narico555のブログ

乙女ゲームの感想や声優さん、アニメなどの話題が中心です。

うたの☆プリンスさまっ♪Repeat LOVE 1.一十木音也

f:id:narico555:20170210165125p:plain cv 寺島拓篤

 

全く初めての、うたプリ、です。

 

乙女ゲーム歴が浅いので、2015年以前のPSPでの乙女ゲーム

ほぼ未経験。なので、人気で評判の高いゲームは

vitaに移植したらやろうと思ってまして、うたプリも、

そのひとつでした。

 

1周目は、音也。

公式お勧めらしく。

 

この人は、自分は全く好みじゃありませんでした。

むしろ、あまり好きじゃないと言うか……(;^_^A

苦手なタイプでしたね。

ビジュアル的にも好みではなかったのですが、

あまりに直線的で真っ正直と言うか、思う事を

そのまま言ったり、やったりするのが、正直うざく感じました。

馬鹿正直なキャラって、大体いつも一人は用意されている

感じですけど、この人は、それともちょっと違うのかな。

なんの恥じらいもなく、自分が正しいと信じたことは

周囲の事はお構いなしに突き通す。

正しいことを突き通すのが何故悪いのかって感じで

ひたすら押せ押せですよね。

なんていうか、これもひとつの自己中じゃないのかなぁ。

本人は、そんな気は全く無いから、却って始末が悪いタイプ?

 

音楽に関しては良いのですけど、恋愛に関しては

引きまくりでした。

それに、この人、やたらとベタベタし過ぎでは……。

何かというと、肉体的なスキンシップを取ってきますよね。

最初の電車のシーンからして、そうですし。

助けたとは言え、自己紹介をしあった訳でもない間柄で、

頭わしゃわしゃとか、止めてって思います。

乙女ゲーム、どのゲームも殆ど、これ、やりますよね。

自分は好きじゃありません。

恋人同士ならまだしも、そういう関係にないのに、

女子の頭わしゃわしゃしたり、撫でたりとか、しないで欲しい。

ゲームの世界であっても、不自然に思う。

やたらとされるより、もう少しで気持ちが通じ合いそうって時に、

フッとした瞬間にそういう行為があったりすればキュンだけど、

まだただの友達の域の相手がやたらとってのは、全然萌えないし、

頻度が多いと価値も下がる。

 

頭撫でとか壁ドンとか、その他諸々の萌え要素

ただ詰め込めばいいってもんではないかと。。。

 

何かと言うと、抱きついて来たり、キスしたいとか

直截的な言葉とか、あまりにハッキリしすぎてると

真意を疑うと言うか、真剣味に欠けてるように感じてしまいます。

気持ち、訴えすぎ。

あんなにはっきり、公衆の面前で訴えられると、恥ずかしくて

逃げたくなっちゃう心境だったので、音也の気持ちに

応える春歌に共感できず、なので、楽しめませんでした。

 

エンディングとしては、大恋愛、恋愛、友情の3種類でしたが、

友情エンドが一番良かったと思います。

っていうか、アイドルを目指しているわけだし、

これが一番妥当のように思いました。

 

ミニゲームは楽しかったです。

難易度が選べるから、ゲームの進行をわずらわせる事がなく

助かりました。

 

あと、1年間と言うことで、かなり長いのかと予想してましたが、

想像以上に短くて驚きました。

それだけに、恋愛への過程が薄く感じられ、それなのに

熱烈なものだから、なおさらピンと来なかったんですよね。。。。

全体的には軽いと言うか、短絡的な印象でしたが、

他の人のルートではまたどうなるのでしょうか。

 

次は那月でいってみようと思います。

 

 

仁義なき乙女&恋恋三昧 リニューアルパッケージ

f:id:narico555:20170209145031j:plain

 

いや~、、とても面白かったです。

 

普通の女子高生だと思ってたら、ある日突然、ヤクザの組長に。

 

使い古された感のある設定ですが、予想以上に良かった。

 

それに、すごいボリューム。

 

元々は『仁義なき乙女』が本編で、『恋恋三昧』は

ファンディスクで別々の物ですが、FDでありながら、

かなりのボリュームがあったので、両方一緒になったことで、

凄い量。

 

本編だけでも、32(?)だったかな、それくらいのエンディング。

恋恋は、アナザーとアフター合わせて20くらいだったかな。

エンディングの数も凄い上に、時間も長いので、やりがいがありました。

 

基本の真相ルート的には、虎桜組と敵対している

組との抗争があって、それはなかなかハードでした。

ただ虎桜組はヤクザでありながら、善良なヤクザ。

ヤクザが善良ってのも変な話ですが、この手の話では

よくある設定の、堅気の人たちに迷惑かけない極道者ってやつ。

なので、組員たちも、人が好い、面白い人たちばかり。

メインで出てくる3人組なんかは、もう笑えます。

攻略キャラも含めて、みんな個性的でユニーク。

 

エロルートが無ければ、普通のコメディ系乙女ゲームとして

十分楽しめる内容ですね。

本編は、全エンディング数、すごい数ですが、

メインのキャラである、若頭の龍のみ、エンディングの数が

他の人の倍ちかい数なんですよね。

全体的には、ひとり4エンディングな感じで、若干個人差アリ。

2つがエロが無い、ストーリー重視な感じのルートで、

2つが、エロありの、真相とは違う感じのルート。

 

自分的には、エロルートは、いまひとつに感じました。

いや、R18のゲームなので、本来ならエロ大歓迎なのですが、

なんていうか、エロに特化されすぎてる感が強くって。

ヒロインは女子高生。

攻略キャラは1人以外は、みんないい歳した大人。

エロ無しルートでは、女子高生相手らしいストーリー運び、と言うか、

男性たちの対応が、女子高生に対する、行き過ぎない行動でした。

まぁ、ちょっと物足りないけど、それが普通よねぇ~。

 

けれど、これが、エロルートになると、ひどい。

相手は未経験の女子高生だというのに、男連中ときたら、

それはないだろうって思うほどの、悪さぶり。

互いの気持ちを確認しあった後の行為ならまだしも、

そうではなくて、自分の気持ち、欲望を押し付けるばかりの、

半ばというか殆ど強引な行為は、レイプにも匹敵しそうなほど……。

ヒロインもヒロインで、「いや……」とか口では言いながら、

殆ど抵抗しない。

すぐに感じて、それに抗えないとかで、流されるように受け入れてる。。

なんだかな~~~と。

 

気持ちや雰囲気の高まりから、自然にそこへ入っていくなら

女子高生と大人の構図でも良いのだけれど、そうじゃないので、

ちょっとね…。

 

なんせ、何パターンも用意されてるのですよ。

色んなシチュエーションを。

サービスのつもりなんでしょうけれど、あまりに多すぎて、

ムードもロマンもなくて、段々、食傷気味に……。

普通のルートではまともな男連中ですが、エロルートになると、

殆どが、無体な仕打ちでひど過ぎる。。。

 

初めてのR18でしたが、みんなこんな感じなのかな?

 

その男性陣ですが。

 

メインの攻略は5人。その5人のベストエンドを見ると、

おまけでプラス1人。

恋恋の方では、更に、脇3人のうちの1人、ヤスが追加。

 

ここからは、簡単に個々の感想を。

 

f:id:narico555:20170209153116p:plain 那由多 龍 cv:仲達

 

桜組の若頭。ヒロイン沙紀にベタ惚れ。

この人が、メインなんだと思います。

カッコいい人なのに、どこか3枚目で、

あんまり頭良くないの。

でも、沙紀を崇拝してる感じで、ちょっとした事で

すぐに赤くなるし、ウブっぽい感じなので、絶対に

沙紀に悪さしなさそう、ちょっかい出さなそう、

……なのに、エロルートになると、この人も豹変。。。

まぁ、それでもこの人はマシな方かな。

あと、全部やり終えて思うのは、思いのほか、

ヘタレと言うか、頼りない人だな~と。

最初は、かっこいいし、ヒロインをすごく大事にしてるし、

命がけで守ってくれる頼もしい人なんだろうって思ってたのに、

案外そうでもなかったのが、残念でしたね。

 

f:id:narico555:20170209153727p:plain 朝生 義之 cv:先割れスプーン

 

桜組フロント企業桜コンツェルンの経営面を受け持つ、

異色のヤクザ。亡き先代が決めたヒロインの婚約者。

最初に出てきた時には、とても紳士的で優しい感じでしたが、

すぐに意地悪な本性を顕し……。

顔と言い、声と言い、絶対ツンデレキャラだろうと思って

いましたが、その通りでした。

この人、基本、酷い人です。ツンデレどころじゃないですね。

ほとんどデレないので。この人の優しい愛のセリフって、

極少でした。両想いになっても、冷たい。

例えば、「まずい」から「まずくはない」に変化する、って感じで、

捻くれてるんですよね。

でも、冷たい態度の裏で、結構、みんなの為になる事をしてるし、

本当は優しい人なんだろうと思うものの、それを決して見せない、

損な役回りの人でしたね。大好きな声優さんってこともあり、

良かったのですが、エロ系は、ひど過ぎました。

人でなし!って思うルートも。。。。

 

f:id:narico555:20170209154525p:plain 天音 京吾 cv:空野太陽

 

ヒロインの同級生。気弱で軟弱体質で、いつも学校で

イジメにあってる、見るからに頼りなさそうなキャラ。

ですが……。

この人、絶対に裏があるだろう、と思ってました。

かわいい顔してるけど、人格が豹変するほど、実際は

違っていて、本性が出てる時は、顔が変わります。

目つきが凄く、ガラが悪くなる。

まぁ、それには過去の事情があるのわけで。

こういう、二重人格っぽい設定のキャラ、嫌いじゃないです。

ただ、普段のビジュアルが好みじゃなくって……(;'∀')

ストーリー的には、面白かったです。

 

f:id:narico555:20170209155200p:plain 武藤 一郎 cv:風間瞬

 

ヒロインが通う学園の美術教師で担任。

新任で赴任してきたんだけど、とにかく面倒くさがりの無精者。

担任としての仕事を全くせず、委員長になったヒロインが

代わりにさせられる始末で……。

この人は、ダークホースでした。

いっつも眠い、眠いと寝てばかりで、ダラダラしてて、

喋りも眠そう、ダルそうな声と調子で、こちらまで

かったるくなるような喋りだったので、最初はうんざり気分

だったのですが、やってみると段々、ハマってしまった。。。

妙に癖になると言いますか。

絵を描く時には凄いんだけど、それ以外はからっきし。

放っておけなくて、ついつい構ってしまうもんだから、

武藤の方も彼女におんぶに抱っこ状態になってゆき……。

この辺、すっごい子供みたいなんですよ。

なのに、エロモードに入ると、何やるにも、ダルダルな人が、

えらい積極的と言うか、そんなことを女子高生にさせるのぉ??

と思うような内容でした……。

ギャップ萌えする人もいるかもしれませんが、驚きでした。

ただ、かったるい雰囲気が妙に色気を感じさせたりもするので、

本当にダークホースだなぁ~と思います。

 

f:id:narico555:20170209160002p:plain 灰谷 仁 cv:青島刃

 

ヒロインが通う学校の保健室の先生であり、闇医者でもある。

この人が、一番、まともだったと思います。

そして、一番、素敵でした。

最初はぶっきらぼうな登場ですが、親しくなってくると、

凄く優しくて親切。しかも、押しつけがましくない。

エロ系のルートでも、他の人たちと違って自然な流れで、

いい感じにドキドキできました。

 

f:id:narico555:20170209160805p:plain 喜多川 戴正 cv:子太明

 

暴力団専門の捜査四課の刑事。

全員のベストエンド後に開放されるのですが、親子ほどの

年齢差のオジサンだけに、全然、萌えも興味もなく……。

そもそも、他の人達より少ない2パターンのエンディング。

しかも、ラブエンドっぽくない。淡い想い程度の内容と、

全編を通しての、組同士の抗争に、実はこの人も関係してて、

その辺の詳細がこのルートで明かされただけなので、

正直、無くても良かったと思いました。

なんせ、エンディングの数が多いのと、某事件に全員が

関係している為、人間関係的に重複している内容が多く、

だからわざわざ、この人の独立ルートを立てなくても

十分描ける内容だったんですよね。

声優さんは良いのですけども。。。

 

f:id:narico555:20170209161707p:plain 遠藤 康成 cv:谷俊介

 

桜組の構成員。下っ端3人衆の中でも一番の下っ端。

FDのみ、アナザーで単独ルートで追加。

なかなか味のある面白い人なので、本編で人気があって、

希望者が多かったんだろうと思います。

普通にしてると、イイ男って感じですしね。

この人も、若頭と同じで沙紀を崇拝してるのですが、

なんせ下っ端なので、かなり消極的。

でも、面白かったです。

消極的な分、エロ関係では男女が逆転な展開でした。

なんていうか、この辺がね。

未経験の女子高生とは思えない行動展開でした。

 

 

と言うわけで、ボリュームたっぷりでした。

自分的にはエンディングの数が多すぎると思います。

数が多いばかりで、丁寧さに欠けているかと。

こんなにエンディングなくても、いいですね。

一人3種類くらいで十分。人数多いんだし。

でも、かなり楽しめたし、リニューアルパックだけに

2本のゲームで、尚且つ安かったので、お得感の方が大きいです。

特に『恋恋三昧』の方では、全エンディングをコンプすると、

ご褒美として、執事ストーリーが、ハニーとビターの2種類

用意されていて、それも面白かったです。

全部見ないと出ないので、途中で満足してそのままの人は、

もう少し頑張ってコンプされるといいですよ。

このFDは、色々と趣向を凝らしていて、楽しかったです。

こちらも長いけど、本編ほどではないので。

FDとしては長い方だと思いますが、私はこのくらいが丁度いい感じでした。

 

ところで制作の美蕾さん、、2013以降、まったく音沙汰がないようですが、

どうされてるんでしょうか? 気になります。

このゲーム、結構気に入ってしまい、また、大好きなお方が

出演されてる18ゲームが少ないのもあり、オペラ座の怪人

購入してしまいました……。

新しいの、無理そうかな。つぶれたのでしょうか……。

なんか、すみれの蕾とかも買っちゃうかも。。だって、、、声優さんがさ(*ノωノ)

 

 

まぁそんなわけで、、、、。

まだ、新品が安く出回っているので、興味のある方、どうぞ。

面白いと思います。

 

 

花朧~戦国伝乱奇~ 総括

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http://www.otomate.jp/hanaoboro/

 

戦国時代を舞台にし、織田と徳川が清州同盟を結んだ暫く後の

尾張国から物語は始まり、歴史上に登場した人物や独自の登場人物が、

史実に沿いながらも新たな戦国時代を描く、、、、

 

との事らしいのですが。

 

なんとも、中途半端~な後味だったと思います。

 

かなり前から、この作品はとても楽しみにしてたのですよね。

歴史好きなのもあるし、伝奇ファンタジー系も好きだし、

世界観が面白そうって思ったので。

 

だから、すごい期待してたのに、蓋を開けてみれば……。。。

 

美味しい要素はたくさんあったと思います。

世界観に設定も悪くなかった。

各攻略キャラも、多少の好みの差はあるけれど、良かったです。

各人のエピソードも面白いエピソードが多くて悪く無かった。

ボリュームも十分でした。

 

それなのに、なんだかピンと来ないのは何故なのか……。

 

思うに、たくさん詰め込み過ぎて、統制が取れてないと言うか、

纏まりに欠けると言うか、散漫と言うか。

 

長すぎるってのも、あったと思います。

それこそ、1年かけて大河ドラマで描けるほど、

怒涛の時代なんですよね。

ゲーム上では、時の流れが全然感じられないビジュアルですが、

実際には20年くらいの時間が、流れてます。

それくらいの月日の出来事を6章くらいで描いてる為、

内容的に端折ってますよね。それでも長い。

端折って長いから、妙に退屈……。

 

未来を変える、ってのがテーマとなるのかな。

運命を変える、とか。

ちょこちょこと、いいセリフはあるものの、どうも

やってる事は簡単と言うか単純で、

後代返しの代償も、なんか結果との釣り合いが

取れてないと言うか、失う物の価値の大きさが

いまひとつ理解できなかったし。

 

髪の毛1束とか、小指が動かないとか、思い出が

無くなるとか、一番大事な物を失うとか、

酷いのもありましたが、これで、それなの?って

思う事が多かったです。

 

あと、黒と玉の存在も、なんだか分かったような

分からないような説明だったのですが、私が単に

理解できなかっただけなのかな?

この2匹の存在意義も薄く感じたのですが。

だって、あまり役にたってなかったように思ったのですが。

コンシェルジュかサポーターか?みたいな……。

案内とか説明とか、チャチャ入れるとか、ツッコむとか、

そんな存在でしたよね。

空飛んだり後代返しする時くらいしか使えない。

それに黒は、市が問いかけても、はっきり答えないことが

多かったですよね。言葉を濁したり。

何のためにいるんだって、結構、思う事が多かった。

 

信長との時は、逆に余計な事を言ってるし。

信長を追い詰めるような……。

 

そして、幸魂の件……。

結局、序章で無くして以降、長政ルート以外では放置状態でしたよね。

 

なんか、長かっただけに、余計に色んな事が消化しきれずに

終わってしまったような印象で、モヤモヤ感が残ってるように

自分は感じています。

 

要素的には面白いのに、非常に残念。。。

 

 

そんな中で、ルートとしては、勝家ルートが

一番、面白かったです。

このストーリーは斬新だったと思います。

全体的に長すぎるのが難だと思うし、このルートも

長すぎて途中ダレましたが、魅力的な勝家で良かったです。

 

1位 勝家ルート

2位 信玄ルート

3位 信長ルート

4位 長政ルート

5位 半兵衛ルート

 

な感じですね。あくまで、ストーリーの内容としての

順位と言うことで。

長政ルートは微妙なのですが、比較的まとまり感は

あったと思います。

 

総合評価点は、3.5 かなぁ……。

 

ほんと、微妙です。

 

対武将って設定も、よく理解できないし。

ただ、彼らの短い後日談は、あって良かったと思いますが、

内容的には、差があったように思います。

真田幸村は、予想外につまらなかった。

可哀そうだったアランは、やっぱり可哀そうでしたが、

ちょっとだけ光明が感じられた、のかな?

光秀も、ここまできて、やっと同情……な内容でしたね。

どのルートでも、このゲームでの光秀はイヤだな、と

べーさんなのに思ってて、ちょっとそれが悲しかったのです。

個人的には、光秀は嫌いじゃないので。

 

なんにせよ、共通ストーリーでの、尾張での日々は、

面白かったと思います。

実際には、他国の城に他所の国の殿様が直接訪問、

なんてあり得ないので、すっごい違和感だったのですが、

ゲームだと割り切って見れば、この辺の登場人物たちの

交流は楽しかったし、織田家中の雰囲気も良かった。

市だけが、受け入れがたかったですが。

 

思うに、どうせ端折らなければならないのだから、

もっと大胆に端折って焦点を絞った方が

もっと楽しめたんじゃないのかな~。

時間の流れを思えば、壮大なドラマになった筈なのに、

そうならなかったのが、もったいなかったですね。

 

 

花朧~戦国伝乱奇~ 5.織田信長

f:id:narico555:20170205183020j:plain cv 谷山紀章

 

やっと、ここまで辿りついた~~って感じでしたね。

 

声優さん的には、信玄が一番興味ありましたが、

ビジュアルキャラ的には、この人が一番興味ありました。

 

小説でもマンガでもゲームでも、もっとも題材として

扱われる回数が多い、歴史上の人物ですし、

ダークな魅力が満載のお方。

 

ただ、今回のお話でのダークさ、狂気さは、

最初の長政ルートで見せていたくらいで、

他のルートでは、普通と言うか、現実離れぶりは

あまりなく、歴史の流れを作る背景っぽい印象でした。

なので、本人ルートでは、長政ルートで見せた

魔蒼系の姿がどう描かれるのか、楽しみでした。

それと、市との関係も。

 

結論から言えば、まぁまぁ楽しめましたね。

冗長な印象ではありましたが、信長の孤独には同情しました。

特に前半は、市より信長に激しく共感したと言うか。

だって、市は、ほんとに甘いんだもん。

彼女が思う事は、なんか現代の視点的思考な印象で。

今なら正しい考えと思うけど、あの時代では、

あまりに現実を知らない理想論者としか思えず。

まぁ、そう作られてるから仕方ないのだけれど、、、。

そういうヒロインがいないと話が進まないのかもしれないけど、

いい加減、もう少し違った角度からアプローチするような

ヒロインを作り出して欲しいなぁ、と最近はよく思います。

 

現実見ずに自分の考えを押し通す、しつっこいヒロインには、

あまり共感できないので…。

攻略キャラが魅力的でも、プレイ中イライラすることが多くて

楽しみ半減するんですよね。。。

 

このルートでは、それでも市が、なんだかんだ言っても

信長の思うように使われてしまってるような状況だったのが、

これまた、なんとも言えず中途半端感。

喉に魚の骨が刺さっているような、取れたような、

どっちなのか分からなくて気になる感じとちょっと似て。

 

結局、市の目的って、なんだったの?って。

どうしたいのか、どうしたかったのか、段々わからなくなりました。

恋心を意識してからは、特に。

目的がすっかり変わってしまったように思います。

 

そもそも、全体的に、紆余曲折なストーリ運び。

他ルートをさらに上回る、信長の市への溺愛ぶり。

正直、そこが楽しみでもあったのに、黒に否定されたら豹変。

なんだかな~。

 

結局、可哀そうだったのは、信長でしょう。

信長ルート、信長が一番可哀そうでした。

愛エンドも常エンドも、あまりスッキリした感じしなくって。

 

可哀そうなばっかりで、萌えもキュンもあまり無く、

折角の、一番美しくて紀章さんの素敵な声だと言うのに、

そのうま味を堪能できなかったのが、残念です。

 

それでも、全体としては、楽しめはしたのですけどね。

重かったですが。

 

このルートで、1点、不謹慎ながら妙に笑えてしまったのが、

最後の方の、帰蝶と光秀のスチル……。

帰蝶さん、別人やん!!あまりのお美しさに仰天しました(;^_^A

 

それにしても、幸魂……、いいんでしょうか。行方知らずのままで。。

 

 

花朧~戦国伝乱奇~ 4.竹中半兵衛

f:id:narico555:20170204201352j:plain cv浪川大輔

 

斎藤家に仕えていた、天才軍師。

一人を好み、誰に対しても素っ気ない。

 

最初は客人として織田家に滞在し、後に秀吉配下として

軍師として仕えることになるのですが。

 

とにかく、冷たいです。

出る言葉も辛辣。

 

他の人のルートでは、ほんとに意地悪で捻くれてる感が

強い為、攻略意欲があまり湧いてこないキャラでしたが、

この人は、ただの人では無さそうだって臭いは

プンプンなので、隠されている物を知りたいって気持ちが

強かったですね。

 

で、いざやってみれば、なるほどね~~~っていうのが

感想でしょうか・・・・(^_^;)

 

ただ人では無かったのは、予想通りでしたが、

こういう話の展開になるとは思ってはいませんでしたので、

面白くはあったと思います。

 

ただ自分的には、この幼いビジュアルには萌えられなくて。。。

なんで、ここまで子どもっぽくしちゃったんでしょうねぇ。

浪クンだし・・・。

 

史実的にも、確かに半兵衛は若いのだけれど、

でも市と出会った時期的には、十代後半から二十歳くらいの筈。

ショタ、とまではいかないけれど、ちょっとね。。。

可愛くはありました。

二人のラブシーンなんかも、可愛らしい。

まるで小さな恋のメロディみたいな。。。

わかる人は、大人ですね^^

まっ、微笑ましくてね。

萌えとかキュンでは全くなく。。。

 

そして、半兵衛自体は、可哀相な境遇だったけれど、

その割には、悲しいって感情があまり湧いてこなかった。

どうしてなのかなぁ。。。信玄は全体通して悲哀感があっったのに。

このルートだって、話の筋としては、可哀相なのにね。

 

それにしても、ゲホゲホごほごほで、弱っちい筈なのに、

随分とやられて、しぶといと言うか、なかなか死なないのには

ちょっと驚きました。

もちろん、デッドエンドでは死にますけど、絶命しそうなほど

やられてる感満載だったのにねぇ。生きてるのが不思議なくらい

やられてましたものねぇ。。。

 

どうにもピンと来ない、半兵衛ルートだったと思います。

玉藻狐に関しても、なんか、はぁ???な感じだったし。

 

あと、やたら長く感じました。

何度も同じことを繰り返してたからかな。おにぎりエピソードとか。

半兵衛が頑な過ぎるからってのもあるけれど、

市がしつこすぎるのも、共感できなかったし。

道三との件も、消化不良な印象でした。

 

攻略制限かかってたこともあって、最後から2番目に

持ってきましたが、順番としても妥当だとは思いますが、

勿体ぶった割には、イマイチな内容だったと思います。

 

 

 

中断してアールじゅうはちとかやってます(..;)

『花朧~ 』中断しています。。。

 

しもんぬ@信玄が良かったのもあるのですが、

なんかもう、勝家と信玄で満足しちゃった感と言うか、

この後の半兵衛と信長にいまひとつ食指が動かないと言うか、

中断して他のゲームに手を出すのは、私にとっては

非常に珍しいこと・・・・

 

従来なら、さっさと終わらせてから次ぎへ行くのですけどね。

 

 

なんか、すっごく期待してただけに、肩すかしな感じなのかな。

つまらない、と言うわけでは無いのに、我ながら不思議です。

 

でもって、初めてr18のげーむに手を出しています。

 

PCげーむはしない主義なのに、大好きな、最愛の方が

出演されていることもあり、前々から興味のあった

『仁義なき乙女』のFDとのみっくす版が安く出てて、

面白いとの評判だったので、買ってしまいました。

 

古いゲームです。

自分のPCがvistaなので、ハードを整理して、空きができたので、

思い切って買ったはいいけど、私のvistaは、以前、色んなものを

削除した際、してはいけないものまで削除してしまったようで、

DVDが見れない等の不具合があって不便だったのですが、

買ってディスク入れたら、反応しない・・・

 

つまり、できませんでした(゚◇゚)ガーン

 

このゲーム、対応がWin7まで。

 

もう1つあるPCは、8。。。。

 

う~~~~ん、、、どうだろう?

 

諦めていたけど、だめ元と思ってやってみたら、DL&インスト、

出来ちゃった。でもって、実行も・・・・

 

そんなわけで、そのまま突入。

 

ここんところ、そればっかりやってました。

なんせ、エンディングの数が非常に多くて、ボリューミー。

 

でもさすがに、もう食傷気味です。

まだ本編なのに。

 

あと1人で終わりますが、この休日は、『花朧』に

戻るつもり。家族いるから、さ・・・(〃'▽'〃)

 

なので、明日の夜には、半兵衛あげられるかな~?

 

『仁義なき乙女』の方も、全部終わったら感想あげます。

こちらは、攻略きゃら別ではなく、全体の総括として。

古いゲームだから、あげる意味無い気もしますが、

自分的な記録として。。。

 

 

花朧~戦国伝乱奇~ 3.武田信玄

f:id:narico555:20170130200016j:plain cv下野紘

 

とても切なくて悲しいルートでした…。

 

史実の信玄とはイメージが全然違っていて、温厚でちょっとどもり気味の

口下手で、すごくゆっくり話すんですよね。

言葉を選ぶのに時間がかかってるようですが、非常にゆっくり、

尚且つ、間も長くって、言い終わるまでにかなり時間かかる事が多く、

正直ちょっと、じれったかったりしましたが。

 

でも凄く良かったです。

チャキチャキしていた勝家の後だけに、まるで対照的な雰囲気とキャラ。

でも、重みがあって、見ごたえがありました。

さすがに甲斐の国主ですね。責任が違います。

そして、このルートでの市姫は、良かったです。

ただ、早い段階で彼女の正体が分かってしまうため、

思い悩みながらの展開でしたが、長政の時みたいに

ヤケのやんパちのようにはならなかったのは良かったし、

自分の気持ちに気づいてからは、ただ信玄のそばにいたい思いを

迷いなく貫いていく姿には、涙しちゃいました。

最後まで、よく頑張ったね、って感じでした。

 

だけど、ねぇ…。

結局、信玄は肺を病んでるわけなので、長生きはできないわけで。

本来なら既に死んでるのよね。

それだけに、後半は今にも死にそうな状況だけに、

気持ち的にも落ち着かないと言うか、ハラハラした気持ちになってました。

ラブエンドとなっても、先立たれてしまうんだな~なんて思って、

ちょっぴり悲しかった。。。

 

そして、しもんぬの演技…。

良かったよぉ~~。

難しい役だったと思うけど、ジ~~ンと胸に沁みてくる感じでした。

普段の喋りは噛んでばかりなのに、いざという時には、噛まないどころか

強い武将らしくて、凛々しくてかっこ良かった。

過去に受けた傷をずっと背負って、穏やかで優しいけれど寂しげな信玄の

悩みや苦しみが伝わってきて…。

市との事もね。。。

結局のところ、悲恋物語って感じます。

可哀そうな場面も多かったように思うし。

 

勝家の時は、割と萌えキュンが多かったけれど、

このルートは萌えと言うより、感動、でしょうか。

そして、ツーンと胸がちょっぴり痛くて。

 

久々に、ウルウルしてしまった信玄ルートでした。

 

 

 

 

花朧~戦国伝乱奇~ 2.柴田勝家

f:id:narico555:20170129133842j:plain cv櫻井孝宏

 

織田家古参の家臣。以前は信長の弟・信行に仕えていた。

女と酒が大好きで、信長に対してタメ口で話す。

 

この人のルートは強烈でした。

すごく面白かったです。

最初は、史実の勝家らしくないキャラなので、不思議な感じでした。

豪放で大雑把なのは良いのだけど、もっと無骨で頭の堅い人だったので、

これほど軟派で派手な人って、らしくなくてピンと来なかったのですが。。。

 

そういう元のキャラを思わなければ、ここでの勝家はとっても

魅力的。櫻井さんの演技も、すごく新鮮で良かったです。

史実的には勝家は全く好きではないので、複雑な思いながら、

話の内容には夢中になりましたね。

 

史実では、長政と死別後に再婚して共に北之庄で亡くなるわけですが、

ここでは、どこまでやるのか?どういう結末になるのか?

興味津々。それに、長政との関係も気になりましたが、流れ的には、

全部やって本当に史実の最後までだった為、えらく長く感じたし、

やりでもありました。

 

二人の関係も良かったです。

勝家の、市への距離感も絶妙でしたね。

意外に思ったのは信長。

なんせ、長政ルートで、狂気に落ちたサターンのような信長を

見た後だけに、ええ~?いいの~?って思うことしばしば……。

 

そして、秀吉…。

いや~、こうやって織田家サイドから見ると、秀吉って悪いヤツだよね。

百姓から成りあがったせいか、いまだに人気者だけど、

よくよく見れば、漁夫の利を得たズル賢い簒奪者…。

この人、人格がこの時変わったよね。

そして、晩年更に変化して。。

そんなことを思いつつ、何より一番驚いたのは、勝家本人でした。

 

何か裏があるのだろうと、思ってはいたけれど、

まさかのまさか。。。

これには驚いたし、また面白かった♪

ただ、この正体、、、史実的には後年秀吉に…って結末が

待っているわけだけど、どうなんでしょうねぇ……。

 

さて。

ストーリーは面白かったのですが。

長政の時にも思ったのですが、時の流れが全く登場人物に

反映されていない!!

まぁ、主人公たちがビジュアル的に歳を取らないのは良いとしても、

周囲のさぁ~。子供とか。

なんで、最後まで子供のままなのでしょうね?

何年も経っている筈なのに。

すっごい、違和感。

 

それから、後代返しもねぇ。。。

1周目の長政の時はチャチな印象でしたが、今度は凄すぎる代償。

正直、代償が凄すぎる割に、思わしい結果が得られていない。

見える未来はほんの短時間で、前後の状況がよく分からないし、

長い時間の中で切り取られたほんの短い出来事を阻止したからって、

その結果がどうなるかも分からない。なのに、大きな代償を

求められるのってね。使う意味があるのかな?やり方を間違えれば

更に悲惨な結果になりかねないし、実際、そうなってるエンドもあるわけで。

なんだか却ってすごく不条理に思えてしまいました。

 

後代返しなんて、なくても良かったかな~。

黒狐の黒い炎が使えれば、それだけで十分でしょうに。

 

ああ、そうそう。

長政がね、このルートでは不憫で可哀そうでしたね。

史実通りにここでは政略結婚しましたが。

その時に、蒼い玉も戻ってくるのかな?と思ったけれど、

それもなかったですね。あれは長政ルートだけなのでしょうか。

 

それにしても、ここでの前半の市姫は、まるでストーカーのようでした。

いやほんと、姫らしくなさ過ぎるキャラでしたが、

長政ルートよりは気にならなかったのは、勝家の魅力のお陰かもしれません。

それほど、強烈な魅力を放っていた勝家さんでした。

 

 

 

花朧~戦国伝乱奇~ 1.浅井長政

f:id:narico555:20170123180414j:plain cv 浅沼晋太郎

 

1周目と言う事で、公式で推奨していた、浅井長政でいきました。

 

そもそも、史実的に見ても、この人が本道でしょうしね。

 

で、ざっくりした感想で言いますと、何とも微妙でした。

楽しめはしましたが、思っていたよりも薄味だった印象。

 

今回まず思ったのが、ヒロインの市の有り様。

各攻略キャラは、素敵だと思います。

それだけに、ヒロインは実在のお市の方にせずに、

よくある架空の女の子の方が、この物語の世界感に

より入りこめた気がするんですよね。

 

市と長政の取り合わせは、戦国の世では

美男美女相思相愛なベストカップルの代表みたいなもので、

政略結婚であったけど、お互いにひと目惚れのような形で

仲が睦まじかっただけに、このルートでの物語は、

自分的には凄くまどろっこしくて、物足りなかったです。

 

後半の長政は、それでも男らしくて良かったです。

でも、市がね。

いやに後ろ向きで、ああ言えばこう言う状態で、

変な所で妙に頑固でイライラしちゃいました。

あれこれ自分で考え過ぎ。で、その自分の偏った考えで

勝手に行動しちゃって、あまり共感できなかったです。

 

相手が長政だけに、二人強い愛で結ばれて、運命を

変えて行くのかな~?って思ってたのに、多いにハズレましたね。

 

そして、今回取り入れられた、作戦始動手合わせ、、。

これ、戦の臨場感を出すのが目的なのか、よくわからないけど、

無くて良かった気が。

確かに、ここを飛ばしてみると、戦すっ飛ばして結果へすぐに

辿りついちゃうので盛り上がりに欠けるのだけれど、

だからと言って、手合わせしても、3秒って制限あっても

最後の1秒で答えが分かっちゃうし、そもそも選択肢の内容が

はぁ?って思うものもチラホラあって、そういう点で

意味を感じられませんでしたね。

それなら、あえて時間制限を設けずに、普通の選択肢に

してくれた方が良かったかと。

 

そして、普通の選択肢ですが、選択肢と選択肢までの時間が

長くて、結構、ダレました。。。読みが長くって。

その割に内容は浅い感じで。

推奨1周目のルートだからこそ、あえての作りなのかと思うので、

この時点では、まだ何とも言いようもないのですけども。

 

それから、後代返し。。。

これも、ちょっと期待外れだったと言うか。

小手先でちょこっと変えただけな感じでした。

対価を払わされるのだから、もっと大掛かりなのかと思ってました。

しかも、介入した結果がどうなるのかまでは、いまいち分からない……。

う~ん、、、なんだかな……(-"-;) ??

主人公が市だけに、彼女の運命を大きく変える為に、

もっとガッツリ太い内容になるのかと思っていただけに

肩すかしを喰らったような気がします。

まぁ、この小谷城と長政の運命が逆転したってだけでも、

有り得ない訳ですから、ゲームならではなのだとは思いますが、

その後の浅井や二人の人生にまで話しが及ばないのも

物足りない一因でしょうか。

 

さて、ストーリーとは別に、絵の方はとても綺麗でしたね。

人物も良かったし、背景は秀逸だと思います。

システム設定も、各人物のボイスを調節できる機能があるのが

自分的には非常に嬉しいです。

声のトーンの違いによって、同じ音量でうるさい人と聞こえにくい人が

いるので、調節できるのは本当に助かります。

 

ただ、効果音が、ね……。

特に、足音。

急いで歩いてる人のがドタバタするのは当然ですが、

畳なのにドタバタ、女性なのにドタバタ、

ペッタペッタした足音だったりもして、はぁ???でした。

これは正直興ざめ。特にペッタペッタしたのは気持ち悪かった。

足音に関しては、もっと気を使って欲しいです。

他のゲームでも、変な足音だったりする事がよくあって、

雰囲気ぶち壊しなんですが、スタッフさんは気にならないのでしょうかね?

業界全体として、要改善を望みます。

 

そんな訳で、1周目は少々辛口な感想となってしまいました。

1周目は、いつも微妙ですね……(^_^;)

 

次は、勝家でいきます。

 

 

遥かなる時空の中で6 幻燈ロンド -総括ー

f:id:narico555:20170119153448j:plain

http://www.gamecity.ne.jp/haruka6/gentourondo/

 

フルコンプ、致しました~\(^o^)/

 

あ~、ヤレヤレ。。。

 

まぁ、手堅く、ボリューム十分に楽しめましたね。

 

このシリーズ、私は第一作の「八葉抄」が一番好きです。

最初に出た時、すごくハマりました。

ただのラブロマンスだけではなく、何より怨霊との

戦いがあることが、ゲーマーな自分には合ってたんですよね。

それでも、シリーズの回を重ねるうちに段々飽きてきて、

4辺りから、もうやらなくてもいいかも……状態だったのが

6で復活したのですが。

 

戦闘システムも新しくなり、札での戦いもわりと面白かったので、

同じ形態の今回も、当然ながら、戦う部分は楽しかったです。

無印がPSPだった為、データが引き継げないから少々不安でしたが、

その辺は全く問題なかったですね。

 

戦闘に関しては、システムも改良され、地図場面に入ってから、

行動を選択する前なら同行者の選択をやりなおせるように

なってたのは嬉しかったです。

地図を見て、敵の属性を確認してから同行者を選び直せて、

とても戦闘がしやすくなりました。

それと、梓に限っては、地図上でいつでも札を選択しなおせるので、

これまた敵の属性に応じて変えることができ、良かったです。

以前は、属性の不利な相手とも戦わなきゃならない事も

少なく無くて、苦戦する事もあったけど、今回はそれもなく。。。

 

それと、同行者同士の奥義システムも戦いを楽に進められて

良かったですね。

ただ、進化札は、前半は良かったのだけど、奥義を使うと

バンバン取れたりするので、後半は必要なくなってしまい、

それが出る度に、イライラしちゃいました。

だって、捨てるしかないんですもん。

せめて、最終進化後は、強化札に変わるとかしてくれたら

良かったのにねぇ。

今回、この進化札登場のせいなのかは分かりませんが、

強化札の獲得率が低かったたと思います。

まぁ、購入させる意図があったからかもしれませんが。

でも元々多い攻略数の上に、更に人数が増えたから、

購入しなくても、後半までくると、かなり強く育つんですよね。

まぁ、全札マックスとまではいきませんから、

そこまでさせたい人は購入するのかもしれませんけど、

どうなんでしょう。いらっしゃるのかな?

早くから強くしたい人は購入するのか?

でも、前のデータを引き継いでるのなら、十分な気がします。

引き継げていない私でも、満足してるくらいだし……。

 

後は矢張り、面白くても、10通り以上もやっていれば、

飽きてきますね……。

特に、共通ルートの前半は、イベントが少なくて、

戦ってばっかりだったので、段々だれてきてました。

 

今回、前作の無印よりも、話しの内容も薄い感じだし、

イベントも少なめだったと思います。

目標設定も低めだったせいか、すぐに目標も達成し、

イベントもあまりなく、強化札もなかなか高ポイントの方が

出ない為、何度もセーブ&リロードを繰り返したりして、

その辺が、とても退屈に感じられ。

 

個別のイベは、それぞれに内容は悪くはないのですが、

次のイベとの間が長いせいか、気持ちがあまり

盛り上がってこなかったです。

間延びした感じ……。

それから、梓のキャラが、いまひとつ統一感が無かった気が。

え?って思う言動が目立っていたように思います。

攻略対象達も、いまひとつ覇気が無いと言うか……。

 

虎なんか、毒気が抜かれてしまった感じがしましたね。

そんな中で、今回はよく活躍して良かったと思わせてくれたのは九段。

子どもッぽ過ぎて、全然男性って感じがなかった前作よりは、

大人の男っぽさが出て来てたし、星の一族の長として頑張ってました。

コハクは相変わらず健気でいい子だったし、前作の現代エンディングは

可哀想だったので、今回のは良かったと思いました。

有馬も、なかなかキュンさせてくれましたが、何より後半の

強制退場状態は、ちょっと可哀想かと。

彼が欠けた状態での他の人ルートは、本当に寂しかったです。

 

そして、今回、誰より良かったのは、矢張り萬ですね。

新キャラだけに、新鮮だったし、一番活躍したキャラでした。

彼の為の物語だったと言っても良いくらい。

そしてガッカリだったのは、藤堂さん。

安い感じのキャラでしたね。セレブなのにwww

解決方法は、各ルートで色々バリエーションがあって、

まぁよく考えたよな~と、感心もしましたが、

散々な事をしておいて、ちゃっかり助かったりしてるエンドは、

どうにもイケ好かないと言うか、ムカつきました。

深く反省してるならともかく、なんかサッパリしてると言うか、

平然としていると言うか、簡単過ぎるよ~と思いました。

もう少し、深みのあるキャラなら良かったのに。

単なる自己中のワガママ坊やにしか思えません。

 

 

そんな訳で、人数が増えた分、ボリューミーではありましたし、

戦闘面やシステム面では良かったのですが、如何せん、

やはりシナリオに物足りなさを感じました。

前作の無印の方が、やりでがあったし、充実感もあったかと。

 

あとですね。

FDでなくてもいいから、前作の大団円ルートの続き、ではなく、

各人の個別ラブエンドの続きとして作って欲しかったです。

この短さで、またラブエンドへ持ってくのは、矢張り過程として

薄味になるのは仕方ない。

自分としては、前作の、結ばれた後の続きの、新たな冒険劇を

期待していたので、そうでなかったのが残念でした。

各人、過去からの色々な事情を抱えていて、それを知り、

一緒に乗り越えて結ばれた熱い過程があっただけに、

また一からやり直しってのはね。

恋人、婚約者となった関係から、二人の絆と仲間達との絆を

更に深めて行く形で今回の事件に挑んだ方が、もっと

面白かったように思うのですが、どうでしょう……。

 

で、新婚ドラマは後売りって……。

1つもDLしませんでした。

興味は非常に湧くけれど、なんか勿体なくて。

一番欲しい美味しい部分を、こういう形で持ってくるのは

ズルイ気がします。

 

なので、今回の評価は 3.8……くらいかな。微妙です。

面白かったし、長く楽しめたのですけどね。

あと、最近は早期予約特典が付くゲームが殆どなのに、

これにはそれが無かったのも残念でした。

色んなボックス販売で展開してたからでしょうけれど、

なんかケチくさい気が…………(-"-;) 

 

萌えキャラ順位は、

 

1位 萬

2位 ダリウス

3位 有馬

4位 ルード

5位 コハク

 

それとは別に、萌え無かったけどエールを送りたいのは九段。。。

 

無印が良かった分、見劣りしてしまった気がする今回でした。