じでしたね。

まぁ、敦盛の場合、どうしようも無いわけなのですが。

 

だからなのかは分かりませんが、思いのほか糖度が低い感じと言うか、

恋愛的な雰囲気は薄かった印象でした。

本人たちは、多分、恋愛的な気持ちなんでしょうけどね(;^_^A

 

エンディングは、かなり物足りなかったかな。

十六夜の方も。

想いの強さで、大きな変化があれば良かったのに、って

思ったけれど、それだとご都合主義になっちゃうのかなぁ。

でも、何度もやり直す事自体、すでにご都合だと思いますけどねww

 

それにしても、声の保志くん、予想以上に声が低めでしたね。

この手のキャラだと、大抵高めでくるので、ちょっと驚きました。

前の時には、もう少し高めだったような気が。

だから、少年系は好みじゃないのもあって、敦盛はイマイチだった

記憶があるのですが、今回はショタっぽくなくて良かったですが、

キュン度が無かったのが残念です。

 

 

遥かなる時空の中で3Ultimate 4.リズヴァーン

f:id:narico555:20170312190342p:plain cv:石田彰

 

鬼の一族の末裔で、八葉の一人。地の玄武。

九郎義経と望の剣の師匠でもある。

 

とっても切ないルートでした。

いつでも主人公を守り、導き、その選択に従いながら、

微妙な距離感があり、謎の多い人物でしたが。

 

このシリーズでの鬼は、いつも悲しい存在ですよね。

前作までは敵として戦っていましたが、この作品では

八葉の一人として共に戦う事に。

でも、悲しいサガを背負っていて、ただひたすらに

望の生と幸福だけを願って行動してる様が、せつなかったです。

彼女の生だけが彼の幸福で、ともに生きて幸せを築くことは

全く望んではいなくって、その辺が、望サイドからすると

ジれッたかったです。

一緒にいたいのに……、その願いは叶えてくれようとしない……。

それでも、何度も追いかけて、やっとつかまえて……。

 

最終的に、幸せになれて、これほど良かったと思う人、

いなかったです。

もう、ほんと、幸せにしてあげたい!って強く思わせて

くれる人でした。

なので、後日談での幸せそうな様子に胸が温まりました。。。。

 

八葉の中では、私はこの人が一番好きです。

彰くんの珍しい低い声が耳に心地よかったし、

感情を荒げることが無いながら、想いの強さが伝わってきて、

胸キュンでした。

無限ループの中で一人行き来していたせつなさも

ギュッと胸が痛くなって。

こんなにも想われてるんだなって、望が羨ましくなりましたね。

 

リズ先生、最高でした♡

 

 

 

遥かなる時空の中で3Ultimate 3.梶原朔

f:id:narico555:20170312152533p:plain cv:桑島法子

 

望と対になる、黒龍の神子。

地の白虎・梶原景時の妹で、出家している。

 

とても良かったです、このルートは。

攻略と言っても、百合的なものではなく、同じ龍神の神子として、

親友として、朔の恋を応援する形になっています。

 

消えてしまった黒龍の行方を追う事になるまでの

朔の葛藤と、彼女を助ける望との女の友情。

素敵でした。実際には、女の友情ってなかなか

こうも上手くはいかないものなんですけどね。

どこまでも諦めない望の姿勢が、八葉のみんなにとって

最大の力となってるのは、どのルートでも同じで、

互いに力を合わせて乗り越えて行く姿、

運命を変えてゆくところは、学ぶものがありますね。

 

だけど、朔、、、、可哀想でしたね。

正直、泣けました。

涙姿の朔も可愛くて綺麗で愛しかった。

そして、せつなかった。

フルボイスになった事で、この辺の朔の気持ちが

痛いほどよく伝わってきました。

 

でも最後は、良かったと思います。

 

それと、黒龍……。

私、白龍より黒龍の方が好みだな~アハハ(;^_^A

カッコイイ♡

そのせいもあってか、ウットリな二人でした。

 

蛇足ですが、朔って、ホウコちゃんだったのね。

今更ながら……。

前はフルボイスじゃなかったから、地味で印象薄かった。

今回、三木さんとホウコちゃん、二人そろってるものだから、

薄桜鬼の土千の二人じゃ~~~ん( ˘///q///˘ )とか、

余計なことを連想しちゃって……。

このゲームでのカップリングではありませんが、

ここで共演してたのね…なんて新たに感慨したのでした~(^m^)

 

 

遥かなる時空の中で3Ultimate 2.武蔵坊弁慶

f:id:narico555:20170311215303p:plain cv:宮田幸季

 

さまざまな知略をめぐらす、冷静で非情さも

併せ持つ源氏の軍師。

熊野の元頭領の弟でもある。

地の朱雀。

 

ヒノエの伯父に当たるのですが、熊野の男って、

口が上手いと言うか、女性への口説き文句が凄いわ~。。。

甘い言葉を、平気で次々と繰り出すのよね。

そして、熱いヒノエとは違って、実に自然に

口にするだけに、本当なのか社交辞令なのか分かりにくい……。

優秀な軍師だけに、嘘もお上手だし。(;^_^)

 

そんな弁慶さん。

史実とは全く違うと言うか、正反対のビジュアルと雰囲気と

キャラクターですよねぇ。

ちょっと女性っぽい綺麗なお顔に優しげなたたずまいと

丁寧な言葉づかい。

荒法師だったとか言われても、主人公と同じくピンときません。

それでも、優しい態度の裏に見え隠れする、ダークな面が

魅力的でもありました。

宮田さんの声の微妙な表現が、すごく弁慶のキャラに

ハマっていたとも思います。

 

恋愛エンドと十六夜蜜月エンド、どちらも良かったですが、

自分的には、恋愛エンドの方が好きかな~。

十六夜の方は、ちょっとラストとエンディングの間が乖離してるような

感じがしました。唐突的と言うか。

それと後日談も、十六夜の方は、???な内容だったのが

ちょっと残念でした。

ヒノエの十六夜後日談は面白かったのに、こちらは

後日談らしくなく、まさに回想って感じで物足りなかったです。

 

 

 

 

遥かなる時空の中で3Ultimate 1.ヒノエ

f:id:narico555:20170306210828p:plain cv:高橋直純

 

遥かシリーズは、1の初出、PS版でハマり、この3も

PS2だったか、初出で過去にやっています。2004年だったか。。。

それからまさに、遥か13年ぶりのご対面って事で。

 

自分的には1が一番好きなのですが、この3も面白かった記憶があり、

フルボイスってこともあって、楽しみにしてましたが、

始めてみて、色々思い出してきました。

何より、時間を行きつ戻りつして、とっても面倒臭かった……

ってことを…………(-_-;)

 

なんていうか、1周目ではある意味バッドエンドで、

また時空を遡ってやり直すっての、今更ながらズルイ手法だな~って

改めて思いましたね。

それでも、6とは違うゲームの進め方、懐かしくもあり、

楽しくもありました。こういうRPG的な部分があるのが

このゲームにハマった最大の理由でもあった気がします。

 

 

さて。

一人目はヒノエで行ってみました。

ヒノエは、昔やった時には、あまり好みではないキャラだったのに、

今回は、とっても良かったです♡

やっぱり、フルボイスのお陰でしょうかね。

ビジュアル的には、女性的で少々幼いイメージなので、

フルボイスでない時には、そういう見た目のイメージで

脳内変換されてしまっていたように思います。

それに、遥か1でイノリ役だった直純さんが声なので、

イノリがまたタイプじゃなかった事もあって、なんとなく

その流れでヒノエに魅力を感じていなかったのですが、

今回、直純さんのフルボイスは最高でした。

男くさくて色っぽい。少年な筈なのに……。

熊野の頭領らしい貫禄が感じられて、頼りになる男って

印象でした。

何かと甘いセリフが多いヒノエでしたが、声が男くさいせいで、

甘いのに痺れる……(^////^)

とても楽しませてくれたルートでした。

 

 

PersonA~オペラ座の怪人

f:id:narico555:20170302190210p:plain

 

前回やった、仁義なき乙女と同じ、美蕾さんのゲーム。

 

19世紀のフランス・パリのオペラ座が舞台。

プリマドンナになることが夢の、ヒロインクリスティーヌを

めぐる、愛とサスペンスな物語……。

 

自分的には、すっごく面白かったです。

めちゃハマりました。

前回のも個性的でコメディタッチなところもあって

とても面白かったけれど、如何せんヒロインが女子高生だったせいか、

今一つ、夢中になりきれず、俯瞰的な視線でしたが、

今回は洋物でありながら、すっごくツボでしたね。

 

理由のひとつとしては、絵柄でしょうか。

絵がとても好み。皆さん、とても美しい。

ヒロインも可愛いし。

そして、声優さんも好きな声優さんばかりだったのと、

キャラが良かったですね、それぞれに。

ストーリーも重厚でした。

エンディングの数も、多かった。仁義……ほどではなかったけれど、

やりごたえのある内容でした。

 

惜しむらくは、謎が完璧に明かされきれてないと、

最終的には感じたところでしょうか。

あ、あと、絡みシーンが、マンネリ的と言うか、単調な

内容のように思えました。

やる事決まってて、どの人とも結局は、内容的には変わらない

感じがして、ルートによっては飛ばすように見てたのもありました。

 

では、プレイ順に追って感想を。

 

f:id:narico555:20170302191237p:plain ラウル・ド・シャニー CV:空野太陽

 

海軍の軍人で、シャニー家の次男の子爵さま。

幼い頃に、親戚の家へ遊びに来て、近所のクリスティーヌと

仲良しに。お互いに初恋の相手。

 

この人、絵に描いたような、典型的な優しくて爽やかな

王子様タイプでした。まさに王道を行くような恋模様でした。

絵的に、凄く素敵でした、この人は。瞳がとても綺麗で

魅力的で、非の打ちどころが無い感じ。

子供の時からクリスティーヌがずっと好きだったようで、

再会してからの彼からのアプローチは、もう、ドキドキキュンキュン。

最初から最後まで、とても萌えさせてくれました。

貴族だけに身分違いという障害も、なんのその。

全くめげなくて。この人と一緒になったら、絶対に

幸せにしてくれること間違いナシって感じの人でした。

……そんな明るい王子様系ですが、怪人との件で病み系へ

走るエンドも用意されていて……。

おとぎ話のような幸せなお姫様ストーリーじゃ、物足りない!って

人の為に用意されたんでしょうかね?私は無くても良かったエンドと

思いましたが。。。

 

f:id:narico555:20170302195837p:plain フィリップ・ド・シャニー CV:青島刃

 

シャニー家の当主で伯爵さま。

ノルマンディー地方の領主で、オペラ座パトロンでもある。

 

ラウルのお兄さんなのですが、ラウルの時には、身分違いを理由に

散々と二人の結婚を反対していたお兄様だったのに、

自身のルートとなると、まぁ、クリスティーヌまっしぐらな感じで

正直、驚きました。

かなり後半まで、私、この人の気持ちを疑ってました。

どうせ、貴族の遊びだろう。

散々、甘いことを言って、やって、そのうちにポイするんだろうって。

と言うのも、この人、家同士の政略で婚約者がいるんですよね。

貴族の結婚としては、当たり前の事で、本人も当然と思ってる。

なのに、なんでこんなにも、クリスティーヌにちょっかい出すの!

って思うばかりでした。クリスティーヌ自身も、フィリップの気持ち、

信じてなかったし、それもまぁ、当然ですよねぇ。

でも、段々と、どうやら本気らしいと分かってから、

安心して萌えられたと言うか、楽しめました。

この人もラウル同様、滅茶苦茶甘いルートでしたよ。

ラウルが爽やかな好青年なら、この人は妖しい魅力を持った、

色気のある青年実業家、みたいな……。

伯爵さまですから、言葉使いも物腰も優雅。

でもって、大人。

しょっぱなラウルに持ってかれて、これが王道だ!と

思った想いを、すっかりフィリップに持っていかれてしまいました。

ラウル、ほんとに良かったんですよ?

彼の明るい瞳を見るたびに、あ~、綺麗で素敵な人~♡♡……

だったのに、ちょっぴり切ない大人の魅力にすっかりやられて……。

兄弟二人の間で揺れるルートもあるのですが、その時はもう、

クリスティーヌ同様、すっかりフィリップの虜となって

しまっていたので、ごめんねラウル……と内心で謝ってました。(;^_^A

 

f:id:narico555:20170302201157p:plain フィルマン・リシャール cv:桜ひろし

 

オペラ座の新しい支配人で、有名な音楽家。

親切丁寧な物腰での応対と相反した、冷酷な性格。

容赦のない、意地悪な人。。。

 

見た目通りのツンデレタイプでしたね。

この人、本当に意地悪な人でした。

本人ルートでも、かなり意地悪。

それでも、ストーリー的には良かったです。

なんせ、プリマドンナを目指しているのに、

貴族の兄弟との恋愛比重が強かった、前2つのルートの後。

それだけに、舞台の成功とオペラ座が儲かる事を第一に

考えているリシャールと、プリマドンナを目指している歌手との

しのぎを削るような展開の方が、しっくりくると言うか。

それと、怪人の問題が、ここでは大きかったですね。

そして、リシャールと秘書のレミィの隠された姿……。

ミステリー色、サスペンス色が一挙に濃くなり、

また、意地悪なリシャールとの恋愛模様もドキドキで、

予想以上に楽しめました。

声の桜さん、凄く好きなのですが、リシャールのキャラとしては

攻略相手的に少し地味かな?と、本人ルートに入るまでは

物足りなさがあるような印象でしたが、実際は、違ってました。

キュンとする表情に魅せられもして、意地悪に泣かされる事もあり、

あ~、この人、かなりイイかも……(*^^*)と思わせてくれました。

 

f:id:narico555:20170302202353p:plain レミィ CV:先割れスプーン

 

リシャール家の執事長であり、オペラ座の支配人秘書もやっている。

寡黙で有能。リシャールの片腕的存在。

常にクールで表情を崩すことが無い。

 

クーデレキャラな印象ですが、クーデレとはちょっと違ってましたね。

ヒロインには、とても優しくて親切です。

この人の推薦で、オペラ座の入団オーディションを受けることになった

クリスティーヌ。 入団後も、何かと気にかけてくれて。

厳しくて冷たいと周囲からは噂されてるのに、クリスティーヌには

そうでもないので、一体、どういう訳なのだろう?何かあるに

違いない……と思ってましたが、まさかのまさかでした。

いや、よく考えれば当然なオチとも言えるのですけどね。

そして、イレギュラーなオチもなく……。

この人が攻略相手であることが、生理的に嫌悪を覚える人も

いるかもしれません。

私も深く考えると、どうなの?と思いましたが、それでも

このレミィさん、私最初から結構好きだったんですよね。

表情薄いけど、微妙に変化してるんですよね。

表面的にはクールな顔つきではあっても、内面では

色々と葛藤しているのが伝わってくるだけに、

もう、その心の内や感情を知りたくて知りたくて

たまらなくなりました。

それに、クールな表情なのに、なぜかセクシーに感じもして。

そして何より、声が最愛のお方だし……。

執事で秘書だから、物腰も言葉遣いも丁寧でウットリしました。

だけどね。

正体が正体だけにね。

もう、とっても切ない内容でした。

この人のエンドは他の人より多かったのですが、結局は、

この人の背景がネックで、胸が痛かったです。

あ~、ただの秘書と歌手であれば良かったのに……( ;∀;)

と思うばかり……。それでも、この人が一番好きでした。

顔を見るたびに切なくなり、声を聞くたびにキュンキュンでした…。

 

f:id:narico555:20170302203646p:plain オペラ座の怪人 CV:大石恵三

 

クリスティーヌをオペラ座プリマドンナにするよう、

再三要求してくる、謎の仮面の男……。

 

愁いを秘めた、このお顔、大好きです。

声もね。。。大石さん……。低くてセクシーで悩ましい感じが最高でした。

他のキャラ全員を攻略後に、やっと開放されるのですが、

ここまでのルートでは、本当によく分からない人でした。

この人が誰なのか、ほぼ最初から予想はつくのですが、

それでも、その人物の情報は殆ど明かされないので、

一体彼がどういう人物で、本当の目的は何なのか、ずっと分からず。

しかも、ものすごーく、クリスティーヌに執着してて。

「お前は私の物だ!絶対に誰にも渡さない!」と、

どのルートでも、必ずそう言ってクリスティーヌを自分のものに

しようとしてくるんですよ。

クリスティーヌとしては、会ったこともない知らない人だけに、

何故そこまで執着されるのか、さっぱり???

ただ、クリスティーヌに相当惚れていて、彼女の願いには

逆らえないような……???

そんな怪人のルート。

やっと、色々と分かってきましたが、これまでの所業からは

想像できない、優等生的な行動と態度には、ちょっと驚き。

これまで随分と強引なことをしてきた割には、妙に臆病で

控えめで遠慮がちな内容に、少々じれったく感じましたね。

そして、ストーリー的には大本命なポジションなんじゃないの?

と思っていたのに、そうでもないような、案外あっさりした内容で。

ちょっと拍子抜け?

事前にレビューを見て、怪人ルートは今一つ的な書かれ方を

していたので多少覚悟はしていましたが、やっぱり……な感じでした。

彼の過去の経歴とか、もっと深く掘り下げて欲しかった。

それは、レミィにも言えることでしたが。

ペルシャやダロガとの関係も、説明が無いまま終わってしまったし。。。

そして、一番可哀そうな人だっただけに、本当のハッピーエンドが

用意されてなかったのも、悲しかったな。

二人の幸せな光景を見たかったです。

 

このゲーム、攻略が進むほどに、好き度も進むと言うか

変化していったように思います。

ラウル<フィリップ<リシャール<レミィ<怪人

と、最終的にはなってしまいました。

怪人、やっぱりステキ。あの表情がたまらないのです。。(♡////♡)

そして、切なげで物憂げな感じの声音と喋り方。

終始、悲しげな雰囲気が漂って、胸が痛くなってくるルートでした。

 

 

と言うわけで、どっぷりと、甘くて切ないサスペンスミステリーな

物語にハマらせてもらいました。

すっごく、すっごく、ツボでした。

絵、キャスト、ストーリー、みんな良かったです。

まぁ、ストーリーは多少突っ込みどころ、ありますけどね。

 

また、こういうの、やりたいな~。。。